先月、山梨は白州のわたなべさん宅を訪問した時のことです。
「masan、スナメリバッチを少し預かってくれませんか?」と依頼されました。
スナメリバッチとは?

スナメリが暮らすような素晴らしい環境を持つ、山口県上関町祝島で、
中国電力が原子力発電所を建てようとしています。
そしてそれに反対する住民や有志の人々が
建設中止を訴える活動をしていることはご存知ですか?
鎌仲監督の映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の舞台でもあります。

そんな最中、中国電力が、阻止活動を続ける人々を相手に訴訟を起こしたそうです。
彼らにはそれに対応できるような資金はありません。

そこで、有志の方々が「スナメリバッチ」なるものを作りました。
そして、それを一個500円で販売し、全額を
「虹のカヤック隊」と「祝島島民の会」に寄付することにしました。
そのスナメリバッチがこれです。
(はださん、勝手ながら画像いただきました。)
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そのスナメリバッチを広く知ってもらおうと、わたなべさんが取り寄せたのですが、
ちょっとした行き違いで、お願いしたよりも多くのバッチが届いたとのこと。

「その一部をmasanが受け持ってもらえませんか?」という依頼だったのです。
「はい、喜んで!」と30個を預かりました。
でもこれをどうやって広めていくか?

地球宿でのワークショップの帰りに泊めさせていただいた「なかや」で、
ときさんにこの話題を出しました。

すると、ときさん。はっとしたような顔つきになりました。
「実はこのスナメリバッチのことは以前から気になっていて、
僕も参画しようと意識はしていたんだけれど、
なかなかきっかけがつかめなかったんだ。
でもこうやって目の前にスナメリバッチがやってきたということは、
『これに関われ!』ということなんだね。」と、二つ返事で了解してくれました。
そして、私が預かった30個のうち、半分の15個を受け取ってくれました。

その気概が嬉しくて、残り15個を持って別れた私。
次に、視力回復の整体師・けんちゃんと会った時にも、
スナメリバッチの話題を出しました。
「一つ買ってもらえないかな?」

するとけんちゃん。「もっとないの?」
「あるけど?」
「じゃあ、10個買います。」
その場で10個買い取ってくれました。

ということで、私の手元には5個だけが残りました。
もちろん私も自分で付けたので、残り4個です。

さて、このスナメリバッチ。
これから「もりのいえ」は積極的に告知していきますが、
その際に、説明資料的なものがあると、伝言ゲームにならずに済みます。
何かないかと思案していたら、
わたなべさんから幾つかの情報が届きました。

まずはメッセージシートです。その内容を転載します。

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■七色のカヌーとスナメリ■

瀬戸内海にいま、「原子力発電所」が作られようとしています。

山口県上関町祝島漁協のおばちゃんおじちゃんたちは、なんと28年も前から、
中国電力による漁業補償金の受け取りも拒否して阻止し続けてくれています。
それは、ただ今の自分の生活を守るためではなく
未来の自分たち子孫のために豊かな海を守りたい、
という願いからだといいます。
海はつながっています。そして、空も。そして人もすべての生き物も。
そのつながりを、その願いを、バッジに込めました。
シーカヤックで海に出て、圧倒的な力にくじけそうになったとき
海面に現れたスナメリの姿や美しい海の景色に何度も癒されました。
私たち1人1人の生き方が未来を決めます。
どうか、自分たちの子孫のために豊かな海を守るためにお力をお貸しください。

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これは販売する際のポップ記事です。

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●スナメリくじらのピンバッチ●
ひとつ、500円 ~

非暴力をモットーに上関原発の反対運動を行なっている
「虹のカヤック隊」と「祝島島民の会」に全額寄付させていただきます。
彼ら彼女らは、中国電力から4790万円の損害を栽培所に提訴されていて
その裁判資金などで困っています。

おつりの方はこの箱の中からお願いします!

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そして最後に、スナメリバッチを製作した、秦(はだ)さんのブログです。
こちらを入り口に、様々な情報が手に入ると思います。
よろしければ、こちらもどうぞ。

ということで、「もりのいえ」でも販売していきますが、
(もちろん、マージンなんていただきません。全額寄付します。)
関心を持っていただいた方は、
秦さんの連絡先に直接問い合わせていただいても良いと思います。
ということで、秦さん、よろしくお願いします。

正直言って、反対するだけが手段だとは私は考えていません。
しかし、現実に負の力が前に進もうとする時、
「今、それを止めなければ、将来に大きな負の遺産が残ってしまう!」
という場面はあります。
その「止める力」に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
これまでの「加子母国際交流協会」が「グローバルネットワーク加子母」と名を変え、
今後の活動を検討していましたが、ようやく具体的な行動が始まりました。
その第一弾は「かしも夏祭り(8/11)への出店」です。

私が呼ばれた時には既にそういう流れになっていたので、
「何で国際交流活動の第一弾が夏祭りなの?」と最初は素朴に疑問を感じましたが、
「とにかく活動資金がないので金を集めねば」
「まずは身近なテーマから事を起こして、仲間づくりをしたい」
という説明を聞き、ともかく納得。
やるならば全面協力しましょうということで、数名でいろいろアイデアを出してきました。

そして紆余曲折を経て決まった売り物が以下の通り。
・リンゴの形をしたボトルのアップルジュース(アメリカ)
・ビール「グロールシュ」(オランダ)
・「コロナ」ビール、ライム添え(メキシコ)
・つまみ「ナチョス」サルサソースがけ(メキシコ)
・手作りクッキー(アメリカではよくこうやって資金集めをするらしい)
・ポップコーン(アメリカ?)
・ちぢみ(韓国)

これらを事前購入あるいは現地で作って販売しようということになりました。
どう?国際色豊かでしょ?
ちなみに「グロールシュ」が入っているのは、
もしビールが売れ残ったら「加子母自ビール組合」が買い取るということで、
リスク回避を狙ってのことです。

でも「ちぢみはどんなペースで焼ける?」「どうやって盛る?」「どれだけ人手が要る?」・・・
私を含めてまだ付き合いの少ない人同士だし、勝手が分からないことだらけです。
ですから「一度試作してみましょうよ。」と声を掛け、
31日に「ふれあいのやかた加子母」でやってみることにしました。
とにかくメンバーのコミュニケーションが大切ですから。

そして私が提案したのは、
「その場を利用して会のPRをできるようにチラシを作ること」です。
はじめは皆さんピンときていなかったかもしれませんが、
先日サンプルを作ってお見せしたら、
「こういうのがあればいいね!」と言ってくれました。
これまでの加子母での国際交流の経緯、これからやろうとしていること、
そして何よりも「私たちはこういう思いでやっていきたいんだ!」
というメッセージを盛り込みます。
それがあることで他の人にも話をしやすいし、自分達の意思の確認ができます。
これから文章とマークを決めていきます。
(この内容については私なりに思いがありますが、それはまた次の機会に)
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また、昨日は加子母中学校で英語劇がありました。
これはグローバルネットワーク加子母の主宰者・ジャスティンが、
昨年も別の知人を呼び寄せてやった劇を今年もやったのですが、結構面白かったです。
ニック・ガスリィさん演ずる「キャプテン・スメリー(臭う船長?)」が皆の前に現れ、
初対面の生徒達と英語でコミュニケーションを取りながら劇に参加してもらう、
スリルとサスペンスに満ちた物語です。
始めは静かにおずおずと対応していた生徒たちでしたが、
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何人か指名されて即興で劇を演ずるうちに、
やっている側も見ている側も乗ってきて次第に和やかになり、
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最後まで楽しめました。
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こういうのを「インタラクティブ劇」と呼ぶのだそうですが、
一人で場を作っていける俳優さんってすごいです。
私はこの手の才能がないので、羨ましい限りです。

さてともかくも活動が見え始めた「グローバルネットワーク加子母」です。
いろいろやりたいことはあれど、まずはもっと会を知ってもらい、仲間を増やしたいですね。
ということで、まずは8/11の夏祭りを一緒に盛り上げてくれる仲間を募集します。
もちろん外国人である必要もなければ、
外国語を話せなきゃならないということもありません。
加子母の人にも限っていません。
「いろんな縁を広げ、大切にしたい」という気持ちを持つ方なら誰でもOKです。
「何か面白そうかも」と感じていただければ、是非ご連絡ください。
お待ちしています!

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以前、「グローバルネット加子母」なる会が発足した話を書きました。
その際に提出された資料や、出席者のお話を聞いたところ、
大体こんな経緯でスタートした様でした。

・加子母では今まで幾つかの国際交流が行われてきた。
・その受け皿の一つに「加子母国際交流協会」があったが、
 2005年の合併で、活動が中津川市全体の国際交流協会に集約されることになった。
・ところが、実は加子母だけでつながっている交流もあり、
 それらは市の事業としては位置づけられない。
 これらはこのままでは途絶えてしまう可能性がある。
・ついては加子母独自に有志の組織を作って、オリジナルな活動ができないだろうか?

といった感じでした。
合併というのは、いろんな分野に影響を及ぼすものなのですね。

さて、前回の会議では、組織作り、資金づくり、人集めなどについてどうする?
という意見が出ましたが、
「ともかく何かやりましょう。」ということで、
英語劇をすることと、加子母の夏祭りに会として参加することが決まりました。
この二つについては事前に主要メンバーで話し合われていた様子なので、
私は口をはさむつもりはありませんし、できる限り前向きに参画するつもりです。

でも、実は少し懸念を感じていました。
「何の為にこの会をするの?」
「この会で私たちは何をしたいの?」

目的や思いと言うか、ビジョン、パッション、メッセージと言うか、
私たちが伝えたい気持ちを明確にしないままに事を始めてしまうと、
知らぬ間に思いもよらぬ方向に会が向いてしまい、
「私たちって何をしたかったのだっけ?」となりかねません。
現実に私はそういう会を幾つもみてきています。

ところで、会の目的なるものはできていました。
目的:「交流支援・情報発信・文化学習」
「この協会は、国際化時代に即応した加子母地域づくりにおける、国際交流支援、情報の発信と収集、異文化学習の推進に寄与するため、組織を持って活動することを目的とする。」

これはこれで意味のあるものです。
でもこれは会社でいうところの「定款」にあたるもので、
必要だけれどそのままでは相手に伝わりにくいです。
これでは私も含めて誰もが会の説明をできません。
「もっとストレートに思いが伝わるような、
そして何かあった時にメンバーが立ち返ることができるメッセージがないものかな?」
できるだけシンプルな言葉で、そしてすぐに相手に伝わるコピーがあれば、
それを御旗にして進む事ができます。(表現が古いか?)

最初は私一人で素案を考えて、次回の会議で提案するつもりでいました。
でも考え直し、何人かに声を掛けて集まってもらい、
意見を聞きながらまとめていくことにしました。
もちろん、食事やお酒を飲みながらね。
そんな集まりが昨夜我が家でありました。

やってみた感想ですが、やっぱりやってみるものですね。
最初は誰もが雲を掴むような様子でしたが、
次第に面白い視点やアイデアが出てくるようになりました。
「なるほどなぁ。」という感じ。ちょっと光を見たような気分です。

で、それは何かって?
書きたいんだけれど、前置きに行数を食ってしまいましたので、
もったいぶるようですが、次回をお楽しみに。