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2006.03.06 地図を作る
昨日も車で山に入りました。
一昨日、ある沢の上流に狙いを定めていたのですが、
そこに着くまでにタイムオーバーになってしまいました。
だから今回は早目に現地に辿り着きたいところですが、
やっぱり道々の様子も気になります。
やがてある所でノビルを発見。まだ10cmほどの長さですが、初物です。
少しだけゲット。
F1000077.jpg

3年前の修行では、仙人から多くのことを学びました。
その一つ、「地勢と時間の二つの地図を持て。」というものがあります。
地勢の地図はすぐに分かりますよね。普段私達が目にする地図です。
どの場所にどんな植物が育っているか、既成の地図にプロットしたり、
頭の中で組み立てます。

「時間の地図」とはなんでしょう?
これは季節の移り変わりによって、
どこで何が採れるのかを比較しながら記憶しろということです。
例えば、2006年4月1日、標高500mのA地点でタラノメが採り頃だったとします。
すると、同じ標高のB地点で同じようにタラノメが採り頃ではないかと考えるのは
「地勢の地図」からの発想です。

ところが「時間の地図」を使うと、次のような読み取りをすることができます。
・あと数日で、標高700mのC地点も採り頃になるのではないか?
・同じ時期に採れるコシアブラやハリギリも期待できるかも。
・モミジガサはもう少し後の時期か、あるいはより標高の低いD地点を探そうか。
・昨年の4/1と比べてやや出が遅いので、他の早春ものも改めて狙ってみようか。
などなど。

つまり、早春から日を経るごとに、
そして標高の低い場所から先に暖かくなるという流れと、
各々の植物の生育スピードを組み合わせて思考するのです。
もちろん例年との比較もします。
桜前線のようなものですね。

この地図がどこにあるかというと、頭の中です。
そしてどうやったらできるかというと、当たり前ですが経験するしかありません。
それを補足するために、地図に記入したり、自分だけの地図を作ったり、
複数の本を読みます。
努力すればこそ報われます。

だから今回私が採った「2006年3月5日、F町の里、10cmのノビル」という基準値が、
私の頭の中の「時間地図」にプロットされたというわけです。
F1000076.jpg

そんな小さな出来事に喜んでいるうちに、途中、倒木が遮ったり、
道路面が大きく崩れたりして、そこそこワイルドな道に入りました。
そしてようやく目的に到着。とてもいい感じの沢です。
ここはまだ何かを採るという目的としては季節が早すぎるので、
2週間ほどしたらまたやって来よう。
そして車を停めて沢登りをしてみます。
少しずつ、少しずつ、自分だけの地図ができてきます。

携帯写真だからよく分からないですね。(腕のせい?)
F1000075.jpg
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