2005.08.26 水晶の原石
田舎の家を片付けていると、時々おもしろいものに出会います。
その一つは石です。
私たちは石関係にとんと知識がないのでよくわからんのですが、
どうも水晶の原石らしきものが戸棚や押し入れからワラワラ出てきます。
この近くに蛭川(ひるかわ)という石の産地があるので、
ここらも掘ればいろいろ出てくるのかなとも思うんですが、
関心がないので庭先に捨ててあります。
大阪の親父にこの話をしたら、
「それはもったいない。大事にとっておけ!」と色めきだつのですが、
やっぱり面倒だからほおってあります。
これから家の片付けに来てくれた人に一個ずつ差し上げようかとも考えています。
興味のある方は気軽にどうぞ。
仕事の関係で四国方面に行ってきました。
台風が来ればフェリーに乗れるだろうかなんて心配してましたが、
全く影響なく、雨が少ない四国の人々はむしろガッカリだった様子。

私は週の半分は文化事業関係のコンサルティング会社の
下請けのような仕事をしています。
守秘義務があるので詳しく書けないのが残念ですが、
例えば様々な地域や業種テーマ別に歴史・文化の資料や情報を
整理するといったことが最近の仕事です。

ですから出張に行くと、仕事柄よく地域の博物館・美術館巡りをします。
今回も、今春オープンした坂出の東山魁夷せとうち美術館や、
香川県歴史博物館、そしてe-とぴあという施設を見て回りました。
高松では十年来のお付き合いで今回お世話になった方とゆっくり話し込みました。
3軒はしごなんて、最近の私にはなかったパターンです。

ある地域の調査をする時は、まず役場に向かいます。
これは意外に知らない人が多いのかもしれませんが、
どの役場でも「要覧」というものを作っています。
「市政要覧」「町政要覧」などと呼びますが、
これは観光パンフよりもその地域のことがよく分かり、とっても便利です。
地元住民でなくても言えばくれるので、試してみる価値はありますよ。

私はもう一歩踏み込んで、産業観光課といった部署にも伺います。
そこで、今だったら
「市町村合併の効果を調査したいので、お話を聞かせてください。」
とか言って、いろんな情報をもらいます。
例えば、その地域の月別観光客数や、主な観光施設の利用状況といった具合。
最近は役場の人たちも概ね丁寧に応対してくださるので助かります。
今回も飛び込みで行ったのに、1時間ほど話してくれました。

さてひと仕事終わり、途中から合流してお世話になった岡山の方が、
帰りに岡山で食事でもどうですか?と誘ってくださいました。
こちらのメンバーと合わせて4名でご一緒したのですが、
この誘ってくださったKさん、とても歴史や文化に造詣の深い方で、
いろんな話に飛びながらもその知識量には驚かされます。
Kさんも、「私の話にこんなにも対応してくれる人たちはそうはいない。」
と大喜びです。
 
例えば、
Kさん「出雲には千家、北島家というのがありましてね。」
私たち「はい、よく知っています。」
Kさん「何で知ってるんです?」
私「他に小野家というのもありますよね。
  小野家の一族の方が千家に嫁いでいるので、今は親戚関係ですけど。」
Kさん「何ですかそれは? 私が教えられることがあるなんて!」

まぁたまたま出雲地方の調査研究を最近までしていただけなんですけど。
それでも業務の一部として「古事記」を読んだりするなど、
他の人なら趣味の範囲でされる内容が、
ここでは仕事として得た知識が自分の身になり、
結果としていろんな「引き出し」ができるのが面白いところです。
今の仕事だけでなく、これまでも実にいろんな業種の職業についてきました。
その一つ一つで得たものが今の私の引き出しになっています。
引き出しが増えると心が豊かになったような気がします。
ありがたいことです。

さて今日の午後は「庭師」の引き出しです。
庭の木々を整理し、春のうちから買っておいた
桂、グラデーションに紅葉するモミジ、そしてビワの苗を植えます。
さてさて始めますか。