「自分が社長の会社をどうやったら辞められるか?」
分かるようで方法が分かりません。
ある日、思案しながらスーパーで買い物をしていたら、
入り口で司法書士さんとばったり出くわしました。

この方は我が会社を設立した時にお世話になった方です。
「ここで会ったが三年目!」とばかりに立ち話で相談したところ、
「ならば私が全て代行してあげますよ。」とのこと。

「そ、それは嬉しいのですが、お金をかけたくないのです。」
「う~ん、そうか。」としばし思案して出た言葉に驚きました。
「ならば私が全ての資料を揃えてあげる。
その資料を提出すれば事が済むようにしてあげるよ。お代はいらない。」

「いや、そんな訳には・・・」
「いいから、いいから!」と言って去っていかれた司法書士さんが、
昨日来て下さいました。

そして本当に全て資料を揃えておいてくれて、私はサインをしただけ。
「あとはこれに収入印紙を貼って、法務局に提出すればいいから。」

「どうしてそこまでしてくれるのです?」
「だって、頑張って生きている人を応援したいじゃないか。」
思わず涙が出そうになりました。

この司法書士さんとは、会った時からウマが合いました。
思想が似ている感覚です。
昨日もひとしきりお互いの思いを語り合い、ますますその意を強くしました。
こういう人々に支えられて私たちは生かされています。

ということで、私、昨日づけで自分の会社を退社しました!
そして私に代わり、かみさんが社長に就任しました!
「これからは『社長』とお呼び!」とはかみさんは言っていませんが、
かみさんは代表取締役社長、私は晴れてフリーの身となりました。

そんな私がこれから先、どのような道に出会うのか?
【もりのいえ】新ステージ。
第一幕「かみさんの妊娠」に続き、
第二幕は、「自分の会社からの退社」でスタートです。
いやぁ、気分さわやか!実にすがすがしい!

農的暮らし、宿屋(一泊二食6,000円)、
焼き菓子販売、自然良品店、通販、イベント開催&出店
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2010.08.14 思わぬ申し出
今月初旬、環境ISOに関して岐阜県の内部監査員と呼ばれる人々100名強に、
三回に分けて講習をさせていただきました。

通常、ISO講習会と言うと、ISO14001と呼ぶ、とてもややこしい規格文章を、
ひもとくように解説することが多いです。
でも、まるで翻訳授業のような講習ではきっとつまらんだろうと、
今回は、実際に県職員の方々が使っているマニュアルや仕組みを使って
解説する方法を取りました。

そして、実際に過去の内部監査や外部審査で指摘された内容をベースに、
「現実に県で起こっている出来事」のリアルケースを作成し、
ケーススタディ形式で進めました。

この作業、はっきり言いまして、講習会当日よりも、事前の資料作成が大変な作業でした。
というのも、私が県の仕組みや事情について熟知する必要がありましたから。
過去の資料を全て読ませていただき、そこから典型的な事例や、
「ここは押さえてもらいたい!」というポイントを抜き出し、テキストを作成しました。

ここでお金の話をするのもぶしつけですが、
県って、講習会当日のギャラは出してくれますが、
テキスト作成、つまりソフトには一切のお金が出ません。
最初は「当日の配布資料も講師が準備してください。」なんて言っていました。
「それはないでしょ?」と答えて、資料のコピーは準備してもらいましたけれどね。

後は私の思いのみです。
過去の外部審査の経験から、「内部監査員に是非ともより深い知識を得て欲しい!」
「環境ISOをもっと身近に感じて欲しい!」
という思いのみで、講習会プログラムを作成しました。

さて、その講習会ですが、概ね好評だったようです。
事務局に「今までの講習会と比べて、とても良かった!」というメールが届いたそうでして、
私も苦労が報われた気分です。

そして最終回を終える際に、事務局から思わぬ申し出を受けました。
「今回の講習会を見ていて、内部監査員だけでなく、
各所属で実際にISOを推進する担当者のレベルアップが必要だと感じました。
彼らへの研修は春に済ませているのですが、今一度、研修会を開きたいと思います。
つきましてはmaasanに講師をお願いできませんか?それも今月中に。」

通常、行政は予算を組んでいない事業には手を出しません。
しかも、急にそういう予算や日程を組むなんて、そうそうあることではありません。
それでもやると言うのです。ありがたいことです。

もちろん私は快諾しました。
そして、一般研修会用のプログラムとテキストを即作成して、事務局に送りました。
その内容について、事務局からはノークレームの返答がありました。
随分と信頼してくれるようになったようです。

ところで、今回の事務局から県職員への告知文を読んでみると、
「定員200名」とありました。
会場は階段形式の講堂だそうです。
私、三桁の講習生を相手にするのは初めてです。
得難い経験を得るチャンスをいただき、これまた嬉しいことです。

ということで、今回は一回限りの講習会ですが、
とても良い機会をいただくことになりました。
ありがたいことです。
いろいろ書きたいことは山ほどあれど、今の私の状態を見て、
「お願いですから睡眠を取ってください。」とかみさんが言うので従うことにします。
そこで今は予告編のみをご紹介。
先週、このようなテーマで講演しました。

JPG版西方いも1

二日、徹夜して55枚程度の資料を作り、無事終えてきました。
その内容は次回のお楽しみに!

「森本研究所」
耳慣れない言葉ですが、これが私たちの会社名でして、一応、株式会社です。
社長が私で、かみさんが専務です。
(「運転手が僕で、車掌はきみ」みたいなものです。)

その中に、「もりのいえ事業部」と「コンサルティング事業部」があり、
(勝手に名付けているだけですが)
「もりのいえ事業部」では、実店舗・ネットショップ・予約制飲食店・宿屋・イベント開催を、
「コンサルティング事業部」では、ISO講師や
その他様々なコンサルティング(よろず相談)をしています。

こうやって書くと、大きな事業を展開しているように見えますが、とんでもない!
ちいさい、ちいさい仕事を集めて、何とか暮らしております。

さてそんな小さい会社ですが、それでも年に一度は「決算」という時期がやってきます。
うちは7月締めですので、9月末までに税務署に決算報告をし、
法人税を納める必要があります。

これまでは全て税理士さんにお任せし、言われるがままに資料を提出して、
言わば「知らぬ間に」決算報告書なるものが出来上がって、手続きが完了していました。
このように「お任せパターン」はとてもラクチンだったのですが、
それにはお金がかかるのですよ。何と15万円ほどもかかっていました。

「もうそんなカネはない!無い袖は振れん!」ということで、
今年からは自分で手続きすることにしました。
このように必要に迫られてやることになった「マイセルフ決算」ですが、
いざ手がけると面倒なこと!いやぁ参りました。

しかも今年度はとても無精していまして、伝票が貯まる一方!
日々のあれやこれやに追われて、まるで整理していなかったので、
ほとんど一年分の作業が貯まっておりました。

そうは言っても、会社である以上、決算作業は逃れられません。
ということで、実はここ二ヶ月ほどはプレッシャーの中で過ごしていました。

在庫管理をし、一年分の伝票を整理して会計ソフトに入力し、
貸借対照表と損益計算書を出力するところまでは何とかできました。
でも、「マイセルフ決算」をしたことがある人は分かると思いますが、
提出する資料が煩雑で、とても分かりにくいのです。

ここまで来た時点で、私は得意のパターンに出ました。
両手を挙げて「お手上げ」をしたのです。
関係資料を作り上げないうちに、税務署に飛び込みました。

税務職員のHさん、意外にも(失礼!)親切にしてくださり、まずはデータをチェック。
一部修正をして貸借対照表・損益計算書を書き直し、
それに基づいて関係書類に記入し始めてくれました。

「えっ、そこまでしてくれるの?」というほどの親切さ!
「あくまでも下書きですからね。会計ソフトのデータを修正して、
それが合っておれば、このまま清書してください。」と言いながら淡々と作業を進めるHさん。

結局、1時間半ほどかけて、ほとんどの書類の下書きが完成しました。
これには感激!
私は目の前でその作業を眺めていて、
「○○の台帳を見せてください。」と訊ねられた時に出しただけ。
いやぁ、ありがたいです。

かくして、結果的に今まで税理士さんにしてもらっていた作業を、
税務職員さんに代行してもらったような形で、もちろん無料で、
決算報告書が完成しました。
本当にありがとうございます!Hさん!あなたは税務職員の鏡だ。

ということで、もちろん私も努力しましたが、
後半は一気にカタがつき、昨日無事決算報告が終了しました。
いやぁ、肩の荷がおりました。おかげで今はとても気分がよろしいです。



この夏、実に様々な出来事が連続して起こっていますが、
そんな中でも私にプレッシャーをかけているコトが幾つかありました。
1. ISO審査員登録の更新に係わる、CPD報告書作成業務
2. 産業廃棄物・収集運搬業の講習会と試験受講
3. 決算報告業務
4. ISO14001(環境マネジメントシステム)の初講習会に向けての準備

上の四つを私は密かに「プレッシャー四天王」と呼んでおりましたが、
そのうちの1~3は無事クリアしました。
残るは最後の初講習を残すのみです!

しかもこの講習会、開催に必要な最低人数にまだ届かず、
もしかして、いやきっと開催されない可能性があります。
この春から相当なプレッシャーの中で準備をしてきたので、少々拍子抜けでもありますが、
正直言って今は一休みしたい気分でもあるので、開催中止になればそれはそれで良しです。
ということで、これでこの先しばらくは、
「もりのいえ事業部」の楽しい企画に集中して取りかかれる環境が整ってきました。
よーし、やるぞと!

島本了愛さんのお話会に、続々と参加の打診が届いています!
まだ大丈夫ですよ!お待ちしています!
ご紹介ブログは、こちらと、こちらをどうぞ!
かのtenderさんも紹介してくれています。

島本了愛さんのお話会
日時: 2009年9月19日(土) 13:00ごろ~15:00ごろ
会場: もりのいえ
参加費:1500円


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是非、こちらをご覧ください!お待ちしています!
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昨日、ISO品質マネジメントシステム(9001)の
講習会(2日間コース)講師として初めての仕事をこなしてきました。
いやぁ、ここまでの道のりは長かったなぁ。
しみじみと感無量であります。

ここに至るまでの経緯は以前書きました。
その後、実際に講習をするための準備を粛々と進めてきました。
その間にネットショップを開店し、宿泊業の申請準備をし、
ウーファー達と暮らしながら、ワークショップも開いてきました。
よくぞこの間を縫って勉強できたものです。

食品安全コースの時と同じく、
今回も関東から研修機関の本部職員がオブザーブにやってきました。
つまりは「私がちゃんと講習できるのかの監視」です。
前回もやってきた人で、まぁ指摘が的確な人です。

参加者は6名。様々な業種で役職の方が来られています。
お一人、品質保証室長なんて人がいて、戦々恐々です。
それでもそういう人たちに「講習」しなければならない。
正直言って準備は十分ではなかったですけれど、
ここは開き直って私のペースで始めます。

このコース、「規格」と呼ばれる難解な文章を、
初日の15時頃までに解説し終えなければなりません。
初めてこれを手にする人は5分で爆睡できるという、とてもやっかいな文章です。
そこをいかに眠らせずに楽しみながら学んでいただくか?
講師の腕が問われます。

何カ所かで少し詰まりながらも、何とかクリアできたかな?
それが証拠か、
食品安全2日間コースの初日が終わった後は山ほどの指摘をしてきたオブザーバーが、
「今回は特に言うことはないですね。夕食に行きましょう。」と誘ってきました。

生ビールと餃子で語らいながら情報を交換し、
「少しは私のことを講師と認めるようになったのかな?」と、少々ひと安心。

二日目の朝、一人一人に「初日を終えた感想は?」と訊ねました。
みなさん一様に「分かり易かったです。」と和やかな表情。
この姿を見て、ようやく本当にひと心地つきました。

二日目はケーススタディを多用したプログラムなので、比較的運営は楽です。
無事講習が終了し、最後のテストも全員合格してくれました。

そして、最後のイベント、「アンケート」です。
「たかがアンケート?」と問うなかれ。
この研修機関ではこのアンケートの結果をとても重要視しているのです。

幾つかの質問項目がありますが、特に重要視しているのは二つです。
【コースの評価】と、【講師の評価】です。
それぞれについて、5点満点中平均4.5点が求められているのです。

先日、先輩講師のオブザーブと試験を受けに行った際、
研修機関の幹部から、「最初は厳しいでしょうか、4.5を目指してください。」
と、半ば諭すように助言を受けていました。
そして講習会終了時に拍手が起きるかどうかも評価ポイントなのです。

今回、残念ながら拍手は起きませんでした。
でも全員が腰を上げて、「ありがとうございました!」
と元気に応えてくれました。
それだけで今の私には十分な手応えです。

そして皆が退室した後、アンケートを回収します。
【コース評価】
5, 5, 5, 4, 4, 4 →平均4.5
【講師評価】
5, 5, 5, 5, 5, 4 →平均4.83

ほっと一息。コメントも丁寧に書いてくれています。
「ていねいに説明して頂き、わかりやすかったです。」
「気さくなかたでやりやすかった。」
「割舌(かつぜつ)・声量ともに良く、平易な表現でわかり易い。」

「割舌」という言葉が出てきたのには驚きましたが、
ともかく声を褒めてくれたらしいです。ありがたいですね。
こういう時、「この仕事を受けて良かったなぁ。」としみじみ感じます。
オブザーバーも「すごいじゃないですか!」と褒めてくれました。

ところがここで安心させないのが本部の人間たるところです。
「では、今回のフィードバックをさせていただいてもいいですか?」
やおらテーブルと椅子を寄せてきて、その場で指摘が始まりました。
その的確なこと!

最初に全体を通しての大きな指摘をされ、
その後、「この条項の説明のここが不十分だった。」と一つ一つ指摘を受けました。
数えていないけれど、30ヶ所はあったかと思います。しめて一時間半!

中には指摘違いもあり、取り消してもらったところもありました。
そして「これは理不尽ではないか?」という指摘もあったのですが、
あまりに怒らせるといけないので、真摯に受け止めました。

それにしてもすごい指摘だなと思ったのは、二日目の朝にある講習生が、
「初日は分かり易い説明でしたが、やはり事前に予習をしておくべきでしたね。」
と発言したことについて。

これを捉えて、「このコースは、仮に事前予習をしていない人であっても
理解できることを目的としています。
なのに、そのようなセリフが出るということは、
masanの説明の仕方が難しかったと解釈できます。」と指摘されました。

いやぁ、驚きましたね。「そんな発想もできるのか?」
あっけにとられていると、私が了解したと受け止められたらしく、
「ね?そうでしょ?」と念を押されました。
もう私は黙っておりました。

かくして「まだまだ勉強不足でございます。」という反省を抱かえ、
帰宅した訳ですが、ま、初めてにしては良くやったんじゃないの?と、
自分なりに納得することにしています。
そして次回以降はもっとゆとりをもって臨めるようにしよう。

ともかく、こうして「食品安全」と「品質」の二本立て講師としての道は始まりました。
次は秋に初挑戦する「環境」のコースです。これがまた手強いんだよなぁ。
より的確な指摘をされる常務さんがオブザーブするらしいし。
道はまだまだ続くのであります。