昨日は日帰りで東京・町田に行き、イベントに参加してきました。
最近ご縁ができました「企業ミュージアムの協会」主催の見学会です。
主な内容は、白洲次郎・正子さんが住まわれたお宅「武相荘」を見学し、
白洲正子さんに可愛がられたライター・武田万樹さんの講和を聴き、
今春オープンした、ロダンとユトリロを多く展示する「西山美術館」を見学する、
といったものでした。

白洲次郎・正子さんは、最近また人気が高まっていますね。
本屋ではコーナーができています。
私にとっても以前から気になる存在で、雑誌「太陽」の特集なんぞ、
普段読まないものにも目を通していましたが、
6年前に信楽のミホ・ミュージアムで「白洲正子の世界」を見てますますはまり、
一時憧れていました。
妙な表現かもしれませんが、お二人に気に入られた人々を羨ましく思ったものです。

そんなお二人が過ごした家について写真では知っていましたが、
今回そちらを見学するということで、こういう話はタイミングが大事ですので、
即飛びつきました。
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さて訪問すると、茅葺きの素敵なお宅です。
もとは養蚕をしていた古民家だったとかで、我が家と同じではないか。
広さは意外に狭いです。うちの半分くらいかな。
でも機能的で、林に囲まれ、とても素敵なお宅でした。
新聞受けもこんな感じで親しみが湧きます。
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中ではゆかりの品々や書かれた文章が展示されていました。
私が目を留めたのは、正子さんが書かれた「無駄のある家」と題した文章です。
その中で、「30年かけて直し、今もまだ続いている」とありました。
そうか、白洲さんでもそんなペースだったんだ。
私たちもマイペースで作り上げていこう。

また、お嬢様の牧山桂子さんが、両親をこのように評しておられました。
「二人の趣味(hobby)は異なっているように見えるが、
趣味(taste)は多分共通していた」

これを読んで、「うちもそのようなものだな」と感じました。
白洲さん夫婦と私たちを重ね合わせるなんて恐れ多いですが、
別に狙っていたわけでもなく、
家づくりや夫婦のあり方について何かしら共通点を見つけたようで、
嬉しくなりました。

武田さんのお話も良かったです。
正子さんとお付き合いしていらしたことにちょびっと嫉妬したかな?
本当はもう少しゆっくりと時間をとってお話を伺いたかったし、
直接お話もしてみたかったけれど、会の予定の関係で今回は断念。
ご縁があればまたそんな機会もあるでしょう。

西山美術館は感心したというか、何と表現したらよいのでしょう。
ダスキンの代理店を皮切りに一代で財をなした事業家の西山さんが、
オークションなどで集めたロダンやユトリロの数は、
民間所蔵者としては世界トップクラスとか。

それらを一同に介して作られた美術館なのですが、
驚いたのは館長の、つまりオーナーの西山氏自身がマイクを持って
ガイドをしてくれたことです。
その説明のされ方の力のこもること!
きっと事業経営もこのノリで進めてこられたのでしょうね。
それにしても休日にオーナー自身が説明される姿勢には、素直に感服いたしました。

また参加された方々とも名刺交換させていただきました。
これを機に何か素敵なご縁が広がればいいですね。
こういうイベントはそのことが楽しみの一つでもあります。
機会をいただきました「企業ミュージアムの協会」の亀田様、
ありがとうございました。

このように有意義な時を過ごして帰ってきたわけですが、
朝5時半に家を出て、また夜9時には加子母に戻るという行程で、
流石に移動で疲れましたね。
何故泊まってこなかったかと言うと、実は今日、加子母の体育祭があるからです。
昨年は私一人の出場でしたが、今年は夫婦での参加が求められております。
ということで、これから行って参ります!