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3月に入り、ようやく山に入りました。朝食前から入ります。
特別に何と言う目的も無いんですけどね、とにかく山を歩きたかったんです。
そしてやっぱり私は「何か採れないか」というハンターの目をしておりました。

でも当たり前ですが、春は標高の低い方からやってきます。
だからまだ山には何も無い。
年末の大雪のせいか、ヒノキの若木が大きくたわんでおりました。
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こんなにたわむんだね。
次は山を下りて川に出ました。でもこの辺りの川縁はやっぱりまだ何もない。
本気で山菜を狙うならもっと下の地域でしょうね。
八ヶ岳で修行していた頃も、この時期はかなり里に下りていました。
明日からはちょっと場を変えよう。

いずれにせよ、やっとそういうモードになってきました。
自然の中に身を置く喜びを感じます。
そして歩きながらいろいろ考える時間もできました。
「そういや、この地域に、薬草に詳しい人がいたよな。今日、訪ねてみようか。」
そう考え出すと、もうワクワクです。

朝食後、厨房リフォームについて業者さんが改めて来てくださり、再度ご相談。
結構大掛かりなリフォームになりそうです。
その後確定申告に行って、思ったよりもお金が戻ることが分かり、ニコニコ。
そして午後はひと仕事ありました。前からやりたかったイベントです。
それは、「ウドの株分け」。

借りている土地に地主が育てているウドの株がありました。
でもこいつら、昨年は採られた跡もなく、ただただ育っておりました。
今年になって相談したところ、「株を取って分けてもいいよ。」
と了解を得たので、時期を狙っていたのです。

こういう株はいつまでもそのままにしておくと窮屈になって育ちが悪くなります。
だから早々に分けるに限ります。それも春が来る前がいいのです。だから今が最高の時期。
それにしてもここ数年株分けしていなかったのか、かなり大きくて固い!

やっとの思いで取り出してみると、既に親指ほどの若芽が出ています。いい頃です。
今回、何と20株に分けて植えることができました。
私はウドの若い葉の天ぷらが大好きです。
葉の中では一番好きと言ってもいいかな。うーん、楽しみです。
ちなみに若芽ではコシアブラが大好きです。
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ご機嫌で帰宅し、今度は外出。朝に思いついた「薬草に詳しい人」を訪ねます。
見当をつけて家を見つけ伺うと、当然ですが最初はうさん臭げな顔をされました。
でも事情やいきさつを説明すると、
「masanのことは聞いていましたよ。まぁ上がりなさい。」とあっさりと上機嫌に。

田舎はこれがすごいです。最近は特に感じますが、
周りの方が既に私のことを知っています。
居間に案内され、改めて自己紹介し、
「是非薬草のことについて学ばせてください!」とお願いしましたら、
とても喜んでくれました。

その方、ワタルさんと言いますが、この界隈では一番の薬草知りの方だそうです。
でも本格的になったのはわずか5年前だとか。
知人が病気になるを見て、薬草でなんとかならないかと考え、
岐阜の大学で学ぶうちに自分の畑で育てるようになり、
今では120種ほどは分かるようになったとか。

「この地域はもともと薬草が400種ほどもあったとかでとても豊富だったんだけどね、
ヒノキの植林をするようになってから数は減ってきたようだ。
でもまだ奥地には種があるようだから、
5月頃になったら一緒に山に捜しに入ろうか?」と誘ってくれました。
ものすごく嬉しいです。
私が満面の笑顔でいるのを見てワタルさんも喜んでくれ、
「次の世代の人が関心を持ってくれるのは嬉しいね。」と言ってくれました。

微妙な違いですが、私がこの先、店の食材にと考えているのは山野草です。
でもこの機会に薬草も学んでおくことで、その知識と経験は必ず生かされるはず。
それを喜んで教えてくれる人が目の前にいるのだから、
この機会を逃す訳にはいきません。
お互いに出会いを喜び、これからのお付き合いを楽しみにして別れました。

ここ最近いろんな出来事が続いていますが、昨日は目に見えて成果のあった日でした。
それを祝して、お風呂で酒盛りをしました。
気分良いですなぁ!
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