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昨日から今日まで、四国に行っておりました。
岐阜の山村から名古屋・岡山経由で高松へ、
そこで一仕事して徳島は上勝町まで移動して一泊。
上勝町と聞いてピンッとくるあなたは地域活性化についてよくご存知ですね。
「かみかつまち」と読むこの町は、徳島県の中央にある、2000名強の小さな町で、
よくある高齢者率の高い田舎町です。いや、よくある以上のど田舎です。

この町が何で注目を浴びているかというと、こういう物語があります。
昭和56年、この町を大寒波が襲いました。
杉中心の林業とみかんで成り立っていた町は壊滅状態に。
このままでは町の存続が危ぶまれた時期、一つの転機が訪れました。

ある人物、横石さんと言いますが、
当時20代のこの方が大阪の料亭である光景を見かけました。
料理が運ばれた時、隣に座ったOLが、料理ではなく、飾り物をとても褒めたのです。
これを見て、彼は
「これだ!こういう飾り物、つまり妻物ならば、上勝にもある!」と直感したのです。

国に帰った横石さん、早速妻物を流通するシステムを作り上げました。
これが他所の真似できないすごいところなのですが、ポイントは3つあると思います。
・地元のお年寄りに材料を集めてもらった。
・各家庭にファックス(のちにパソコン)を置き、ネットワーク化(イントラネット化)した。
・集出荷支援システムを構築した。

このシステムは大成功を収め、町は復活しました。
やがて全国から視察が殺到し、小泉首相も見にきました。
今年の元旦にはNHKで45分の特番があり、その反響たるやすごかったらしいです。
最近行われた全国の自治体への調査で、
「手本にしたい自治体ブランド」の工芸品部門で11位!
これは石川の加賀友禅、滋賀の信楽、長浜のガラスを抑えてのことです。

2003年には全国初「ゼロウェイスト宣言」を発表。
つまり、上勝町から一切のゴミを出さないと宣言しました。グリーンピースも絶賛!
ということで、今や全国から注目を浴びている山間の町なのです。

この町の大変革を起したきっかけとなった横石さん、
今や妻物のシステム管理を行う会社の副社長ですが、
この方にずっとアドバイスをしてきた知人のKさんの紹介で、
今回の訪問が実現しました。
(つづく)
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