値切る美学 |
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2005-11-16 Wed 07:43
関西人の、特に大阪人の特質で「値切る」というのがありますが、
これは幼い頃からしつけられているように思います。 大阪で育った私にとれば、値札にある金額はまやかしで、 それをいくらで買うかが勝負みたいなところがあります。 ところが上京した頃、秋葉原で値切り交渉に入った時、 「うちはこれでギリギリだから、値切らないよ。」と 店員が店の奥に引っ込んだ時、 文化の違いを感じてしばらく立ち直れなかったことがありました。 でも二年前に丹波篠山に一旦移った時は、 久しぶりに関西の商慣習に触れてとても嬉しかったです。 やっぱり商売は値切り交渉を経て、 ようやく店と客のコミュニケーションが取れるというものですよね。 その最たる経験を久しぶりに体感したのが、この春の引越し作業でした。 その時は3社に声を掛け、見積額を出してもらいました。 まずA社。散々値切った挙句、「ちょっと考えますわ。」と保留し、 すかさずB社へ。続いてC社でも値切って、最安値を引き出してから、 再びA社へ電話。殺し文句で「私はお宅が一番と思うのだけど、 他所がもっと安く言ってきてね。」と誘い出し、より安く交渉。 当初30万円近く言っていたところを、 17万円以下にまで値切って決めました。 このやり取りを見ていたカミさんは、「私には無理。」とサジを投げていましたが、 概ね東日本の人は値切り下手ですね。 関西系の店からすると、「えっ、値切らないの?ラッキー!」てなもんでしょう。 今回、うちの新車の冬用タイヤを買うにしても、関西仕込みが生きました。 今回はホイルも一緒に注文します。 先週から7社にアプローチ。交渉中にいろいろ見えてくる点があります。 ・やっぱりブリジストンがいいかな。それも4WDだと商品が決まってくる。 ・それも、できればアルミホイルがいいかな? そんな中で、ある店がトーヨータイヤだけど、最安値をつけました。 早速電話して最終交渉開始です。 「いろいろ当たって、お宅が一番いいかなって思っているのですが、 ブリジストンの新作で幾らになります?」 店主、迷った挙句に「一本5%アップになります。」 「そうすると、総額60,900円になりますよね。端数取って6万円にしません?」 しばらくの間、店主は絶句していましたが、「いいです。」との返答。 交渉成立! 全く同じ条件で、タイヤマンで79,000円、タイヤ館やイエローハットで74,000円でした。 それを6万円でゲット!上出来です。 でも、実はそれでも満足していません。 先日の新聞広告。 あるディーラーが中古ホイル+中古スタッドレスタイヤの4本セットで、 何と10,240円で売り出していたのです。 その広告を見て早速店に行ったのですが、残念ながらうちの車のサイズに合わず、断念。 それに比べると、新製品とは言え余計にお金が掛かったような気分で、 今後も研究が必要です。 贅沢な悩みかな? 値切るという交渉作業はとっても大事な商習慣だと思います。 例えば、ヨドバシカメラが大阪・梅田にオープンした当初は、 「うちはポイントがつくので、値切りはしません!」と強気だったのですが、 最近は結構融通ききます。 もしかして皆さん、ヨドバシで値札通りに買っていません? その先最低5%くらいは値切れますよ。ホント。 そして見ていると、値切られた店員が実は嬉しそうにしているんですね。 このやりとりは商習慣の真髄だと思います。 商売とは、顧客とのコミュニケーションで成り立つものですからね。 その点、「値切る」という行為はとても意義あることなのです。 これは美学であり、文化ですよ! 大げさかな? |
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