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2006.01.21 新たな展開?
地元で大変お世話になっているカズニさん(確か元農業委員長)とお話していたら、
傍を通りかかった人をカズニさんが突然呼びとめました。
「あんた、この人を知っとるかい?」この人とは私のことを指すらしい。
紹介されたその人は、地元の森林組合長のKさんでした。
実はこういう立場の方とお知り合いになるのを待っていました。

私は今後、暇があれば山に入り、春は山菜採り、秋はキノコ狩りをして、
将来その恵みを使ったレストランを開こうとしています。
かつてこれらの知識を学んだ八ヶ岳は国定公園でしたので、
ある意味で自由に山に入ることができました。

でもここ加子母周辺は個人の山が多いので、
了解無く山に入ると叱られるのではと考えていました。
だから、事前に山関係の人と知り合いになって、
筋を通してから存分に入りたかったのです。
Kさんの方も私の噂は聞いていたようでした。何せ小さな村ですからね。
山に入ることについては、「松茸以外は問題ないよ。自由に入ったらいい。
あんたはもう村の人間なんだし。」とのお話です。

その後、やおら話題が大きく外れ始めました。
・この地域はもともと飛騨の流れを組んでいること。
 例えば小郷(オゴウ)という地区名は、「飛騨の小さい里」という意味であること。
・かつて飛騨地方から移ってきた一族が、
 飛騨の川下にあるこの地を「かわしも→かしも」と呼ぶようになり、
 その後、「加子母」と字を当てたらしいこと。
・またこの地域は尾張藩の飛び地であったが、
 何故尾張藩がわざわざこの地を治めたかというと、薬草が採れたから。
 約300種採れたと文献にもあり、
 これは伊吹山の200種よりもはるかに種類が豊富であること。
・源氏一族とも深い関係がある土地であること。
などなど、いろんな話を一気にされました。

こういう話は嫌いじゃないのでワクワクして聞いていましたが、
それにしても初対面の相手に唐突です。
すると、「いやね、つい最近も仲間と話しておってな、
この地の歴史や文化や自然の恵みを次の世代に残していきたいのだが、
残す相手がいないと嘆いていたんだよ。
だからあんたのような人達が跡を引き継いで欲しいんだ。」とのことでした。

嬉しい限りです。まさに望んでいたことでしたから。するとカズニさんも続けて、
「masanはな、例えば森林組合の現状や、皆が各々考えておることを整理して、まとめて、
その上で『こういう方向に進めばいいんじゃないですか?』と
示すようなことができる人なんだよ。」と説明してくれました。
Kさんも、「そうと分かっていたから、さっきからこんな話をしておるんだ。」
と返します。身に余る光栄です。

今回は初対面ということもあり、ご挨拶程度でしたが、
これから村のことに関わる場面が増えるかもしれません。
一体私に何ができるかまだ見当がつきませんが、カズニさんが言ってくださった通り、
確かに物事を整理してまとめることだけは得意です。
それをうまく生かして、この村のお役に立てられればこんな嬉しいことはありません。
そして将来、私がこの地の語り部になれたらいいな。
今後がますます楽しみになる出会いでした。
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