2005.08.18 掘り出し物
私たちは古民家を居抜きで買い取りました。
つまり、それまで使っておられた生活道具一式が残ったままで手に入れたのです。
ですから、引っ越した時には、自分たちの荷物を片付ける前に、
前の持ち主の物を片付けることから始めました。
さぁこれが大変な作業でした。
引っ越したばかりの頃にやってきた私たち両方の両親は、
その荷物の多さに、「一体何から手をつけたらいいのか?」と、
しばし呆然としておりました。

ともかく私たちにとって要らないものはどんどん処分することにしました。
ざっと挙げますと、
タンス・本棚類が20個、布団が20組、座布団が50~60枚、食器類は1000・・・
といった具合です。
なぜか使い古しのライター20個とか、腕時計10個とか、
物を大事にする(捨てられない?)家族だったのでしょうね。
ほとんどは処分したのですが、それでも掘り出し物が幾つか現れました。
例えば農機具だと、唐箕(とうみ)、石臼、蓑、背負梯子など。
暮らしの道具だと、あんか、置炬燵(布団の中に入れるやつ)、
鉄の固まりのようなアイロン(木箱に入っていました)など。
一本の木の枝から作った、直径1mほどの網もありました。
将来店を始めるにしても、粋な飾り物になりそうです。
そういうのを見つける度に、「お宝発見!」と喜んでいます。

そしてそんな中に古いカメラがありました。
「オリンパスPEN」
確か昭和30年代に一世を風靡した小型カメラで、いわゆるハーフ型のものです。
つまり、通常のフイルム一枚スペースを縦に二分割して使うので、
例えば36枚撮りフィルムなら72枚取れるわけです。
蓋に少し隙間があったのでカメラ屋で修理方法を教えてもらい、
自分でシコシコ修理して、いざ試験撮影です。
自宅の周りやカミさんの妊婦腹をモノクロフィルムで撮影し、
昔ながらのカメラ店に持ち込みました。
出来上がりは上々! お店のおばちゃんも喜んでました。
「今のカメラは随分進化したけど、
こういうカメラで撮ったものは格別の雰囲気がある。」
と長々と解説を受けました。
さてこれでデジカメと、モノクロ用レトロカメラと、
昨日買ったビデオカメラが揃い、出産後の撮影体制は万全です。

そして引っ越して3ヶ月になるのに、まだ荷物は片づいていません。
特に蔵は手つかずなので、いったい何が入っているのやら。
また母屋の二階は40畳以上の屋根裏なんだけど、
蚕を飼っていたころの道具がいろいろ置いてあります。
これらを見つけ、掃除し修理し、再び人目に出していきます。
重労働だけど、結構楽しみな作業です。