もりのいえ 山暮らし日記

・・・・・岐阜の山里での田舎暮らし。自然の中で、自然に学び、そして真剣に生きたいと願うmasanの日々の想い。

仙人小屋放映

先日放映された、仙人小屋のビデオを見ました。
登場したのは私が知らない人達ばかりだったのですが、
3人の案内人が小淵沢駅でコメントし、
「今日はノープランで小海線を旅します!」と強調していました。
こういうのを聞いて冷めてしまうのは私だけでしょうか?

私は今から20年近く前、ある新スポーツを普及する団体を設立し、
その初代事務局長になりました。
その時期はバブル直前。何か新しいものを求める風潮に満ち溢れていました。
案の定、あらゆるマスコミから問い合わせがあり、
主要新聞社や全てのキー局の取材を受けました。

NHK・NC9では星野さんがキャスターとして紹介してくれました。
ニュースステーションでは久米さんも紹介してくれました。
テレビ朝日で生番組に出たこともあります。
CNNで全世界(?)に放映され、アメリカから問い合わせを受けたこともありました。
そして最初のうちは私が全て対応していましたが、
次第にパターンが見えてきて、他の人に任せるようになりました。

そのパターンとは、
・マスコミは、取材する前からシナリオを組んできていること。
・そのシナリオに合った情報しか取材(撮影)しないこと。
・シナリオと現実が異なる場合、シナリオに合わせるように要求する(いわゆるヤラセです)こと
・どこかに、「俺達がタダで宣伝してやっている」という雰囲気を感じることです。

今回も映像を見て、そこかしこにそのような名残を感じました。
例えば、紹介者が山を歩いていて、
崖にへばりついて山菜を採っている仙人を見かけるシーンです。
「あなたが仙人ですか?」「ハイ、そうです。」
そんな出会いがノープランで実現するわけがありません。
しかも撮影時期は正月です。仙人の苦労が偲ばれます。

店で出されたメニューを拝見して、さすが仙人、
よくぞこの時期にここまで揃えたなと思いますが、
同時に苦労も想像できます。
せめて3月頃に取材に来れば良かっただろうに。
マスコミのわがままが垣間見られます。

ところで、番組の中でも紹介していましたが、
フキノトウを春の山菜だと考えている人は多いと思います。
でも実は年末から既にできているんですね。
私も修行時にこれを知り、驚きました。つまり冬の山菜なんです。
こんな小さな驚きを視聴者が感じ、何かを得てもらえたなら、
この番組も成功だったのだろうなと感じます。
将来、もし私達が取材を受けることになった時も、
そしてそんなことよりも現実に店を出すことになった時に、
この感覚を大事にしたいです。
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