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2005.09.18 魂の友
18日の朝、5時前に目が覚めました。
いそいそと起きる支度をします。
「本当に来るの?」とカミさん。
だって、昨日、「明日は日の出前に山里に行きましょう。」
って言ったもん。
人気の無い廊下で待っていると、木戸が開き、
「どうです、行けますか?」との声。
「もちろんです。」
ワクワクして吉村先生の車に乗り込みました。

道中、最初からいろんな話題に飛び、大笑いしながら現地に到着。
先生お気に入りの散歩コースを大笑いしながら歩みました。
今回心に染みた言葉は、鎌倉の禅僧が言ったという、
「道心(どうしん)の中に餌食(えじき)有り、
 餌食の中に道心無し」というもの。
解釈すると、
「己が信じる道を突き進めばおのずと食えるようになり、
儲けようとしているうちは道は開けない。」
といったところでしょうか。

しばらくすると、先生お気に入りの場所で朝日が昇り、
しばし眺めます。
帰り道、先生がぼそっと、
「こんなに人を好きになったのは、本当に久しぶりですよ。」
痛み入ります。
本当に何を気に入ってくださったのか分からないけど、
この出会いに心から感謝します。
「お産の家」に戻った後、その話をすると、
「きっと二人は魂の友達なんだね。」と言われました。
確かにそうかもしれない。
吉村先生はもう随分知られた人ではあるけれど、
魂レベルだったら今の社会的地位など関係なく
こころおきなくお付き合いできるかな。

ある会話の中で、珍しく先生が愚痴をこぼしたことがありました。
詳しくは書けませんが、先生にもいろいろ悩みはあるようです。
それを聞いて私が、「先生、
それはきっと何か大きな力に先生が試されているんですよ。」
と言うと、
先生ハッとして、「あんた、その歳でそんなこと言うのかい。」
と驚かれてました。

また、私が八ヶ岳にいた頃、
「年中無休、24時間開業、完全無料」の陶芸工房を開いていた頃の
お話をすると、いたく感動され、
「そういう損得を超えたところに意識が働くことが良いのです。」
とおっしゃって下さいました。
正直言って、その工房を開いた時、
それほど大げさなことを考えたつもりはなかったのですが、
そう言われてみれば、あの工房を開いたことで、
新しい道が開けた気がしてきました。
カミさんと出会ったのもその工房でしたしね。
いずれにせよ、今回私にとって妻の出産だけでなく、
素晴らしいご縁をいただいたこと、本当にありがたく嬉しいです。

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2005.09.18 命名 悠太
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ついに名前が決まりました。

悠太 (ゆうた)です。

悠然と我が道を歩んでもらいたいという気持ちを込めました。

今回の名づけは時間をかけ、少しずつ絞り込んでいきました。
最初にお互いにとって気持ちの良いイメージが湧く「語」
を選びました。
「和」「優」「健」「実」「滉」「晃」「美」「彩」・・・
40個以上出ました。
次に、その語にからめて男名・女名をそれぞれお互いに考え、
時間をおいて出し合って、気に入ったものを残しました。
その数、ざっと100名分。

その後、私の方で姓名判断チェック。
その結果を眺めながら、ポイントの悪いものをはぶきつつ、
さらに気に入った名前をピックアップ。
男名で21個、女名で12個まで絞られました。
それぞれについて詳しい姓名判断結果を添えた一覧表を作成。
それを持って出産に臨みました。

さて出産後、男と分かり、絞込みにかかります。
結局、「滉太郎」「晃太郎」「健太郎」
「悠太郎」「悠太」「悠人」の六つになりました。
さてこれらをそれぞれA4サイズの用紙に楷書体で印刷し、
縁側に並べてしばし眺めます。
そうこうするうちに分かってきたことがありました。
赤ん坊の泣き声がカワイイのです。
言っときますけど、これは決して親バカじゃないよ。
助産婦さんたちも口を揃えて言ったのです。
「まるで小動物みたいな透き通った泣き声ね。」
私たち夫婦は顔を合わせて、
「こりゃ、あんまり勇ましい名前は合わないね。」
そこで、○○太郎系の名前は削除されました。

残ったのが「悠太」「悠人」の二つ。
今度は居室に並べて普段から眺めながらいろいろ考えます。
「『悠人』って、他人の力を借りずに生きていけそうだよね。」
「うん、『悠太』の方がかわいがられそう。」
はっきり言って、この時点の考えなんてその場のノリです。
でもそのノリで「悠太」に決めました。

決まってからつらつら思い返してみると、
もともと「悠太」は候補にありませんでした。
確か第三段階あたりで出てきたんじゃないかな。
物事が決まる過程ってそんなものですね。
おかげさまで、その後悠太はとっても穏やかになり、
ほとんど一日中寝ております。
その寝顔を眺めては、
「かわいいねぇ」とうっとりする私たちです。
これははっきり言って、親バカです。
2005.09.18 妻から母へ
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今回のお産で得たものがもう一つあります。
それは、カミさんが妻から母へ脱皮する瞬間を目撃したことです。
最初は出産直後。
生まれたばかりの赤ん坊を胸の上で受け止めている顔は、
母性の顔そのものでした。
吉村先生曰く、この瞬間は恍惚状態にあるのだとか。
まさにそんな顔をしてました。

次に目撃したのは、赤ん坊に乳をあげはじめて間もなくの頃。
逆光に包まれて光り輝く母子の姿には神々しいものを感じました。
ついにこいつも母になったんだなぁ、
やっぱり女ってすごいな、
変身するものなぁ、としばし見とれておりました。

以前、同じような感覚を私の母を見て感じたことがあります。
それは、祖父が亡くなってしばらくした時。
ふと居間を覗くと、畳の部屋でお袋が後ろ向きに正座しておりました。
その姿を見た時、お袋の尻から何やら根のようなものが生えて、
床に根付いていくようなイメージが浮かびました。
「あぁ、これでお袋はこの家の主になったな。」と
勝手に解釈したのを覚えています。

今回、特に吉村先生と一緒に過ごす時が多くなってから、
「女性にはかなわない」という感覚が強くなっています。
なんせ、お腹の中に宇宙を創り、子供を育てるんだからね。
妊娠から誕生の瞬間までつぶさに見て、
ますます感じ入っている次第です。
これからは長い長い育児が始まります。
いろんなことが起きるでしょうし、
お互いいろんな感情の変化もあるでしょうが、
今回得た感覚はずっと持ち続けていきたいものです。