2006.06.09 火入れ式
昨日はとても大切な日でした。
風呂を初めて使う日、つまり炉に初めて火を入れる日だったのです。
「放火魔」の異名をとる私としては、朝からソワソワです。
午後3時には待ちきれずに浴槽に水を張り、儀式の準備を始めました。

私は宗教をしませんが、
いつの頃からか自然の大きな力に対しては敬意を払うようになりました。
その大きな力(あるいは流れ)をここでは「神」と呼ぶことにします。
特に山(地)の神、火の神、水の神は、私にとって特別な存在です。
ですから、「炉に初めて火を入れる」なんて時は、
それこそ火の神にご挨拶をせずにはおれません。

とは言っても大げさなことではなく、また誰に教えられた方法でもありません。
ただ火を点ける前に酒と塩を置き、ご挨拶をするだけです。
「どうかこの先、この炉が私たちの暮らしを支えてくれますように。」
そして、「この先、火を見せてくれますように。」
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無事火は点き、煙突からは初煙が立ちます。
煙道工事をしてくれた寡黙な左官屋さんに感謝です。
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炉はとても順調に薪を焼いてくれます。
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湯が沸くまでの間、私はせっせと薪運びです。
今回のリフォームで、脱衣場の脇に焚口と薪置き場を据えました。
そのおかげで、冬でも一人で火の調節ができます。
また、これまで風呂場で使っていたランタン風の灯りを脱衣場に取り付けました。
これで何となく山小屋風の風情になりました。
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火を点けて40分。いい湯加減になりました。
早速入ります。まさに「一番風呂」! いやぁ、最高に気持ちいいです。
私の入浴シーンなんて見ても仕方ないので載せませんが、本当に極楽気分です。
これまでの風呂は水面から熱くなっていましたが、
今度は湯船の底から暖かくなります。この違いは大きいです。体験すれば分かります。

そして当然ですが、新しい風呂場なのでどこを見渡しても新しいです。
これまでは床壁天井を見ないようにして風呂に入っておりました。
(どこを見て入っておったんじゃ!)
それが今はピカピカ!
昨日みたいに夕方4時になんかに入ると、灯りをつけなくても明るい浴室!
最近、地元では温泉が出たので、いずれ温泉を沸かしてみましょう。

ところで、風呂場を新調すること、浴槽を直焚き式(五右衛門式)にすること、
これは全てカミさんの「物事を決める間際での思いつき攻撃」のおかげです。
その場その場では、正直言って
「直前になって何でこういうことを言い出すの?」と思わなくもありませんが、
結果として当たりの時が多いのは事実です。

特に今回は大当たりでした。
あまりに私がはしゃいでいるので、
予算オーバーを気にしていたカミさんも鼻高々です。

そして何と!今朝は朝風呂にも入れたのです。
「なかなか湯温が下がらない」とは聞いていましたが、これほど持つとは!
これで日々の暮らしの楽しみが一つ増えました。