もりのいえ 山暮らし日記

・・・・・岐阜の山里での田舎暮らし。自然の中で、自然に学び、そして真剣に生きたいと願うmasanの日々の想い。

奈良漬との戦い

今日の話題はとても表現が難しいのですが、あえて挑戦します。
特に草刈り機を使ったことのない人はご免なさい。
一生懸命想像して、感情移入してください。

最初に草刈り機について説明しておきます。
草刈り機の刃には、金属の刃と、ナイロンのひもの2タイプがあります。
金属刃の方はその名の通り刃がついておりまして、高速回転でガンガン切っていきます。
通常右から左に向かって切っていきますので、
切った後の草が左側にどんどん溜まっていくのが特徴です。
そして金属刃ですから、石や金属や硬い木にあたると刃がこぼれます。
まともに石に当てると、一発で刃先が飛びます。それが続くと切れなくなります。

一方ひもタイプは、草刈り機の先にぐるぐる巻いたナイロンひもを取り付け、
そいつが2本約20cmほど出ており、ぐんぐん回ってムチのように草に当たって刈るのです。
こいつの良い点は、石などにあたっても平気なことです。
勿論それによってひもの先は削られますが、遠心力で次のひもが自動的に出てきます。
また、ひもタイプだと刈った後の草がバラバラに砕け散り、地面に均等に巻かれるので、
そいつがそのままマルチになって、次の草が生えるのを押さえてくれます。
欠点は、遠心力の影響で刈ったものの一部が私の身体を直撃することです。
草だったらいいんですが、たまに小石なんかが飛んできて、
これがまた急所を狙ったりする時はマジで飛び上がります。
また、飛んできた草などで、身体がドロドロになります。

どちらを使うかは要所要所ですが、今日は石垣に生えた草を刈る場面が多く、
ヒモタイプにしました。最初は順調です。
その後、畑の草刈りをする段になりましたが、そのままひもタイプで続行。
と、ある場所が近づき、「どうしようか?」と躊躇しました。

何日前だったか味噌蔵を片付けた際、出土した漬物達を処分するのに、
畑の中にぶちまけたままにしておりました。
ぶちまけたというか、ただそこにまとめて置いてあるというか。
そのエリアに入り込んでしまったのでした。
えい、ままよと突入します。最初は梅干軍(群?)。
すると、ナイロンひも達が勇猛果敢に梅干たちにムチ打ち、
どんどん梅干達が飛び散っていきます。
おおっ、結構いけるじゃないかと次の標的、奈良漬軍の塚に向かいます。

するとひも達はどんどんムチ打ちますが、
さすがは奈良漬、ものが大きいだけあってなかなか飛ばない。
それでもだんだんと砕かれていき、粉々になって飛んでいきます。
その姿、哀れとも言えなくもないですが、勇気を振り絞ってさらにムチ打ちます。
すると奈良漬軍も負けじと反撃。バシバシと私に酒粕を飛ばしてくるではないですか。
そうくると予想していた私は網のマスクで顔を覆っておりますが、
それでも目前の網にバシバシとかかってくる酒粕攻撃にはたじたじです。

やっとの思いで奈良漬軍を玉砕した後は、沢庵軍です。こいつもでかいから大変。
でも酒粕が飛んでこない分、ましです。
ようやく全軍を蹴散らし、畑に巻き散らしたのですが、
戦い終わって我が身を見ると、全身酒粕だらけ!
臭いの何のって。まるで奈良漬の血潮を浴びたような気分ですね。
奈良漬達も何の因果か、きっと丹精込めて漬けられたであろうに、
結果的に人の口に納まらずに、
畑で草刈り機と戦うはめになるなんて想像もしていなかったでしょうね。
それを思うと哀れみを感じます。
くわばらくわばら。成仏しろよ。
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