ここ連日、幾つものブログネタが貯まってきているのですが、
基本的に一日1ネタとしていますので、あしからず。

昨日の朝はマイナス5℃。
日中は暖かいものの、まだ朝晩は結構冷えます。
田んぼに溜まった水もこの通り。
1氷張る

いろいろあったデスクワークを一通り片付け、
いよいよ気持ちと体を外に向けるシーズンがスタートしました。
そうです!山菜採りです!

まずは毎年必ず訪れる、ノビルの定点観測地に向かいます。
予想通り、とても伸びています。もう収穫し始めてもいいくらいです。
2定点観測地ノビル

ちなみに、過去と比べてみましょう。
2006年3月6日のブログ
2007年2月25日のブログ
2008年3月2日のブログ
今年は一段とペースが速いことが分かります。やはり暖冬の影響でしょうね。

そしていよいよ収穫開始です。
加子母にやって来た2005年5月末頃は既に山菜シーズンは終わっていたし、
引越し直後でそれどころではなかったので収穫は無し。
2006年から始めて、今年で4シーズン目ということになります。

過去3シーズンは正直言って不満足の連続でした。
その理由は幾つかあります。
・初めての地で探すことが難しかった。
・八ヶ岳とは違い、大抵は誰かの土地なので、立ち入ることが難しかった。
・年々知識が減っていくことへの焦りがあった。
・何よりも、山菜採りにかける時間が無かった。

これらの理由から、結果的に毎年それほどの山菜を採れず、
シーズンを振り返って納得しないでおりました。

でも今年は違います。
デスクワーク系の仕事を大幅に減らしたので、今までよりは時間があります。
そして実はもっと大きな、そして大切な理由があるのです。

それは意識の持ち様が変わったことです。
まず、採る対象が変わりました。
今までは「山菜採り」を目指していました。
山菜というのは若い芽を採りますので、基本的に春だけがシーズンです。
それだと旬の時期がかなり限られます。

ところが、昨年夏頃から考え方を変えました。
私は「山菜採り」ではなく、「野草採り」を目指すことにしました。
野草だと、「野」の「草」だから、ほぼ年中採れます。
「結果的に採るものは同じじゃないのか?」と突っ込まれそうですが、
意識を変えることで、取り組み姿勢が変わるものなのですよ。

その結果、季節が過ぎることに焦る必要がなくなりました。
じっくりと腰をすえて現場に向かえます。

そして、採る種が変わりました。
今までは「できるだけ多くの種類を集めよう。」
と躍起になっていたところがありました。

でも今年は種類を追わず、
「今恵まれたものを美味しくいただくにはどうしたら良いか?」
と考えるようになりました。
つまり「量」ではなく、「質」。質には感謝の気持ちも含まれます。

加えて、採る量が変わりました。
これまでは一度に多くのものを採っていました。
「今を逃したら、今度いつここに来られるか分からない。」
という気持ちが働いていました。

ですから結果的に大量の収穫物が厨房を満たし、
かみさんを戸惑わせていました。
でも今回は違います。
「一日で必要なだけをいただき、そのことに感謝」です。

さてこのような意識と取り組み姿勢が変わって臨んだ、今年初の「野草採り」。
すると不思議なものです。次々と素晴らしい出会いがありました。
まずは道端で先日紹介したギシギシの若芽をいただき、
その後にふと目をやると、カラスノエンドウの柔らかい若芽を見つけました。
3カラスノエンドウ

その隣にはきっとシャクでしょうね。
実はこの見栄えの草はたくさんあって、
大きく育たなければ分からないものが多いのですが、一応採取します。
4シャク

しばらく歩くと、手頃なサイズのタネツケバナを見つけました。
私はこの草が大好きです。
5タネツケバナ

そしてまたしばらく行くと、食べ頃のノビルを発見!
慎重に採取したところ、ものすごい鱗茎になっていることが分かりました。
後で画像が出てきます。
6ノビル

そしてそして、何ととっても食べ頃のカンゾウを見つけました。
私はこれまでにこれほど良い風情のカンゾウに出会ったことがありません。
道端でよく見かける若芽は平べったくて薄いのですが、
今回みつけたのは丸太のように丸いものです。
大きさも食べるのはちょうど良いサイズです。
7カンゾウ

今回見つけた野草の幾つかは、食品残渣(ざんさ)、
つまり想像するに残飯が不法投棄されたらしい場所に育っていました。
だからそれらが堆肥となって野草たちの成長を促進したのかもしれません。
皮肉なものです。

ということで、昨日の収穫はこんな感じです。
ノビルの鱗茎を見てくださいよ。まるで小さなタマネギです。
8収穫

そしてこれらを茹でたものがお昼のおかずとなりました。
かみさんの手づくり味噌に、梅酢と黒砂糖を混ぜたソースをつけていただきます。
美味しそうでしょ?
9食卓

一番美味しかったのは、やはりカンゾウでした。むちゃウマ!
そしてノビルの鱗茎よりも、茎が美味しかった。
ノビルは味噌と絶妙に合います。

こうして自然の恵みをいただくシーズンが開始しました。
こういう時に本当に心豊かな暮らしを実感します。

ところで、追加のお話が一つ。
昨夜、お腹がゴロゴロし始めました。
「来たぞ、来たぞ!」トイレに向かいます。
すると見事な排出!

これは食中毒ではありません。全く痛みを伴わないです。
野草(山菜)の食べ始めにはよく起きる現象です。
本当にヤバイ種を食べた時は危険ですが、今回は問題無し。
むしろ「宿便が出た?」という程のスッキリ感です。
これまた野草食いの醍醐味であります。