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2006.07.22 スーク!
3年前、エビサワ氏と二人で旅に出ました。
行き先は、自然生活志向者が憧れるソルトスプリングアイランドと呼ばれる島と、
ヴィクトリアでした。
この旅の思い出だけでも数日間語れますが、本題に絞ります。今日は写真も多いし。

その旅での予定は全てエビサワ氏にお任せしていたのですが、
ヴィクトリアに行った時に、
「ちょっと案内したいところがある。」と連れていかれた場所があります。
そこがスークでした。バンクーバー島の南西岸の小さな地域です。

詳しいことは分からないけれど、かつては先住民が多く暮らしていた地域らしい。
山があり、海があり、他には無く、でもなんだか自分に優しい土地だなと感じました。
妙な表現になりますが、
「もし前世があったとしたら、過去にここにいたんじゃないか?」という気分です。
こんな気分になったのは、初めて八ヶ岳に行った時以来でした。

その地で、ある宿に案内されました。「スーク・ハーバー・ハウス」といいます。
この宿、トラベルロッジというジャンルでは北米一、
あるいは世界一とも評価されている宿です。
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二十幾つある部屋は全てデザインが異なり、全室から海が見え、
暖炉があり、そして居間にバスタブがあります。
「海に沈む夕日を眺めながら、居間のジャグジーでの花風呂で
ワインをお楽しみください。」というわけです。
売りは他にもあります。食材が厳選され、その多くが宿の庭で育てられています。
スタッフがいつも食材を集めています。
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そして花料理も売り。ワイン揃えの良さも評判とか。
俳優とかお金持ちがよく利用しているらしい。
日本の雑誌でも何度か紹介されているようです。
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その時は泊まることもなく、ただ眺めていただけ。
「いつか泊まれたらいいな。」程度の希望でしたが、
むしろその運営スタイルに興味を持ちました。
今から思えば、その時の感覚が今の暮らしに随分と影響を及ぼしているように思います。

今回の旅を私一人で行くつもりだった時は、小型のキャンピングカーを借りて、
サーモンを釣るふりをしながら山間部に向けて気ままに安ドライブするつもりでした。
でも親が一緒ということになったので、
「じゃあ最高の宿をご紹介しましょう!」と誘ったわけです。

そしていざ泊まってみての感想ですが、さすが評判が高いだけあります。
部屋は思っていたよりも狭かったけれど、とても快適でした。
この部屋の風呂は居間ではなくテラスにありました。
早速湯に浸かり外の景色を眺めながらも、親父持参の週刊現代を読む私。
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花が咲き乱れる夕暮れの庭を眺めながら、
とても素敵なフランス料理のコースをいただきました。
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そして今回特に感心したのが、「遊び心」です。
設備や、ホテル内のいたるところに置かれたオブジェに思わずニヤリとします。
例えばこれは流木などを使った鏡。トイレの壁にかかっていました。
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同じく流木で作った椅子。
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ツルや貝殻やサンゴなどもうまく使っています。これは壷らしい。
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エレベーターの内部は海底仕様。
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他にも紹介したい写真は山ほどありますが、これくらいにしておきます。
この宿を経営しているのがフィリップ夫妻。
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夕食時にご主人といろいろお話できました。
私が持参していた英文の自己紹介シートを差し上げると、
「お前が店を始めたら、きっと行くよ。」と約束してくれました。
三人分のアイスワインやデザートもサービスして下さり、ご満悦の私たち。

私は改めてこの宿の充実度に感心しながらも、
その前日に泊まったB&Bのご主人・デビットさんの言葉を思い出していました。
「今でこそ立派で値段も張る宿だけど、
始めた頃は名前の通り本当に小さな『ハウス』だったんだよ。」
デビットさんはスーク出身なので、この宿の成長過程をずっと眺めてきたのでしょう。

私たちがこれから目指すスタイルは決してこんな豪勢なものではないですが、
夢を持ち、少しずつでも前に向かって実現していけば、
例えばこんなレベルまで成長させることができるのだなと感じました。
そしてその場作りの一つ一つを遊び心で楽しみながら積み重ねていきたい。
そんな意を強くしました。

昨日のサンディ一家もそうですが、
世界中で夢を持ってそれを実現しようとしている人達がいると思うことで勇気が出ます。
背中が押される感じです。

ということで、カナダ旅行に関しては他にも伝えたいことはあるけれど、
ここで一旦キリをつけます。
長文読んでくれてありがとう。
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