仕事の関係で松下電器関係のミュージアムに行ってきました。
「松下電器歴史館」と、「松下幸之助記念館」です。
以前から行きたいと思っていながらなかなか機会がなかったのですが、
今回行けて良かったです。
こういう大きな存在となる人の意思を学び、
受け継いでいこうとする会社は強いですね。

私は学生時代に一度だけ松下幸之助さんとお会いしたことがあります。
その時、口での会話はありませんでしたが、
2~3mほどの至近距離で、「目で会話」できました。
その時の情景は今でも鮮明に覚えています。

幸之助さん「あんさん、まだまだ世間のことを知らんようやから、
世の中のことをよ~く見てきなはれ。」
私「はい、分かりました。そしていつか世の役に立てるよう、努力します。」

誰もこの会話を聞いていないし、私の勝手な思い過ごしかもしれませんが、
私ははっきりとその会話を感じ、「約束をした」と受け止めました。
そしてこの時をきっかけに私の人生が変わりました。

あれから20数年が経ち、昨日久しぶりに幸之助さんの写真を見て、
「あの約束は守られているだろうか?」と自問しました。
確かにいろんな人生経験を通して、そこそこ世の中を見ることはできたかな。
でも、自分が何か世の役に立ったであろうか?
世の中に何かお返しができたであろうか?

まだまだだなぁ。
やったことの大小ではなく、意味においても、まだまだだと思います。
現実には「どうやって自分の家族を食わせていくか。」に
思いを巡らせる自分がおるわけでして。
幸之助さんがおっしゃるような
「聖なる仕事をする意思と、そのことに感謝の心を持つ」心境と比べると、
かなりスケールが小さいです。

それでもここ数年、自分の身の丈に合ったライフスタイルを見つけ、
歩みだすことはできました。
そしてちょうど数日前、
「2年前につくった『私たちの将来ビジョン』を見直そう。」と
カミさんと会話をしていたところでしたので、
今回幸之助さんとの「約束」を思い出したのも、何かの良いタイミングなのでしょう。

この先どうやって生きていくのか、この機会に改めて考え始めることにします。