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キノコが採れた日、いそいそと向かった先がありました。
それは下呂の『山びこ』というお店です。
そちらにいらっしゃる栄太郎さん(88歳!)が山菜・釣り・キノコ狩りの名人で、
この辺りではつとに有名な方なのです。

昨年も同じ頃に伺い、「あんたも同類か?」
という風に見てくださったのが嬉しくて、
今年もキノコが採れたら鑑定を頼むふりして
ご挨拶をしようと目論んでいたのです。
今回はカミさんとU太も連れていきました。

さて店に着くと、丁度栄太郎さんが店先にいらっしゃいました。
私の顔を見てそれなりに愛想よく挨拶してくれましたが、
どうも覚えている様子ではなし。

傍にいた孫娘さん(娘?)の方が覚えてくれていて、
「おじいちゃん、去年も来た人だよ。」と言ってくれたので、
「ああ、そうか。」てな感じで再会のご挨拶。
早速持参したキノコを見せたのはいいのですが、
あまりご機嫌はよろしくなかったようでした。

一本だけのフウセンタケ系を見ては、
「一本だけでは確信を持てない!
多分これだろうというのはあるが、知っていても教えん!
幼菌と一緒に持ってこい!」
たくさんのイグチをみては、
「食えるかどうか分からんものを最初からたくさん採って見せるな!迷惑だ!」
などなど、いきなりお叱りの言葉が並びます。

でもおっしゃる意味はごもっともなので、「全くその通りです。」と納得していたら、
私がシュンとしている様に見えたのでしょうかね。
孫娘さんがしきりに愛想よく声を掛けてくれました。
「あのね、おじいちゃん最近は何でも面倒がってね、
言葉遣いがぶっきらぼうなのよ。
決して悪気はないから気にしないでね。」
栄太郎さんに対しても、
「ほら、おじいちゃん。今年年賀状をくれた人じゃない!」と
しきりに仲を取り持とうとしてくれます。

私は自分の立場をわきまえているつもりだし、
今回持参したのは大したことのない雑キノコだというのも分かっているし、
こんな対応、山にいる時の仙人に比べたらどってことないレベルだから、
まるで気にしてはいないのだけど、
今回は周りの方がやたら気にかけてくれました。

栄太郎さんも「ちと言い過ぎたか。」と感じたのかどうか、
その後は何度も私達のテーブルに来てはいろいろアドバイスしてくれます。
「あのな、前も教えたはずだが、キノコが生える場所というものがあるんだ。
キノコはな、○○○○の△△△△のような所で探すんだぞ。」と、
とても貴重なアドバイスを与えてくれました。勿論初めて聞いた話です。

ひとしきり会話をして、お店のキノコ料理をいただきます。
代を継いだご主人が「今年はまだ出汁の取れるキノコが少なくてね。」と
少々申し訳なさそうに出してくれたのが、このキノコ鍋です。
キノコ鍋

右上から時計回りに、ホウキタケ、ヌメリササタケ、サクラシメジ、
アミタケ、ショウゲンジ、中央にカラスマイタケ(カラスタケ?)です。
確かに昨年よりは種類が少ないです。
じっくりと味わっていただきました。

さてここ数日のキノコ話を振り返ってみて、痛感することがあります。
つまるところは「自力次第」ということです。
とにかく数多く山に入るしかない。
採っては調べを繰り返すしかない。
そして少しずつ頭と身体で覚えていくしかないということです。

何はともあれ、今回久しぶりにそういう時間をじっくり取れたことは良かったです。
一心不乱に図鑑やネットを調べまくり、
「ああでもない。こうでもない。」と頭をひねらせている間は、
脳のしわが増えたように感じます。
そんな「キノコ道」を進む生き方を一つ持っていることは幸せと言えましょう。
これからも不断の努力を続けていきます。

P.S.
本日(10/6)、19時から高山市役所で中島デコさんの講演会が開かれます。
参加費は何と無料!
私たちも何とか都合をつけて行くつもりです。
また新しい出会いがあればいいな。


!!!!!!!!!!
↓近くに栄太郎さんのような方がいることが幸せだね。
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↑一体どのレベルまでいけるだろうかな?
!!!!!!!!!!

ありがとうございました!
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