山菜荒らし現る! |
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2006-05-10 Wed 05:20
数日前の話題に遡りますが、うちの畑に山菜荒らしがやってきました。
以下、ドキュメント風に追ってみます。 登場人物:おばはん、孫A、孫B、私 夕刻、地域の祭りを覗きに行こうと家を出た私。 ふと山すその荒茶畑に目をやると、手前に見かけない車が止まっています。 近寄ってみると、赤い飛騨ナンバー。奥に人影が見えました。 ピンときた私はおもむろに近づきます。 そこには、傾斜にへばりつくようにして一心不乱に何かを採るおばはん。 左手には獲物がぎっしり詰まったビニール袋。 何故か傍に子供が二人。 そのうちの一人が私に気づき、先に私に声を掛け、頭を下げました。 孫A「ご免なさい。」 私「何を採っているの?」 孫A「ゼンマイです。すいません。」 この会話の間、傍でゼンマイ採りに夢中のおばはんは、 私たちの会話に入ろうともしない。 おばはんの背後から声を掛ける私。 「おばさん、この辺りの人かね?」 「ああ、そうだよ。」こちらを振り返りもせずにぶっきらぼうに答えるおばはん。 「おばさんね、この畑は私が借りとるんよ。」 ようやくこちらを振り返り、「え、そうなんかい。」という顔を見せたおばはん。 「おばあちゃん、もう帰ろうよ。」 まずい気配を感じて声を掛ける孫A。 孫Bはただ黙って様子を見守っている。 すると、おばはんはやおら雄弁に語りだした。 「私はね。毎年この時期になるとここに採りにくるんだよ。」 「こんなに生えておるのに、どうしてあんたは採らないんだ。」 「あんたが採らないから、あたしが採っているんだよ。」 「料理の仕方を知らないんだろ。今度あたしが教えてあげるよ。」 同じセリフを繰り返しながらも、ゼンマイ採りを止めないおばはん。 あっけに取られて私が眺めていると、孫Aが見かねて、 「おばあちゃん、もういいから早く帰ろうよ!」 それを聞いたおばはん「これまで採ったやつは持って帰っていいだろ?」 続けて、「でもまだこんなに一杯残っているよ。」 「これは今日採らないと、明日になったら開いちゃうよ!」 私「そんな心配をおばさんがすることはないよ。それよりも、まだ採る気かい?」 孫A「おばあちゃん。早く帰ろうよ!」 私は祭りに行く用事もあったので、少しずつ場を離れました。 でもまだ採ろうとするおばはんと、早く帰ろうと促す孫A。 しばらくしておばはんがビニール袋を持ち上げて、大声を挙げました。 「お金を払うよ!だったらいいだろ!」 一旦そんな商取引をしようものなら、次回から我が物顔で通ってきそうだったので、 「金なんかいらんから、さっさと帰りなさい!」と返答しました。 その後、いつまでその場にいたのかは知りませんが、 祭りの行事が終わって帰る頃にはいなくなっていました。 一応実況見分をします。確かにまだゼンマイは残っていました。 そう、うちの荒茶畑にはゼンマイがわんと出るのです。 そのことを知ってはいましたが、 ワラビでさえ苦手とするカミさんに仕込みを促す気が起きず、 ほおっておいたのです。 そんなことを口に出そうものなら、「だったら私が採ってあげる!」と おばはんの突込みがありそうなので決して言いませんけど。 (このブログを読んでいないことを祈ります。) この顛末を地域の人に話すと、皆さんうんざりした顔をして、 「全くひどいものだな。もっと強く叱りつけてやったら良かったのに。」 とおっしゃいます。 私もそうしたかったです。 でも、もしかして地主やこの地域の誰かの親戚筋だったら、 後々面倒なことになるかもしれません。 ですから、念のため今日まで方々に探りを入れてみましたが、問題はなさそうです。 あのおばはんは山菜荒らしでした。 今度会ったら記念写真を撮ろうかな。車も一緒にね。 |
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