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先日、友人達と一緒に家族で高山に行った時、途中である店に寄りました。
そこはカミさんが以前行って感心し、
私に「是非見てらっしゃい!」と薦めていた店でした。
店の名は「坂本酒店」。高山市久々野町の旧役場の傍にあります。
着いてビックリ! 立派な店構えです。
店外観

「ワインの品揃えがいいらしいから。」と聞いていた私は、
店に入るなり、地下に向かう階段を見つけ、
「ワインは下ですよね?」と店員に声を掛け、そそくさと降りていきました。
こういう造りをしている酒屋は十分に期待できます。
地下へ

地下のフロアーは私の期待以上のものでした。
「フランスワインの部屋」「ドイツワインの部屋」・・・と分かれているのです。
私はもちろんフランス部屋へ(何だか隠微な音ですね)。
そこにはボルドー、ブルゴーニューと分かれているのはもちろん、
ボルドーなら「右岸」と「左岸」に整理して陳列するなど、
徹底したこだわりが見えました。
仏ワインの部屋

もう私は、サイバラさんが言うところの、
「ショーウィンドーに飾られたトランペットに釘付けの黒人少年」状態です。
(雰囲気伝わりました?)
しかも品揃えが私好みというか、以前飲んだものがズラリ!

「あっ、ラス・カーズだ!すげぇ高い!」
「カロン・セギュールもあるけど、こんなに高かったっけ?」
「ピション・ロングビルだ!」「ベイシュビル!」
「デュクリュ・ボーカイユー!」「ラグランジュ!」
・・・

叫び続ける私に、「いったい何語をしゃべっておるんだ?」という顔のカミさん。
こればかりはね、好きな人こそが知る至福の世界ですよ。
思い起こすは10数年前、バブルが始まる少し前からワインにはまった私は、
夜な夜な『世界の名酒事典』なるものを眺めては溜め息をついていたのです。

そしてバブル期には、そんなに稼ぎが良いわけでもないのに、
ワインにつぎ込んだ時期もあります。
その当時には常時50本のワインを持っていたものですが、
それも今や昔、稼ぎに応じて減ってゆき、今や数えるばかりのコレクション・・・

そんな私にこの店は刺激が強すぎたぞ!一体どうしてくれるんだ!
とワクワクしながらも、ちょっと不満がありました。
私の大好きなワインが無いのです。
それを訊ねると、奥の別の部屋に案内されました。
するとありました!

「ラトゥール」「ラフィット」「ムートン」「オー・ブリオン」・・・
これら「一級」と呼ばれるもの達は全く別物です。
その中でも私が一番好きなのは「ラトゥール」です。
初めてこいつを飲んだ時は、全身が震えました。
「これがワインか!サントネージュワインや赤玉とは違うぞ!」と感動したものです。
ラトゥール

でもこの「ラトゥール」、もはや私ごときが手を出せるような代物ではありません。
今では中国・香港・インドのお金持ち御用達になっているとか。
因みに、先程の事典(2003年版)によると、1961年「ラトゥール」は一本40万円です。
店頭売りでこれですから、飲食店でもし注文すると、その2倍以上になるでしょうね。
もうはるか雲の彼方という感じです。

さて、実はもう一本紹介していないワインがありました。
それは「シャトー・コス・デス・トゥルネル」。
「ラトゥール」は別格として、私がこよなく愛するワインです。
いわゆる「二級」と言われる中ではトップクラス。
このワインのラベルを見ただけでもう私は駄目です。
コス

ということで、「初めて店に来た御祝儀」で一本買いました。
他にもお勧めを2本買って、もう私は大満足。
こんな買い物、10年ぶりですよ。
横でカミさん、ポツリと「この店を紹介したのは間違いだったかも?」
そうかもよ。もう手遅れです。

いずれにせよ、こんな地方にこんな素敵な店があるなんて、奇跡です。
名古屋から買出しにくる人もいるとか。
これで高山に行く理由がまた一つ増えました。
でも実は私の普段ワインは、箱ワインなのであります。
これはこれでいけるんですよ!

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↓ワインってそんなにはまるものなの?
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↑箱ワインって?(これが実はナイスなのです。)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ありがとうございました!
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