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きのこ栽培を始めようとすると、まずは「ほだ木」の確保です。
きのこが出てくる土台の木ですね。
きのこの種類によって合う樹木は違いますが、
一般によく作られるシイタケにはナラ、コナラあたりがベストの相性でしょうか。
ただこれらの木は、私達の住む地域では数がありません。
周りがほとんど針葉樹ですから。

それに、八ヶ岳に暮らしていた頃は周りは国定公園でしたので、
いわば「山はみんなのもの」でした。
だからと言って自由に取ってきていいという訳ではないですが、割と自由でした。
それがこの辺りではどこを向いても「人の山」です。つまり勝手はできない。
そこで、お隣のタケオさんに相談に行きました。
すると、「じゃぁ、俺が管理している山のを持っていけ。」と優しいお言葉。
今日、早速タケオさんに連れられて、ほだ木集めの開始です。

お互いの車で山道を進みます。結構傾斜のあるところまでいったところで停車。
さてナラを目指して山を進みますが、やっぱりまだ針葉樹が多い。
それでも何本かありました。いや倒れていました。
数日前に私がお願いした直後に、タケオさん、前もって倒しておいてくれていたのです。
ありがたや。
早速手分けしてお互いのチェーンソーで1mずつに切っていきますが、
さて難儀な点が二つ。
一つ目は、以前のブログにも書いた通り、私は刃を研ぐのがヘタなので、
なかなか切れないのです。
でもね、これでも今朝頑張ってそこそこ切れるようにはなったんですよ。
それでもタケオさんの動きを見ていると全然違う。
まるでケーキカットしているみたいに「スーッ」と丸太を切っていきます。

二つ目の難儀は足場が悪いことです。40度くらいある傾斜でこの作業をしているのです。
しかも足元は他の倒木やら、葉のついた枝がわらわらあって、よく滑ります。
いつも平地で切っている私にとって、まず足の置き場を見つけるのに苦労しました。
きっと、ゴルフの練習場ばかりに通っている人がコースに出たらこんな感じなんでしょうね。
とにかく一つ切るのにもたもたしているもんだから、
とてもタケオさんのペースについていけない。
そうこうするうちにタケオさん、もう一本太いのを倒したりして、
「バキバキバッキーン」と樹が倒れていくのを眺める姿はさすが山師です。

さて、十分にほだ木は確保できましたが、実はこれからが大変でした。
この急傾斜の山中から運び出さなくちゃいけない。
何度も何度もほだ木を放り出しながら移動させていくうちに、小川にさしかかりました。
するとタケオさん、その辺りにある倒木を使って橋を作り始めます。
私も何かしなくちゃと、直径10数cm、長さ4mほどの松の木を肩に担いでいきますが、
いざそいつを前に振り降ろした時に、木の端が私の股座に入り込み、
しかも私の前の辺りに他の倒木があったものだから、
もう片方の端が地面に着いた時、ちょうどてこの原理で、
私の股座にいた方が持ち上がり、見事に急所にぶち当たるという、
まるでマンガのような不細工な展開に苦笑いというか、しばししゃがみこみ。

そんなこんなして橋も出来上がり、無事車に積み込んで持ち帰りました。
二人で山分けして、私の分は30本。丁度シイタケ菌一瓶くらいの分量ですね。
まずは日当たりの良い場所に置き、このまま冬を越します。
そして早春に菌を打ち込みます。
いよいよ作業が始まりました。楽しみです。

自作の橋を渡るタケオさん。山師です。
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