先日、職場の上司であるHさんと酒を飲んだ席で、
「この先どんな仕事をしたいか?」という話題になりました。
その時にHさんがある話を持ち出しました。

Hさん家族がかつて暮らしていたマンションのすぐ近くが、
当時通学の子供達の集合場所になっていたそうです。
ある日、Hさんの奥さんがお子さんを連れてその集合場所に着くと、
一人の子供が先に来ていたので、「おはよう。」と声を掛けました。

でもその子供が返事をしなかったので、奥さんすかさず
「あのね、ぼく。おばさんが『おはよう』って声を掛けているんだから、
君も『おはよう』って返事してくれないかな?」と言ったそうです。

その子供はその時に大そう驚いたらしく、
帰宅後にそのやりとりをお母さんに伝えたらしい。
するとそのお母さん、Hさんの自宅にやって来て言ったセリフが、
「うちの子に余計なことを言わないでください!」だと。

「こんな地域では一緒に暮らしておられない。」と感じたHさん家族、
それだけが原因ではないと思いますが、やがて引っ越したとか。

この話を聞いて、
「うちは給食費を払っているのに、
なんで『いただきます』を言わなきゃならんのか?」と
教師にかみついた親の話を思い出しました。

また、子供が万引きで捕まった時、呼び出された親が、
「金を払ったらええんやろ、金を!」と、
お金をたたきつけて子供を連れ帰った話も思い出しました。

「もう、一人ひとりの子供や親をどうこう言ってる場合じゃないよね。」
「全く。地域全体のこととしてとらえなきゃ。」
「そう。だから私は『地域社会の再生』が最大のテーマなんですよ。」
この最後のセリフ、Hさんの方です。

結構意外でしたね。この人こんなことを考えていたのか。
意気投合してしまいました。
でも言うは易し、行うは難し。そのテーマをどうやって具体化するの?

「それはmasanの暮らしの中にヒントがあるんじゃないんですか?」
ほう、そんなものかね。あまり買いかぶりしてほしくないけれど、
自分達の暮らしから何か解決策が見えてくるとしたら、そりゃ好都合です。

ここから先はいろんな話題に広がって盛り上がっていったのでまとめようがないですが、
要は、「私は私の土俵(フィールド)で仕事をすればよいのだ。」と
エールを送ってもらったような気がします。
そんなかすかな記憶が残っています。

ちょうどビジョンを考え直し始めたタイミングでもあるので、
これまたぼちぼち考えてみることにします。