「企業が『食』に関してどのような企業活動や社会活動を表現できるか?」
というテーマを仕事で研究することになりました。
そこでまず取り上げたのが「食育」です。

この食育という言葉、最近になってやおらよく登場するようになりました。
というのも、平成17年7月に「食育基本法」が施行されたからです。
何となく漢字からイメージできますが、
じゃぁ実際にどういう法律なの?となると、どうも説明できかねます。

農林水産省の資料によると、
「国民が生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育むことができるよう、
食育に関する施策を総合的かつ計画的に進めることを目的とした」法律だそうです。
ますます分からんですね。

私は小難しいことを言うつもりもないので、簡単に、
「食が乱れておるから、みんなちゃんと見直せよ!」
と言っておるのだと理解しています。
そこで、その農林水産省の資料の中で発見したおもろいネタを紹介します。

「食に関する誤った知識(消費者の奇異な行動・質問)」
という項目の内容をそのまま転載します。

・「びっくり水」を買いたいが売っていない。
・「落としぶた」というのはどのような豚肉か。
・タマネギを使いたいが、どこまで皮を剥いても実が出てこない。
不良品ではないか。
・畑からイチゴがにょきっと生えてくる絵を描く子ども。
・ダイエットをしているといって食事がお菓子やケーキという若い女性。

どうです、面白いでしょう?これがまた国の資料というのも面白い。
他にも「食生活についての意識と行動のギャップ」という項目では、
アンケートで回答した内容と実際の行動が異なる人に
その理由を答えてもらっています。

例えば、
「栄養バランスを考え、必ず野菜を料理につけている」と答えた33歳の主婦。
実際には「夕飯に冷凍のインゲンが添えられている程度」らしく、
その理由を聞くと、「生の野菜は高いから買わない」ことにしているとか。

また、「料理は手作りを重視」している35歳の主婦。
実際にはレトルト食品や冷凍食品を多用していますが、それは
「レトルト食品を使った調理以上は日常作る気になれない」からだそうです。

何だか笑えるというか、笑えないというか。
そんな状況を憂う国が始めた施策が、
「食事バランスガイド」の普及・活用と、「日本型食生活」の普及・啓発です。
この食事バランスガイドはこのような概念図で表されています。

20060615052115.gif

これ、何をモチーフにしていると思います?
「コマ」なんですよ。コマ。
何でコマなのかは説明がありません。
「みんな立て!走れ!回り続けろ!」ということなのか?

これがコマである証拠にコマの左脇に何かちょろっと出ています。
これがコマをまわす紐らしいですが、
何とそこには「菓子・嗜好飲料 楽しく適度に」と書かれています。
これって変じゃない?菓子や嗜好飲料がないとコマはまわらないのかい?
さすがにツッコミたくなります。

あまり茶化すつもりはないのですが、これで「食育」になるのかなぁ?
と不思議な気持ちがします。
食育は大切だと理解できますが、それに関する資料をざっと眺めて感じるのは、
もっと食の(特に日本食の)文化や伝統、
食に対する想いや感謝についての表現があってもいいのかなと。
これからしばらくの間、より突っ込んで調べてみます。