故ターシャ・テューダーに想う |
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2008-07-02 Wed 00:00
数日前、かみさんから知らされました。
「ターシャ・テューダーが亡くなったそうよ。」 幾つかのブログやメーリングリストでやりとりされているようです。 そうか、亡くなったのか。享年92歳とか。 彼女がどんな人かについては、どうかご自身で検索してください。 きっと山ほど出てきますから。 私にとって、一時、憧れの人でした。 田舎暮らしを考える人ならば、きっと一度は接する人でしょうね。 (八ヶ岳の小淵沢絵本美術館では何度も企画展をされていましたね。) 私が彼女を知ったのはいったいいつのことだろうか? 記憶が定かではないですが、きっとまだ東京暮らしをしていた頃だと思います。 田舎暮らしに憧れながらも、移住するほどの勇気はなく、 季節に一度くらいのペースで八ヶ岳に通っていた頃かと思います。 「世の中にこんな素敵な暮らしをしている人がいるんだ!」 最初はそんな印象でした。 驚きと、憧れと、当時の自分の暮らしのとのギャップに愕然としながら、 何冊かの本を買って読みふけったものです。 「いつかはこんな暮らしの一部でも実現したいものだなぁ。」 当時、同じくよく読んだ玉村豊男さんの本と読み比べながら、 将来の暮らしを夢見ました。 やがて私は八ヶ岳に移住。 最初はセカンドハウスのつもりで建てた家に、そのまま住んでしまいました。 そして八ヶ岳で約7年間暮らし、以前憧れた夢のほんの一部を実現しました。 でもまだ得心がいきません。 彼女の生きる姿勢に比べたら、私のやっていることなんて、 ただの物真似であり、ママゴトだったのです。 それを自覚していたから、 結局「お洒落な田舎暮らしの演出」をするにとどまっていました。 だからいつまでたってもターシャ・テューダーは憧れの人。 雲の上の存在でしかありませんでした。 その後、今のかみさんと出会い、3年前に加子母に移住。 お互いに想う生き方を合体させて試行錯誤すること約5年。 今でもまだまだママゴトレベルですが、 それでもいろんなことにチャレンジしてきました。 そして最近知った彼女の訃報。 不思議なことに、こんな感情が生まれました。 「ああ、そうか。かつては憧れていたんだよな。」 同じく、「そういえば、玉村豊男さんの本ってどこにいったっけ?」 私は自分が薄情な人間だと白状しているのではなくて、こういう理屈です。 憧れる→真似る→試行錯誤する→自分なりのスタイルを見つける こうやって人は成長していくものなのだろうか?と思うのです。 八ヶ岳で一人暮らしをしていた頃は、 上の「真似る→試行錯誤する」段階だったのだと思います。 でもターシャ・テューダーのような強い意志と行動力があるわけもないので、 結局再び彼女に憧れるしかなく、引け目を感じていたのかも。 でも今は違います。 「私は私」、いや「私たちは私たち」。 ありがたいことに同じ方向を見るパートナーに恵まれ、 自分達のペースで進む道を見つけることができました。 だからことさらに他の人を憧れる必要がなくなったのかもしれません。 繰り返しますが、私たちが今できていることなんて、本当にまだまだです。 でも、やろうとしている道は見えています。ただその道を進むだけです。 そういう処にまで来られたことに満足していますし、感謝もしています。 そして思うに、今の居場所に来るきっかけとなった一人が、 ターシャ・テューダーさんだったということなのでしょう。 ありがとうございました。 お陰で今の私たちの暮らしがあります。 そして安らかにおやすみください。 ↓応援(一日1クリック)していただけると励みになります。 |
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