もう満足! |
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2006-02-21 Tue 06:35
トリノオリンピックは日本人選手が活躍しないためか、
今ひとつ盛り上がりに欠けているようです。 私はもともとナショナリズムがあまりないというか、 「がんばれニッポン!」の意識が少ないものですから、 そのこと自体はあまり関心がありません。 それよりも、私にとって開会式が今回のオリンピックの最高の盛り上がりでした。 それは、「ルチアーノ・パバロッティ」が登場してくれたからです。 舞台の幕が上がり、もうとっくに引退していたと思っていた パバロッティが最後に現れた時は身震いしました。 私はほんの一時だけオペラにはまった時期があります。 (お金が続かなくて止めたけど。) きっかけはミーハーですが、 イタリア・ワールドカップの閉会イベントでの「三大テノール」初舞台です。 古代遺跡をバックに朗々と歌い上げる男達を見て、 この世にこんな人間がいるのかと驚きました。 そのLD(懐かしいですね。今でもソフトとか売っているんでしょうか?) を手に入れ、大音響で聴いた時の感動は忘れられません。 しかもそのアルバムの中で大好きだった、 『トゥーランドット』の『誰も寝てはならぬ』という曲。 今回、パバロッティはしっかり歌ってくれました。 たしかもう71歳でしょ?すごい音量と存在感です。 カミさんの実家で朝の番組で見たんだけど、思わず立ちすくみ、 演奏が終わった時は目に涙が浮かんでしまいました。 その姿を見たカミさん、お義母さん、妹は 「いったい何事か?」と笑っておりましたが。 いいんです、全くの自己満足の世界なんだから。 その翌朝だったか、朝日新聞「天声人語」にその話題が取り上げられました。 パバロッティは、舞台に立つ直前の心境を次のように述べていたとか。 「今こそ最悪の時だ。やるべきことはすべてやった。・・・ ついに舞台へ出る時がきた。最後の死の行進が始まる。」 かなり舞台がかっていますが、でもすごく重いセリフです。 私もかつて幾つか大仕事を迎えた時、まさにそんな心境だったのを思い出しました。 「やるだけの準備はした。もうジタバタしてもはじまらない。」 そんな時は、晴れやかな気分と、この「最後の死の行進」の気分が半々でした。 今回の開会式でもそんな気分だったのかな? だから歌い終えた時のあの達成感に満ちた顔ったらなかった。 私にとって、あの瞬間、トリノオリンピックは最高潮を迎え、終わりました。 まだ応援している人には、どうもすいません。 |
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| もりのいえ 山暮らし日記 |
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