「あなたを是非紹介したい人がいる。」
この手の話は過去にも何度かありました。
そういう出会いにはチャンスもリスクも伴いますが、
私は基本的にはまず会ってみることにしています。

かつて仙人と出会った時もこのパターンでした。
「是非masanを仙人と引き合わせたい。
仙人にもあなたのことは伝えており、会いたがっているから。」
そして出会ったその日に弟子にしてもらい、それが今の充実した暮らしに繋がっています。

今回も気楽に受け止めてお会いすることにしました。
紹介者である、「中津川自然エネルギーの会」・M会長さんとは、
田中優さん講演会で初めてお会いし、一言二言お話しただけなのですが、
とても人の好い方とお見受けしたので、ついていくことにしたのです。

さて向かった先は、蛭川(ひるかわ)のローソク温泉のすぐ近くでした。
蛭川という土地は、少しひるみそうな名前をしていますが、昔から銘石の産地で有名です。
またローソク温泉の辺りは、ラジウムの含有量日本一だとか。

そんな場所に、傾斜地を利用して開かれた庭園が目に入りました。
奥にはログハウスと東屋が見えます。「気功クリニック」という看板がありました。
車を降り、Mさんが簡単に説明します。
「ここは私の先生がいらっしゃるところです。
その先生に是非あなたを紹介したいと思い、お連れしたのです。」
外観

Mさんもそこそこのお歳とお見受けしますが、その方の先生ですか・・・
ともかく傾斜を登っていくと、東屋から人物が現われました。
お歳はきっと80歳を越えていらっしゃるのでしょうが、
歩く姿勢や醸し出す雰囲気はもっと若く見えます。

そしてMさんたち(他にも会の方が2名いらっしゃいました)に対して、
「やぁ、いらっしゃい。」と答えた時の笑顔を見て、
「これは只者ではないな。」と感じました。
抜けているというか、「あぁ、この人は見えているな。」という風情です。
吉村正先生にも通じるところを感じます。

「まぁ入りなさい。」とログハウスに招き入れられ、私は一言も発することがなく、
Mさんが私のことをその人に紹介しました。
「先生、この人が以前お話した人です。我が会の若きホープです。
私はmasanを一目見て、ピンッときたのです。
この人は、これからの循環型社会を築いていく上でリーダーになる人です。
そこで、例の私たちの構想について、
是非masanに加わってもらいたいと思い、お連れしました。」

ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってよ!
会の若きホープ?
今日初めて会合に出て自己紹介したような人間ですよ。
循環型社会をつくるリーダー?
とてもとても。まず自分たちのことをするのに精一杯です。
例の構想?
何それ?全く聞いていませんよ。それに私が加わるの?

私の戸惑いを無視して、その方は「そうか、分かった!」と、姿勢を正し、
その後、とうとうとお話をされました。

その方のお名前はUさん。
いただいた名刺には、
医学博士、氣導塾塾長、古武道の技教授、薬になる野草・山草の勉強の会顧問
などの肩書きが続きます。

ここで詳しくは述べませんが、かいつまんでまとめると、
「今や地球全体が精神病にかかっておる。
この状態を正すには、まずは農業から変えねばならない。
しかし今や日本では農協に牛耳られており、なかなか変革が起き難い。
これまでも方々に啓蒙してきたが、結果的に今の地にやってきた。
ついてはこの地を中心に、岐阜・長野・愛知で新しい場を作ろうと考えている。
自分にはやる気とアイデアと資金を提供する力はあるが、
それらをうまくまとめて綴り伝える人材が近くにおらず、ずっと求めていた。
ついてはそういう人材としてmasanが登場したのだと理解している。
是非一緒にやっていこうではないか!」
ということらしいです。

その手段として、まずは農事組合法人を作り、
活動を広げていくことが肝要と考えておられるようです。

また、これまで指導してきたプロジェクトとして、
長野県長谷村(現伊那市)の「気の里」計画を挙げられました。
調べてみると、確かにいろいろ展開されているようです。
これもこの人の指導の賜物なのか。

「ただし、私は一切表には出ないし、どんな役職にもつかない。
そういう立場につくと、いろんな利害関係に巻き込まれることが分かっているから。
だからあなた方が構想をくみ上げた後に、
それが実現可能なものなのかの判断を私がする。」
とのことです。

さて、ここまでの話を聞いて、あなたはどう感じましたか?
とても感銘を受けた?
疑いを持った?
私は客観的に見た場合、後者の方が多いと想像します。

私はこれまでに様々な人間に会ってきました。
ひと儲けを企む人、新しいビジネスチャンスを求める人、強欲な人、
精神世界の指導者になろうとする人、そんな人を取り巻く人々、・・・
そんな経験を重ねるうちに、私なりに人物を見るコツを身につけてきたつもりです。

その目から見させていただくと、
Uさんは、決してよこしまな考えや強欲な人ではなく、
純粋に上の言葉を語っているのだなと感じました。
時折激しいセリフも出てきますが、どの言葉もすんなりと私の内に入ってきます。
ま、一言で言うならば、「受け入れられた」ということでしょうか。

でも、「じゃあ、これから皆さんの夢を実現するために全霊を傾けましょう!」
と宣言する訳にはいきません。
現実の暮らしで背負っている課題が多いし、
正直言って即決するほどの度胸が私にはありません。

ですから一通りU先生のお話が済んだ時、
私はすぐには返さずに、Mさんに質問しました。
「Mさん。私とあなたが会うのは今回が2回目で、
それもまだほとんど会話らしきことをしていませんね?
何をもって私をここまで導いたのです?」

Mさん、困った表情をされましたが、きっと直感なのでしょうね。
そこで、今度はU先生に質問しました。
「先生の書かれた書物などを読ませてもらえませんか?」
目の前にその本はありましたが、それはまだ私が読むべきものではないとのことでした。

「では、先生から古武道を学ぶということは可能なのですか?」と質問を変えました。
実は以前から古武道を指導して下さる方を探していたのです。
それは武術を学ぶと言うよりも、精神性を学びたいという動機からです。
「それはいいよ。ただし受身ができるようにならないと教えられないから、段階的にな。」
とのことでした。

実際にどのくらいのペースで学ぶことができるかは不明ですが、
これでU先生に通う口実はできました。
これをきっかけに何度かお目にかかり、もう少し先生のことを知り、
同時に私のことも知っていただき、
その上で「やはりこいつにカクカクシカジカのことを委ねよう。」となられた時に、
本当に事が動き出すように思います。

帰り間際、先生が言いました。
「私は骨相も観ます。あなたの骨相は実に素晴らしい!」
はぁ、そうなんですか。そんなことを言われたのは初めてですが。
「そして、あなたは幾ら儲けても手元にお金が残らない人生だ。」
それは全く当たっているように感じます。
私の人生って、全くそうだもの。

続けて先生は言いました。
「私は誰にも今日のような話をするのではないよ。あなたのような人だから言ったのだよ。」と。
この手のセリフは、かつて何度も聞いたことがあります。
決して斜に構えるのではなく、素直に受け止めましょう。

そして、投げかけられたきっかけをどう解釈すべきか?
上述の通り、私は自分と家族のことをやりこなすのに精一杯の暮らしです。
それでも、私たちを受け入れてくれた加子母という地域に何とかご恩返しをしたいと、
あれこれ模索し始めたばかりです。
そんな私に、今回U先生から投げかけられた課題をやりこなすことは可能なのだろうか?

正直言って、即答することはできません。
でも、今のところは前向きに考えていこうかとしています。
これも何かのご縁なのだろうと思います。

このU先生という方がどのような方なのかもよく分かりませんが
(もしかしたら大変失礼なことを書いているのかもしれませんが)
そういう方に出会えるように導かれたのかもしれない。
そして最終的には自分で考えて判断して行動しろということなのでしょう。

いずれにせよ、今回はっきりと分かったことが一つあります。
環境をきっかけにこちらから声をかけた「中津川自然エネルギーの会」ですが、
この会は、単なる「エネルギーを考える会」ではなく、
人の輪(ご縁)を広げる会だったということです。
他にも素敵な出会いがありました。
このご縁がどのように今後つながっていくのか?
それは本当に楽しみです。
<U先生の敷地前の看板>
宇野看板

気の看板

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