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昨日の日中、思いのほか時間が空いて帰宅の途についていたところ、
お隣の付知町である建物が目に入り、車を寄せました。
そこは、『熊谷守一記念館』
以前からずっと気になっていたのですが、入るのは今回が初めてです。

「画壇の仙人」と称される熊谷守一さんについては他でもいろいろ書かれていますが、
正直言ってその画風にはあまりピンとこなかったこともあり、
これまでも好んで知ろうとは考えないでいました。
でも地域出身の超有名人だし、
「ちょっと押さえておこうか。」くらいの軽い気持ちで館に入りました。

小さな展示室の中に飾られた作品を眺めながら、
作品や写真に添えたキャプションがむしろ面白く、順に読んでいきます。
幾つか感銘を受けましたが、その一つをご紹介。

「何も書いていない白ほどきれいなものはありません。ところが、人ってなさけないもので、ちょっとちょっかい出してみたがるんです。でも、どんなに逆立ちしたって、そりゃ白よりきれいに描けっこありません。色というものは、いろいろな意味で考えものです。」

これは『無』の境地のお話か?
白い画面を汚しながらブログを書いている自分が恥ずかしくなります。
さて、眺めているうちに、私はある写真に釘付けになりました。
それがこれです。
本来は著作権などもあるでしょうから載せるのは違法かもしれないけれど、
出所を紹介することで許してね。本も買ったことだし。
『獨楽(独楽) 熊谷守一の世界』(藤森武 世界文化社)より
20070803080743.jpg

「ああ、ここに私の望む姿がある!」
私はまさにこうなりたいのです。
この瞬間、私の求める「爺さん像」が決まりました。
この写真の場所、東京都豊島区のご自宅ですよ。
それでもこんな世界観を創り上げて、自ら同化している・・・。

たまたま昨日の朝、カミさんとこんな会話をしていました。
(しばらく考え事をしていて、突然うなる私)「う~む。」
「どうしたの?」
「私は今年46歳だけれど、今勘定したら、親父がこの歳の時、私は19歳だったのだよ。」
「それがどうしたの?」
「この歳で、20歳前の息子がいたんだぞ。今の私には想像できん。」
「じゃあU太が46歳になった時、どうしてるでしょうね。」

思わぬ攻撃を受け、咄嗟に返事ができません。
「えーと、えーと。U太はもうすぐ2歳だから、U太が46歳の時、私は46+44=90歳!
そんな歳まで生きたくもないわいと思ったものですが、
改めて熊谷守一の人生を見ると、満97歳4ヶ月で亡くなられています。
成程、ここまで生きるとこんな爺さんになれるのかも?

いやいや、ただ長生きしただけではこうはなりますまい。
思うに、「爺さんは一日にして成らず」。
人それぞれのポリシーがあり、ライフスタイルがあり、日々の生き様があり、
その積み重ねが老後の姿になるわけでしょうね。
ならば、既に今から「爺さんへの道」は始まっている?

目指す「爺さん像」が決まった私、これからの生き方に影響があるかも。

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