昨日、吉村医院で開かれた「手づくりマーケット」に出店しました。
正確には、吉村医院の主催ではなく、
こちらで出産したお母さん達の有志が始めたフリーマーケットです。

私たちは昨年晩秋に続いて二回目の出店です。
今はETC1000円のお陰で安く移動できます。
しかも我が「よきかな号」は天ぷら油で走るので、燃料代はタダ。
つまり、往復2000円ポッキリで出店できた訳です。
これは家計的にも大助かり!

会場に到着し、店構えの準備です。
今回はあまり大仕掛けはせずに、しっとりとまとめました。
1店構え

クッキー類はわらべ村イベントの時にも出して好評の、
「お楽しみクッキーセット」を中心に揃えました。
2クッキー

ケーキ、マフィン類もいい感じで出来上がりました。
3ケーキ・マフィン

さぁいよいよオープンです。
お客さんが三々五々集まってきます。
もりのいえにも次々と立ち寄ってくれました。
懐かしい顔、ブログを見てわざわざ来て下さった方、ありがとうございます。
ケーキ、マフィン類はほどなく売り切れていきました。
4人出

でも前回に比べてお客さんの入りが少ないです。
聞くところによると、近くの小学校運動会と重なったらしく、
そのせいでいつもの半分以下の人出になったらしい。
こういうのは仕方ないですね。

イベント終了後、出展者が集まり、ふりかえり会を開いていました。
私は吉村医院の方々とお話していたり、片付けをしていましたが、
後で聞いたところによると、現在年二回の回数をどうするか?
スタッフを増やせないか?といった話題が出たらしい。

私はこの手のイベントの企画側になることが多いので、
スタッフの苦労はよく分かります。
分かれ際に、「コンセプトがしっかりしていて、段取りも良くできていて、
大したものですよ。これからも続けてね。」とスタッフに伝えると、
とても喜んでくれました。

さて、今回久しぶりに家族だけでの移動でしたので、
往復の合間にいろんなことを話し合いました。
ウーファーが来ている間って、そんな時間も取れずに、
「ずっと走っている」ような感覚でしたからねぇ。

お蔭さまで、「もりのいえ」という私たちのライフスタイルの旗印のもとに、
これまでに様々な展開ができるようになってきました。
そして、数日前に「仮」であっても「ネットショップ」を開けたことで、
次の展望について考えることができるようになりました。
そこで、もりのいえの展開毎に話し合った内容を中間報告します。

【もりのいえ・農場】
パーマカルチャーや自然農を中心とした畑と田づくりは、
とってもゆっくりなペースですが、少しずつ広げてきています。
今後はウーファーの力を借りて内容を充実させていき、
もりのいえの食卓や商品に、より盛り込んでいきたいです。


【もりのいえ・加子母のお店】
これまでこじんまりと開いてきたお店です。
当初は「なちゅらるスペース」とサブタイトルを付けていましたが、
今でははただ「もりのいえ」としています。
ここは物販の店というよりも、「出会いの場」としての意味合いが強いです。

私たちの暮らしに関心を持つ方々に、
私たちが普段から使っているものを「お裾分けする」というスタンスで、
これからも続けていきます。


【もりのいえ・出張店舗】
イベントなどへの出店は、積極的に参加していくつもりです。
趣旨に共感できて人出も期待できるようなイベントならば、
少々遠くても出ばるつもりです。
「こんなイベントがあるけれど、どうだ?」という情報、大歓迎です。

今、私たちが注目しているのは、「2009椛の湖フォークジャンボリー」です。
あの伝説の一大イベント「1969中津川フォークジャンボリー」の
40年ぶりの復活イベントです。
今からでも出店の申し込みはできるのかな?これから打診してみます。

でもこのイベントに出店するのならば、テントがある方がいいのだろうな。
ところがうちにはテントがありません。
どなたか貸してくださるか、譲っていただければとても嬉しいです。


【もりのいえ・ウーフ】
ウーファーを受け入れることで、物事が大きく進むようになりました。
ただ、一時に大勢のウーフを受け入れることの課題も見えてきました。
「全てを受け入れたい」という気持ちに変わりはありませんが、
今の私たちのキャパとして、
二組(最大4名)程度が程よいボリュームかと思います。

そしてウーファーの居室は、基本的に屋根裏部屋にしようかと考えています。
夏は蚊帳を張ったスペースを作る予定です。
またウーフ出来る人は「ウーフ・ジャパン」に登録している人です。
これは基本です。
今後、申し込みをいただく方にはその旨、説明していきます。


【もりのいえ・ネットショップ】
数日前に「仮」にスタートしたネットショップ「もりのいえのお届け便」。
早速ご注文をいただいた皆さん、ありがとうございます!
ただ、やはりいろいろと課題が出てきたので、それらに対応中です。

そしてある程度の目処がついたら、
このブログを始めとして少しずつ告知の幅を広げていきます。
また、お中元やお祝いなどの贈答用対応も考えていくつもりです。
今年のお中元をお考えの皆さん、
もりのいえのセレクトセットはいかがですか?


【もりのいえ・イベント】
もりのいえで既に始まっている数々のワークショップ。
現在進行形なのは、「太陽追尾型ソーラーシステム」の開発&設置作業です。
この他にも様々な案がブログ上で賑わっているのは、
コメントまで読んでいただけるとよく分かると思います。

これらの動きは基本的に「流れにまかせる」ことにしています。
誰かが何かを「やりたい!」と言い、それに賛同する人が現れたら、
実現できるように向けていきたいと考えています。
さて今後、どんなワークショップその他のイベントが起こるでしょうか?
とても楽しみなことです。


【もりのいえ・会員制宿泊サービス(案)】
「宿泊はやっていないのですか?」
という問い合わせをよく受けるようになりました。
以前からその気はあったのですが、
他のことを優先してきたので後手になっていました。

それと、「宿泊者にはそれなりのサービスを提供せねば」
という気負いもありました。
加えて、「宿泊所」としての許可を取るのに
手間取っているということもあります。

かの「姉歯事件」の後、耐震設計に関しての基準が厳しくなり、
もりのいえのような古民家を宿泊所にするのには
相当の改修が必要になったのです。
保健所では「お宅は無理ですよ。」と簡単にいなされてしまいました。

そこで、苦肉の策として、
「ここには会員の方が泊まることができます」といった、
一つのサービスとして提供できないかと考えています。

ですから、もりのいえに泊まりたいとお考えの方は、
まず「もりのいえ会員」になっていただきます。
そして私たちの仲間としてお泊まりいただき、
かかる経費をお支払いいただくという形になります。

そんな形なので、特別にお客様扱いすることはありませんし、
どちらかというと「一緒に過ごす」という感覚です。
私たちの作業を「手伝いたい!」と望まれるのならば、それは任意です。

宿泊スペースは一番奥の一番良い客間をもう少しグレードアップして
体裁をよくするつもりです。
食事は私たちと一緒に食べていただくことになるでしょう。
その分、お値段は安く設定します。

そこで出て来た課題は、「ウーフとの違い」です。
かたや無料で滞在し、かたや滞在費を払うという人々の混在になるので、
違いを明確にしておく必要があります。
これまではウーフの定義があいまいだったのですが、
近々整理することにします。
その上で、遠からず近い将来に、このサービスを開始する予定です。


【もりのいえ・食事処(案)】
「飲食」というのは、実は最初に手がけようとしていたものでした。
ところが子供が続けて生まれ、
その他の出来事が次々に起こったこともあり、後に回されてきました。
「飲食を始めたら、すぐに行くのに。」と言って下さる方は大勢いらっしゃいます。
ところが、いざ飲食を始めるとなると、それなりに準備が必要になります。

まずお客さんの飲食スペースを設ける必要があるでしょうね。
子供達があまりに勝手に出入りしないように、気を使う必要もあるかな?
もし「そんなことは気にならない。あんたたちと一緒に食べるよ。」
という方ならば、比較的に気楽に対応できるでしょう。

ただその場合も事前に予約していただいてからとなります。
ですから、飲食に関しては、「都度、ご相談」という形で、
いずれ始めようかと考えています。
今はまだ上に挙げた内容を充実させることに注力しますので、
もりのいえの食事を期待されている方は、もうしばらくお待ち下さい。


【もりのいえ・工房(案)】
かつて私は八ヶ岳で陶芸工房を開いていました。
今も道具や窯一式を持っています。
ですから場所とやる気さえあればいつでも再開できるのです。
その「やる気」がようやくムクムクと湧いてきました。
後は場所の確保ですね。
これから案を練っていこうと考えています。


以上に挙げた内容が、現段階での私たちの構想です。
いつもながら牛歩のごとくゆっくりとしたペースですが、
決して歩みを止めることはなく、少しずつ実現できればと考えています。
これからもどうぞ「もりのいえ」をごひいきに、よろしくお願いします。
先日の内容とほとんどだぶりますが、
明日30日(土)14:00-16:00
岡崎の吉村医院から道をはさんで反対側の建物にて開催される
「手づくりマーケット」に出店してきます!

今回販売するのは次の通りです。

もりのいえお楽しみクッキーセットA・B
クッキー単品いろいろ
リンゴのさわやかスコーン
おからのマフィン
おからのスコーン
あんこ入りヨモギの酵母マフィン
ミレット・スクゥエア(もちきび、フルーツ入り)
紫いものスコーンパン
など

先日の「わらべ村・アースマーケット」でも出したクッキーセットは、
一度にいろんな味を楽しめるのでお買い得です。

いつも人気の「紫いものスコーンパンは、きっとこれが最後です。
次は秋になります。

今回私が試食した感じでは、「ミレット・スクゥエア」が秀逸!
でも上の説明ではよく分からないよね。

他に、「あんこ入りヨモギの酵母マフィン」は今回は抹茶も混ぜたそうでして、
あんこたっぷりで色もお味もよろし。お茶が欲しくなります。

このイベント、2時間という短期間の催しなのですが、
実質、最初の1時間がもう大変な人出です。
後半は逆にがらっと空いてしまうので、そのギャップがすごい!

基本的には「吉村医院がらみ」の人たちの集まりなので、
その他の方が来ていいものかどうかは分かりませんが、
「吉村医院に関心がある!」という人は堂々と入って良いと思います。
あくまで私の主観ですが。

今回は二回目なので、私たちは割とゆったりと構えています。
出店というよりも、仲間に会いにいくという感じかな。
気軽に、3月の広島以来の家族旅行というノリで行ってきます。

またいろんな出会いを楽しみにしています。
いやぁ、ようやく仮オープンさせることができましたよ、ネットショップ。
意外に道は険しかったですね。
予定よりも二ヶ月遅れてのスタートです。

何故遅れたかというと、理由(言い訳)は様々挙げられます。
・春先から、猛烈に「退屈しない」事柄が続いたこと。
・GW中に体調を崩し、時間的に無理ができなくなったこと。
・そして何よりも、私がアナログ人間だということです。

「経営コンサルタントでござい・・・」なんて言っていますが、
実のところ、ITの世界は苦手でございます。
それでも何とかやっているのは、必要に迫られてのことです。

ブログを書くというのは、手順が決まれば単純作業ですから問題無いのですが、
問題おおありなのが、「セッティング作業」というやつです。
今回もネットショップのセッティングに振り回され続けました。

まず、かみさんが数あるネット通販会社から私たちに合うところを選び、
そこに書き込みを始めたのは良いのですが、
デザイン・テンプレートの選択やら、商品構成やらで、早速ひと騒動です。

今回、ネットショップで私たちが売ろうとしているのは概ね三つのジャンルに分かれます。
一つ目は、かみさんの焼き菓子系です。
販売するからには、それなりに定番っぽいものと、季節限定系のものも出てきます。
この春からかみさんは試作の日々でありました。
もちろん先日のわらべ村でのイベント出店も、良い機会でした。
これは「ハニーレモン」です。甘くて酸っぱくて、サクサクです。
ハニーレモンアップ_small
二つ目は、現在お店で販売している商品。
これが結構種類があって、「どんな分類をすべきか?」と大変悩みました。
そして上の二つの商品群の撮影を進めていったのですが、
これまた大変な作業でありました。
途中からはウーファーのグレッグが代わってくれたので、本当に大助かりでした。
こちらは大人気の「カレーの壺 チキン」です。
このペーストを小さじ一杯加えるだけで、並のカレーがプロの味に変身!
カレーの壺チキン_small

三つ目は、「地域の商品」です。
加子母を中心に、私たちが自信を持ってご紹介したい「ご当地もの」。
この三つ目に関しては、上の二つの販売状況をみながら品数を増やしていくつもりです。

さてそうやって商品構成と、撮影と、画像処理・価格などの入力を済ませました。
ここまでで既にヘロヘロ状態であります。他のことをやりながらですからね。
そして実はまだグレッグの撮ってくれた画像は入っていませんが、
それでも100品以上の品がアップされました。

それで即開店かと思いきや、そう簡単にコトは進みません。
「支払い方法はどうするんだ?」
会社名義の郵便局口座を作ろうとしたら、
「登記簿謄本を出せ」とか言われて法務局に走りました。

そして「配送方法は?」
ヤマト運輸と交渉して、配送契約を結ぶことに。これがまたややこしいんだ。

最後の砦がメールの管理です。
ネット通販を使ったことがある人はご存知かと思いますが、
ネット上で注文すると、まず自動的に「ご注文ありがとうメール」が届きます。

そして概ね翌日には改めて「注文確認メール」が届き、
入金後に「ご入金ありがとうございましたメール」が届き、
最後に商品発送後に「発送しましたメール」が届きます。
つまり一回の注文で4回メールが届く訳です。

これらの作業は割と簡単な動作で行うことができるのですが、
メールアカウントをどう管理するかで意外に手間取ったのでした。
先々のことを考えると、他のアカウントと一緒にすると大混乱するでしょうからね。
でもそのセッティングに苦労したのは、ひとえに私のIT力不足でございます。

そうしてひとまず出来上がった、もりのいえのネットショップ。
タイトルは「ナチュラルお菓子と食品&雑貨 もりのいえのお届け便」です。

「ひとまず出来上がった」と書きましたが、本当に「ひとまず」というレベルです。
「これを人は『見切り発車』と呼ぶのであろう・・・」というのが正直なところです。
今日のタイトルにあるように、「仮の」「試験的な」「プレ」オープンです。
いざコトを始めたら、きっとさまざまな出来事が起きて、てんやわんやするのであろう。

ですから現段階ではまだ正式にアドレスを公開しません。
とりあえずは、「どんなにこちらがヘマをしても許してくれそうな」
ほんのわずかの知人にだけお知らせして、そろりとスタートさせようかと考えています。

ということで、これからそろりそろりとご案内を始めていきますので、
届いた方は、「あぁ、これのことね。」とご理解いただき、
どうか優しい目で見守りながら、
気に入ったものが見つかりましたらご注文いただければと存じます。

そして私たちのドタバタに根気良くお付き合いいただき、
忌憚のないご意見・アドバイスをいただければ幸いです。

中には「私もサイトを覗きたい!注文したい!」とおっしゃる方もおられるかもしれません。
そういう方は、このブログのコメント欄にご連絡いただき、メールアドレスを記載の上、
送信前に「Secret」ボタンをチェックしてから送ってください。
いったいどれくらいの方からそのような申し出があるのか想像できませんが、
順次、ショップのアドレスをお知らせします。

ということで、本当におそるおそると言う感じでネットショップが始まりました。
改めまして皆様、どうか暖かく見守ってくださるよう、お願いします。

・・・・・・・・・・
追記1
ほとんどの焼き菓子系は、ご注文を受けてから焼きますので、
全品揃うまでお待ちいただくことがあります。どうかご容赦ください。

追記2
商品を受け取るのに都合が悪い日がありましたら、ご注文時にご連絡ください。
昨日、ベルギーと東京のウーファーが去って行きました。
本当に久しぶりの親子だけの時間です。
大勢人が集ってくれるのは嬉しいし、エネルギーをもらいますが、
家族だけで過ごす時と空間もやっぱり大切だなぁと再認識しました。

ところが、そんなひと時も一瞬でして、実は私は午後から家を出て行きました。
高山で行われたある講演会を聴きにいったのですが、
アルコールが身体に入ったこともあり、結局、近くで野宿しました。
近くの神社の駐車場が昨夜の寝床でした。
1寝床

ですから昨夜はかみさんと子供達だけという、
これまた極端な少人数で過ごしてもらったことになります。
ただし、その講演会に行くように強く勧めたのはかみさんなので、
いわば私はかみさんの代理として出張したようなものです。

その講演会の内容は、「麻」「褌(ふんどし)」を中心として、
様々な話題に飛んでいくユニークなものでした。
麻や褌は以前から我が家で話題に出ていたテーマではありますが、
これからは麻を育てることと(もちろん合法的に)、
褌中心の暮らしに変えて行こうと心した次第です。

ところで今回の会場がこれまたユニークだったので、
今日はそちらを話題にします。

その会場とは、何と!銭湯の二階座敷だったのです。
今でも温泉場の出口には寝転がることができるスペースをよくみかけますが、
かつては銭湯にもそんなスペースがあったのですね。
改めて日本の文化に親しみを感じます。

そして今回の講演会の面白いのは、
「まずお風呂にお入り下さい!」という展開から始まったのです。
その日は銭湯のお休みの日だったのですが、
講演会参加者は400円を払えば入ることができるという、粋なはからいでした。

そして脱衣場に入ってビックリ!何だ、このポスターは?
2壁

全て任侠モノの映画ポスターです。
これはオーナーの趣味なのか?
3洗面所

脱衣ロッカーにも趣向が凝らしてありました。
「昭和のヒーローシリーズ」の展示です。
これはすごい!
4脱衣ロッカー

中に入ると、期待通りの富士山が現れました。
銭湯の壁といえば、富士山ですよね。
5浴場

そして桶も期待通り! ケロリンです。
かつて、銭湯の桶といえばケロリンだったのですよ。
6ケロリン

少し早く銭湯入りしたので、私はこの銭湯を独占しておりました。
薬湯風呂もあり、気分爽やか!
講演会を聴きに来たのに、思わぬ「慰労」をしていただいた気分でありました。
それにしてもこの銭湯「湯屋 鷹の湯」、とても良い風情です。
こういう生きた生活文化は、是非これからも残していきたいものです。
そんな気持ちを胸に、早朝の高山を後にしたのでありました。
ウーフ・ホストになって、
ウーファーを10名程度しか受け入れていないのだけれど、
「ウーフ・ホストの心得」っぽいものが
それなりに見えてきたことがあります。

最近は下呂駅までウーファーの送迎をすることが多く、
自宅から車で20分という時間が、
コミュニケーションを取るのに都合がいいことに気づきました。

先日もニューヨークの二人組を下呂駅に送る途中、
こちらから質問しました。
「率直に言って、もりのいえでのウーフはどうだった?」

すると、エイドリアンから即答が返ってきました。
「まず、“easy of life”の発見が大きかったよ。」
easy of lifeって何だ?と思いましたが、彼が補足説明するのを聞いて、
「足るを知る暮らし」のことだと理解できました。

「何事も最初に購買することで欲求を満たすのではなく、
実は自分たちの足元に答えは沢山あって、
その方がより快適で楽なんだという気づきがあったことが大きかった。」
と言っているのです。なるほど。

これは、私たちが昨夏に作った「もりのいえ物語」を
三夜に分けて翻訳しながら説明したのが良かったのかも。

続けて彼は言いました。
「僕たちにとって、ウーフは三軒目だったけれど、
過去の二軒では、ホストのビジョンを示されることはなかった。
ただ、『この作業をしてくれ。』と言われただけだった。」

「でもここではホストがまずビジョンを説明してくれた。
そしてその上で、『明日、あなたにはこの作業をしてほしい。』
と明確な指示があった。お陰で僕たちが何をすればいいのか、
それがホストのビジョンにどう、つながっていくのかを自覚することができた。
それは僕たちにとって、とても心地良いアプローチだった。」とのこと。

ふむふむ。私たちが言わんとすることをしっかりと受け止めてくれたようです。

また、ジョシュアはこんなことを言っていました。
「masanは、一日が終わった時、『皆、よく頑張ったね。』とは言わない。
『カリンは暑い中、草刈りをしてくれたね。ジョシュアは薪を作ってくれた。
シオンは夕食を作ってくれた。そのことはとても有益だったし、
私たちはそのことにとても喜んでいるよ。ご苦労様。ありがとう。』と言ってくれる。
そう言ってくれることがとても嬉しくて、だから次の日も頑張れるんだ。」

他にもこんな話を一番に挙げるウーファーも数名いました。
「何よりもパートナーシップが大切だよ。
夫婦であれ、恋人であれ、ホモやレズであれ、
パートナーシップが築かれておれば何だってできるし、
築かれなければ、何にもできないよ。」

私たちは2004年に三ヶ月、
オーストラリアとニュージーランドにウーフしました。
その時に得た経験が今に生きています。
エイドリアンやジョシュアたちが語った感想は、
当時のホスト達から学んだノウハウです。
私たちはそれを次の人たちに伝えているだけです。
そして、「次はあなたたちの番だよ。」と語るだけです。

ウーファー達は頻繁に「inspire (インスパイア)」という単語を繰り返します。
これは、「刺激を受けた」「動機づけされた」と解釈すればいいでしょう。

ニューヨーカーが去った後、ベルギー人のリンが語ってくれました。
「エイドリアンが言っていたのだけれど、
彼らはもりのいえに来る前は、
ここでのウーフに何も期待していなかったのですって。
だから『こんなにインスパイアされるなんて、想像もしていなかった!』
と、とても驚いていたわよ。」

リンやクミコさんもしきりにこの単語を使っています。
彼らにとって、もりのいえでウーフしたことが、
人生をより豊かにするきっかけになったとしたら嬉しいですね。

また、ウーファー達にしょっちゅう言っていることがあります。
「完璧なんて目指さなくてもいいんだ。
むしろそんなものを目指すと疲れるだけだよ。
60%でいいんだ。60%ずつでも、五つやると300%になるよ。」

これはかみさんが勤めていたシャロム・ヒュッテの
臼井オーナーの台詞の受け売りです。
そんな言葉もウーファー達を勇気づけるようです。

そして昨夜は彼女達から真剣に質問を受けました。
「どうして、こんなに大勢のウーファーを受け入れられるの?
プライベートな時間なんて持てないじゃないですか!」
「どうしてmasanは怒らないの?
滞在中にあなたが怒ったりイライラする姿を見た事がない!
私は叱られてもいいような失敗もしているのに・・・」

その質問には次のように答えました。
「私はこれまでの人生で、実にたくさんの失敗をしてきました。
大勢の人に迷惑もかけてきました。」

「でもそんな私でも、今こんなに幸せな人生を過ごさせてもらっています。
そのことが嬉しいのです。日々、いつも感謝の気持ちで一杯なのです。
だから、あなたたちをaccept(受け入れる)ことができるのです。
私がしていることはとても簡単です。
ただ、『心を開いている』だけなのです。」

続けて、私はある物語を例に出しました。
私の大好きな物語、「Les Miserables(レ・ミゼラベル)」です。
若い頃にこの物語を読んで、
主役のジャン・バルジャンのように生きたいと願ったものでした。

特に好きなのは冒頭のシーンで、
獄刑地から逃げ出したジャン・バルジャンが教会に逃げ込み、
神父に助けてもらったにも関わらず、その神父に怪我を負わせ、
燭台など貴重品を盗んだ後の場面です。

やがて警察に捕まり、「彼が犯人ですね?」と問われた神父。
「いいえ、とんでもない。彼は私の友人です。
おお、友よ。私はあなたにもっと大切なものを渡すのを忘れていた!」
と答えて、盗んだ燭台だけでなく、他にも貴重品を与えて逃がしたのです。

この出来事はジャン・バルジャンの人生を大きく変えました。
まさに彼はこの神父によってインスパイアされたのです。
そして壮大な物語が始まります。

その話をしたところ、日本のこんな山里で
こんな話題が出るとは想像もしていなかったであろうリンは、
大層驚いていました。
でもこの物語で私自身がインスパイアされたのは本当です。

かくして、ウーフを通して実に充実な暮らしを過ごせるようになりました。
こんな暮らし、半年前でさえ想像できませんでした。
この先、一体どんな新たな発見があるのでしょうかね。
それもまたとても楽しみなことです。
ついに、ささやかな「ある願望」を果たしました!

「願望」というのは大げさですが、
要は屋根裏で寝ることを前からしてみたかったのです。
階段箪笥(たんす)がやってきて
援農隊のおかげで二階の掃除を終え
足らなかった最後の一段も出来上がり
「いつかこの二階で過ごしたい!」と願っていたのですが、
なかなかコトを起こすことができないでいました。

それを易々とやってのけたのが、
アメリカ人ウーファーのジョシュアでした。
彼が「二階で暮らしたい!」といった動機はとてもシンプルです。
恋人のシオンとのプライベートな時間を持ちたかったからです。
その動機は決して不純ではありません。とても素直な気持ちです。

ですから彼の想いを成し遂げてあげようと、
二階で暮らすことを気持ち良く了解しました。
そして内心、「彼らが二階で心地よく過ごせるのならば、次はこの私が・・・」
と狙っていたのです。

ところが続けてウーファー達がやって来ることになり、
ジョシュアの後にはニューヨーカー達に使ってもらうことになりました。
彼らに「汚い部屋でごめんね。」とか言いながら、
実は、彼らが去った後を密かに狙っていた私でした。

そしてついにその日がやってきました!
屋根裏で寝るって、なんだかワクワクしませんか?
私は昔からの夢でした。
特に『魔女の宅急便』を観た時は、
「あぁ、いいなぁ。」と羨ましがったものです。

そしてこれが今の屋根裏です。
まだ埃が残る床の上にブルーシートを敷き、布団を敷いただけの部屋です。
でも電気は引いているし、机もあります。
望めばLANケーブルを引いてきてインターネットを使うこともできます。
「キキの部屋」と比べると随分と品の無い風情ですが、
それでも十分ワクワク感をそそると感じるのは私だけでしょうか?
1屋根裏部屋1

東西の壁には戸板があり、それを開けると風が入ります。
額縁の絵を見るように感じるのは、私だけだろうか?
2額縁

夕焼けを独り占めした気分になるのは、私だけ?(しつこい)
3夕焼け

かくして、一昨日に早速寝てみた私ですが、想像以上に快適に過ごせました。
部屋のいたるところに隙間があるので、外からの音がよく響き、
特に国道を通る車の音が最初は気になりましたが、
もともと速攻で寝られる体質なので、気にせずに寝入ることができました。

そして朝は天窓から入る陽で目覚めました。
太陽の明かりで目が覚めるのは気持ちのよいものです。
5屋根裏部屋2

ところが一つ難点が!
朝、蜂が一匹うろちょろしていたのです。
きっと近くで巣ができはじめているのでしょう。
早く見つけて落とす必要がありますね。

ともかく今は退治するのが一番と、
倉田さんが残した「時間の経った自家製ブドウジュース」を使い、
蜂採り器を作ってぶら下げてみました。
4蜂採り器

また、やはり埃の多さは気になります。
この先、マメに掃除する必要はありますね。
このように現実には改善点は山ほどありますが、
「夢の種」も山ほどある家です、この家は。
6泊7日で去っていった、ニューヨークの仲良し二人組ウーファー。
10歳の時からの友人とかで、
ニューヨークではもう一人の男性と一緒に同居していたそうです。
「ルーム・シェアリング」と呼ばれるこの暮らし方は、都会ではよくある話です。

彼らはそれぞれ二年間働いてお金を貯め、一年間の旅に出ました。
まずはオーストラリアで三ヶ月過ごし、日本に渡って三週間の滞在予定です。
その後、ベトナムをはじめ東南アジアを巡って、最後はドバイ周辺に向かうとか。
二人ともとても紳士的な好青年でした。

背の高い方のエイドリアンは、
イタリア人の父を持つだけあって外交的で、ノリがよろしいです。
クールな顔をしながら、実はギャグを連発しています。

一方、私と同じ髪型をしているグレッグは、一見「こわもて風」ですが、
見かけとは違い、おとなしくてシャイな人物です。
宮崎駿の映画が大好きで、「加子母は映画のシーンそっくりだ!」と、
泣きそうな顔をして感激していました。

そんな彼らにいろいろ仕事を頼んでいるうちに、
グレッグの撮る写真のセンスがとても良いことに気づきました。

「もしかして、あなたはカメラマン?」と訊ねると、
カメラマンではないけれど、広告代理店系の仕事をしていて、
カメラワークは慣れているとのこと。

「ならば、週末のイベント用に焼いているクッキーを撮影してくれないかい?」
とお願いすると、気持ち良く了解してくれました。

すると、さすがですねぇ。
紙や、すりガラス、カーテンなどを駆使して、
光の取り方に様々な工夫をしてくれます。
1撮影中1

その仕上がりがあまりに見事なので、
ネットショップ向けに私が撮影している作業をお願いすることにしました。
すると、これまたさすがです。
見えないところで様々な工夫をしてくれます。
これは裏にエデンの靴を置いて支えている図。
2撮影中2

こうして撮られた、セミプロのグレッグの作品の一部をご紹介しましょう。
まずは、「塩キャラメル・クルミクッキー」です。
これは今回初めて作りましたが、かみさんは定番の一つにしたいそうです。
3塩キャラメルクッキー

リアリティーとシズル感があっていいですよね。
続いて、「お茶クッキー」です。
割って撮影するというアイデアが私にはあまりありませんでした。
割った分は食べて良いことにしたことで、
グレッグなりにモチベーションが上がった様子。
4お茶クッキー

「カボチャの米粉クッキー」
まさにどこかのメーカーの広告のようです。
5カボチャの米粉クッキー

中にはこんな撮影方法も。脇にお茶を置くなんて、にくいですね。
しかし湯のみの中はお茶ではなく、水に醤油を加えたものです。
さすがプロです。これは「あんこ入りヨモギの、酵母マフィン」です。
6あんこ入りヨモギの、酵母マフィン

タルト系も見事に撮れました。
これは「つぶつぶリンゴのクランチタルト」です。
ああ、美味そう!見ているだけで唾が出てきます。
7つぶつぶリンゴのクランチタルト

店で販売している商品の撮り方にも工夫が見られます。
このボトルの色って、なかなか出ないですよ。
しかもバックに障子を使うなんて粋ですねぇ。
グレッグもこれが気に入った様子でした。
8酒りん

蚊取り線香を立たせるというのも、
固定概念があるとできないものです。
光加減も素晴らしい!
9蚊取り線香

粘土のスキンケアシリーズ。
こういうのって、メーカーの写真よりもいいかも?
10粘土のスキンケアシリーズ

極めつけはこれです。
一体なんだと思います?
11五色シリーズ


これはですねぇ。竹布ふんどしのカラーバリエーションなのです。
こんな素敵な写真を見ると、全色揃えたくなりませんか?

他にもたくさんの商品撮影をしてくれました。
この作業、プロに頼むとものすごい金額を請求されます。
私の撮影時間を節約できたことも大きいです。
しかもレベルが高い!

いやぁ、本当に助かりました。
私たちが心から感謝しているのを感じてくれるのか、
グレッグも悪い気はしていない様子。
ウーファーへの仕事の依頼方法というのは、結構気を使うものですが、
今回は本当に「大当たり!」という感じでした。

そして彼の撮った画像も含めて、近々ネットショップを開店します。
今はその追い込みの真っ最中です。
どんな店になるのか、請うご期待!
今年も無事出店することができました。
私は今、まだ残っている疲れと、大きな満足感の中で、
静かにたゆたっています。

ここ数日間の準備の日々をからめて、
本当はじっくりと書き込んでいきたいのだけれど、
ともかく今日は、昨日の出店の話題に絞ります。

当日の朝、私は4時に起きました。ここ連日、朝は相当早いです。
かみさんは3時半、前日は1時半に起きていました。

当日朝の一大イベントは、「朴葉寿司づくり」です。
今回初めて採用したメニューなので、
一体どの程度の段取りを組んでよいものか見えていませんでしたが、
ともかく作り始めます。

早朝に炊いた玄米を冷まし、梅酢でしめ、
コシアブラを湯がいて刻んだものをたっぷりと加えます。
普通の朴葉寿司は普通の酢飯ですので、まずここからが違います。
それを朴葉に載せます。
1朴葉寿司づくり

その後、「もりのいえ特製」の具を載せていきます。
八重桜の花の塩漬け、ワサビの葉の醤油漬け、
裏山のタケノコを煮てから焼き、醤油をからめた一品、
干しレンコンのキンピラ、油揚げの八角煮、
最後に山椒の葉を載せて出来上がり!
(何と!写真を撮り忘れておりました!残念!)

さてこの朴葉寿司の値段をいくらにするか?
かみさんと議論した結果、今年は300円で売ることにしました。
中身のレベルからするともっと値付けをしても良いと思いましたが、
今年は初めての出品なので、テスト販売です。

その後、私は天ぷら材を求めて山に入りました。
今年は種類を追わず、この時期に食べてもらいたい具をしっかりと集めました。
・タラノメは予定より沢山採れたので、一人前2個ずつにすることに。
・ハリギリを採ることができました。これで味にインパクトが出ます。
・ヤマブドウはいつも人気の品です。
・その他、ウド葉、ヨモギ、ヒレハリソウ、ユキノシタ、イタドリ
・そして何と!近所の農家の宮本さんから朝採りのシイタケをゲット!
これらを全て揚げて、先日ウーファー達が作ってくれた竹皿
朴葉を敷いた上に載せて700円でどうだ!?
5竹皿

かみさんは今まで以上に大量のクッキー・ケーキ・マフィン類を焼いてくれました。
人気の「紫芋のスコーンパン」もバッチリ!
この写真、綺麗でしょ?
ウーファーのグレッグが撮ってくれたのです。
彼はカメラのセミプロです。この話は後日改めてね。
紫芋のスコーンパン

さてこれらの段取りを済ませて車に乗り込み、7:10に出発!
8:30頃に会場に到着すると、他の店も同じく準備中でした。
今回もうちは2ブースをお借りしました。
でも使い勝手を考えると来年からは3ブースがいいかも。
ともかく開店です。よし、やるぞ!
2開店

かみさん担当の焼き菓子系は開店早々からお客さんがやってきます。
それなりに「もりのいえ」も名が知られてきた様子で、
最初から目当てで来てくれる人が多いように感じました。
4クッキーケーキ

意外だったのが朴葉寿司の売れ行きです。
さほど目立つ看板をつけなかったのですが、用意した40食は即売り切れました。
後で聞くと、飲食スペースのあちらこちらで、
うちの朴葉寿司をほおばる人の姿が見られたとか。
お味のほどはいかがだったでしょうか?
来年はもう少し多く作られるように努力しようかな?
家を出る直前に思いついて持ち込んだ雑穀類もよく売れました。
3朴葉寿司食べる

そして私の天ぷらです。
今年は小さなカウンタースペースを作り、
一品ずつ揚げて説明しながら食べられるようにしました。
これが結構好評だった様子で、皆さん喜んでくれました。
6カウンター

おかげで今回はそれぞれのお客さんと会話をすることができました。
会話も一つのおかずだと思います。
そして何といっても新鮮な、そして希少価値のある食材入りで、
揚げたてをいただけるのはいいですよね。と自画自賛。
天ぷら一人前、お待ちどうさま!
7揚がった

手元をアップしてもらいました。
食べ終わった後の竹皿もお持ち帰りいただきます。
このサイズって使い勝手があると思いますよ。
8手もとアップ

結構、美的だと思いません?と自画自賛。
9綺麗

シイタケをドンと表に出したパターンもあり。
シイタケの天ぷらは大好評でした。
10シイタケ

今回素敵な撮影をしてくれたグレッグ(奥)と、
長身で何でも気楽に手伝ってくれたエイドリアンのニューヨーク二人組。
彼らは今朝、去っていきました。本当に何かと助かりました。ありがとう!
11エイドリアン&グレッグ

今回、特に頑張って手伝ってくれたクミコさん。
随分と助かりました。本当に、本当にありがとうね。
12クミコさん

U太は両親がなかなか相手できないので時折つまらなさそうでしたが、
それでもおばあちゃんや妹母子たちが来てくれたり、
エイドリアンやグレッグが一緒に遊んでくれたので気が紛れた様子。
こんな笑顔も見せていたんだね。
13U太

ベルギーのリンとエデン母子のお相手は倉田さんにお任せしました。
倉田さんの「どこまで本当なの?」ブロークンイングリッシュに、
概ね引いているリンですが、彼のお陰で送迎してもらったりしているうちに、
次第に慣れてきたのか、馴染んできた様子(?)
でも、ベルギーでこのブログを読んでいる、リンのお母さん。
二人は決して怪しい仲にはなっていませんからね。ご心配なく!
私が強く保証します。
14リン&倉田さん

エデンもおもちゃの車で遊んだりして、それなりに楽しんだ様子でした。
15エデン

こうして無事一日が過ぎ、今年も成功のうちに終了しました。
帰り道の途中に温泉に入り、帰宅後に飲んだビールの旨かったこと!
売り上げも昨年の二倍近くあり、その面でもにこにこです。
ともかく、今回お店に来てくれた人々、手伝ってくれた人々、
(読者の古賀さん、ありがとうございました!)
本当にありがとうございました!

さてさて、これで一つまた山を越えました。
この先は一体どのような暮らしになっていくのかな?
いよいよ、わらべ村・アースマーケットの出店の日がやってきました。
今年は三年目ということで気が緩んだのか、
間際になって大わらわであります。

それでもウーフの助けもあり、何とか準備が整ってきました。
特にかみさんの最後の追い込みは、それはすごいものでした。
クッキー類は15種類以上!
他にも人気の「紫芋のスコーンパン」なども持って行きます。

初めて挑戦する朴葉寿司は、ちょっと他とは違います。
寿司飯にコシアブラを混ぜ込み、
トッピングは八重桜の塩漬け、ワサビの醤油漬け、タケノコなど、
地域で取れた食材を使います。他にも数種載せます。

そして毎度お楽しみの天ぷらですが、
今年は何と!たくさんのタラノメをゲット!
一食につき二つはつけられそうです。
この時期に天然タラノメはなかなか食べられませんよ。

他の食材もいい感じです。
今年は天ぷらのみで販売しますので、お安く購入できるようになりました。
持ち帰りでもいいし、目の前で揚げたてを食べてもらっても良いです。
自慢の天ぷら、どうぞお楽しみください。
予約なしで限定40食です。

ということで、どうぞ皆さんお越し下さい。
お待ちしています!
今から半年前くらいですかねぇ。ブログの管理人あてで打診があったのは。

「ある財団法人のHPがリニューアルするに合わせて、
ジャンル毎に選んだブログを転載させていただくコーナーを作ることになりました。
ついては『リラックス』のジャンル担当としてこちらのブログを選ぼうと思っていますが、
いいですか?良ければ正式にエントリーして下さい。」といった内容でした。

正確には忘れましたが、確かその当時で既に月に200万アクセスあるHPらしく、
私は別にそちら向けに書かなくても勝手に転載してくれるというお話でした。

正直言って、見ず知らずのところからそのような打診をもらっても、
「どうせまた、そういう誘い話で何かを売り込もうという算段でしょ?」と感じました。
他にもよく似たのが何度か来ていましたからね。

それに私のブログって「リラックス」ジャンルなのだろうか?
これを読んだ人はリラックスするのであろうか?
今まで、そんなことを意識したことがなかったので意外でした。

でも今回の打診はあまり「ダマシ」とも思えず、
勇気を振り絞って(?)個人情報を載せてエントリーしました。

その時の案内では、今年の4月からそのコーナーが始まるということでしたが、
エントリー後に「あなたに正式に決定しました!」とか、
「コーナーが始まりました。アドレスはこちらです。」
といった案内も来ておりませんでしたので、すっかり忘れておりました。

すると数日前にそのコーナーの事務局から別件で連絡がありました。
「それはそれとして、ところでブログ転載の件はどうなったの?」と訊ねると、
「『暮らしセンスアップ』でもご活躍いただき誠にありがとうございます。」
という返信が届きました。

そこでそのタイトルで検索してみると、何と!もう始まっていたのですね。
興味のある方はこちらをどうぞ。(いわば逆転載です)

ふーん、知らなかった。ちゃんと始まっていたんだ。
最近、ブログランキング系は脱退したのでアクセスが減るかと思いきや、
逆に少しアクセスが増えたのは、このせいであろうか?

転載されるからと言って、私の書き方が変わる訳ではありませんが、
事務局によると、「顔出しは基本的にマズイ」らしい。
ということは、私のブログは大いに基本から外れているので、
このままではいつか外される可能性もあります。

古くからの読者さんはご存知でしょうが、
かつては皆さんの顔を隠していました。
目のところだけ黒い線をつけたり、顔をつぶして「のっぺらぼー」にしたりしてね。

でも「あれはかえって不気味だ!」と多数の指摘を受けたので、
最近は掲載前に「顔出しの本人確認」をしてから載せております。
ウーファー達にも一人ずつ確認しています。

中には「はっきりとは出さないでくださいね。」と言う人もいるので、
そういう方は「それとなく」紹介しています。
事前確認できなかった場合は、わざとぼかした画像を採用しています。
これでも一応配慮しているのですよ。

ですから、「本人の意思に反して」ということはないのですが、
それでも「コーナーの基準に反する」となると、それはもう仕方ないですね。
ま、その判断は事務局に任せましょう。

ともあれ、思わぬところから、このブログを紹介してくれるサイトが現れてくれました。
でももしかしたら「今だけ」かもしれないので、よろしかったら覗いてみてください。
ちなみにこの件に関して、私は一銭もいただいておりません。
「住まいのブログ:暮らしセンスアップ」

また最近、思わぬ人がこのブログを読んでいることが分かりました。
例えば今滞在中のベルギー人・リンのお母さんは、
翻訳ソフトを使って読んでいるらしい。
いわばこのブログは、娘の安否を知る術(すべ)になっているのです。
(リンのお母さん、今日も読んでくれていますか?リンたちは元気ですよ~!
 よければコメントください!フランス語OK!読めないけれど。) 

ブログの広がりってすごいなぁと、ますます感じるこの頃であります。
昨年の11月に出店した、吉村医院の手づくりマーケット。
実は年に二回開催されています。
でも春の方はいつも「わらべ村・アースマーケット」と日が重なっていたので、
参加できませんでした。

ところが今年は一週ずれたので、少々きついけれど参加することにしました。
日程は、5月30日(土)。
時刻はたぶん前回と同じく、14:00~16:00かな?

このイベントは名前が示す通り「手づくり」が基本ですので、
それ以外の物は販売できません。
また衛生上の問題から、天ぷらを揚げるということはできません。

ですからこちらの方はもっぱらかみさんの焼くクッキーやケーキが中心になります。
二週続けてかみさんには苦労をかけますが、ここは一つ頑張ってね。
私も極力助けるからね。

ということで、久しぶりに岡崎に参ります。
お近くの方、是非お越しくださいませ。
お会いできるのを楽しみにしています!
恋人の元にいたジョシュアが一旦帰ってきました。
でも次のホストに向かうため、一晩だけで去っていきました。
加えてメキシコ人のルーベンの花粉症がひどくなってきたので、
やむなく次の場所に移っていきました。
別れ間際、抱擁を繰り返した私たち。
二人とも素晴らしいウーファーでした。ありがとう!
勢揃い

ところでここ数週間ずっと外国人が滞在していることで、
うちの公用語はまさに英語になっています。
ところが私は決して英会話が上手ではありません。

「言いたいことが本当に伝わっているのかな?」
「本当はもう少し微妙な言い回しをしたいところなのだけれど。」
といつも感じながら話していますが、
「わーわー」言っているうちに何とか会話がつながっているように思います。

それでも最近になって自分の話し方が変わってきたなと感じるのは、
一つ一つの言葉をしゃべるのに肩に力を入れずに話すようになりました。

つい私たちって、「一つ一つの単語を正しく発音しよう。」と考えたりしませんか?
だからかえって力んだ発音になってしまいがちですが、
普段日本語で会話するのにそんなに力んでいませんよね。

昔、海外旅行をする時に、
「空港の税関で何か訊ねられたら、『斉藤寝具店』と答えればいいから。」
と教えられました。

これは、「入国の目的は?」という質問に対して、
「sightseeing(サイトシーイング、「観光」という意味)と答えろ。」
と言うことなのですが、
結構そういうよく似た言い回しってあります。

「水」は「藁(わら)」だし、
「メールをもらったよ。」は「ありがたメール」で通じます。
「20」は「トゥウェンティー」と言うよりも、
「永久(とわ)に」と発音する方が楽に伝わります。
最近の私の話し方って、そんな感じなのです。

これって少しは上達したということなのかな?
それとも、ただぼそぼそ喋っているいるだけで、実は伝わってない?
このブログを書きながら、少々不安になってきました。

ところが世の中にはもっと上手(うわて)がいました。
今も滞在中の、宮城の倉田さんです。
彼は、失礼ながら相当なブロークン・イングリッシュです。
知っている単語を並べているような話し方です。

それでも勇敢にガンガン喋ることで、
何と!それなりにコミュニケーションを取っているのです。
しかも話す内容はほとんどがジョーク!
初めて会う外国人ウーファーも、その世界に巻き込まれていました。
そしてその姿を見て一番感心していたたのは、うちのかみさんでした。

かみさんは英会話に関しては少々不安を感じていました。
でも倉田さんの姿を見て、
「こんな英語力でもコミュニケーションできるんだ!」と感動したのです。

こんな書き方をすると、
随分と倉田さんをけなしているように見えるかもしれませんが、逆です。
私たちは本当に心から感心し、尊敬しているのです。
「こんな日本人もいるんだね?」と。

倉田さん触発されて、かみさんは積極的に会話をするようになり、
次第にうまくコミュニケーションを取れるようになってきました。
そんなきっかけをくれた倉田さん。ありがとう!
先日もご案内しましたが、今年は今月23日(土)に
「わらべ村アースマーケット」に出店します。
遅まきながらその準備に向けておおわらわの日々であります。

昨年は「超豪華!山野草弁当」限定10食をご提供しました。
それなりにインパクトがあって「もりのいえ、ここにあり!」と、
発信できたかと自画自賛しておりますが、いろいろ課題も見えてきました。

まず、10人しか味わえないというのがありました。
運良く購入できた方は、行く先々で周りの注目を浴びておられた様子ですが、
「私もそれが欲しい!」と店に来られても、既に予約は完了していたのです。
しかも予約は開店前に完了しておりました。
お断りした人はざっと20~30名ほどいたと思います。

「食べたくても食べられなかった!」
この一年間、そういった恨み(?)を複数の方から伺いました。
なるほど、これは「顧客志向」ではないですね。

当日、「どうやったら食べられるのですか?」という質問に、
天ぷらをせっせと揚げながら「来年来てね!」と応えていた私。
それを聞いて今年を楽しみにしている人がいて、
それでもまた食べられなかったら、かえって嫌われるかも・・・

他にも、準備が大変ということがあります。
ついサービス精神を出して、「あれもこれもつけよう。」と
いろんなおかずを添えていました。
全て作り上げてから提供するのならばいいですが、
その場で盛りつけするので、結構手間が大変です。

また、一食分の量が多いので、「他の店のものを食べられない!」
という苦情(?)もありました。
そりゃそうだよね。他のも食べたいよね。

そんなことで、今年はやり方を変えることにしました。
まず、天ぷら系とご飯系を分け、コンパクトにすることにしました。
そして予約制ではなく、店前にいてもらうことにしました。
一部カウンタースペースをとり、その場で食べられるようにもします。
いわば「天ぷらバー」です。目標40食!

ご飯は「朴葉寿司」にすることにしました。
具はもちろん「もりのいえ」らしいものをトッピングします。
どんな仕上がりになるかはお楽しみ。こちらも目標40食です。
もちろん、かみさん手作りの焼き菓子も並びます。

ということで、早速その準備を始めました。
竹を切ってきて、それを適当な大きさに切り分けます。
ニューヨークからやってきたグレン(手前)とエイドリアン。
息もピッタリ!
1竹を切る

その竹をノミで二つに割ります。
メキシカンのルーベン、結構楽しそう。
2竹を割る

それにサンダーをかけると、竹皿の出来上がり!
これに朴葉を敷いて天ぷらを載せる予定です。
ベルギーのリンがにっこり!
3皿完成

「竹がこういう構造になっているなんて!」
「竹の内側はこんなにつるつるしているんだ!」
「こんなに簡単に細工できるんだ!」
「アメイジング!(こりゃ驚いた!)」
感動の嵐が吹き荒れております。
最後に残った竹で「マイカップ」を作り、ご満悦の男達。
4マイカップ

一方、厨房では焼き菓子づくりとご飯の支度が進んでいました。
東京からやってきたクミコさん、
細かい作業をよくやってくれるので助かります。
5厨房

意外に大助かりなのが、ルーベンが子供をあやすのがとても上手なのです。
面白い顔をしたり、声を出したり、歌ったり、太鼓を叩いたりして
子供達を喜ばせます。実はこれが一番ありがたかったりして。

そんな訳で、ウーファー・パワーのおかげで物事が進み始めました。
夜にはこの地域独自の行事「念仏練習会」があったので、彼らを誘いました。
般若心経の後、鐘を鳴らしながら独特の節回しで念仏を唱えます。
異文化に驚くウーファー達。日本人でも驚くでしょうね。

念仏講の皆さんもいつもと違った緊張感の中でしてくださいました。
最後に記念撮影。
あれ、ウーファーじゃないけれど、
どこか宮城から来た人が一番大きな顔をしている?
もうすっかり家族の一員になった倉田さんであります。
6念仏練習会

毎日変化のある暮らしが続いています。
全くすごいことだなぁと驚くばかりです。
先週末に行われたワークショップについて、
「さてどうやって書こうものか?」とずっと思案しておりました。
それほど不思議な「場」でありました。

私が事前にご案内したタイトルは、
「もしかして太陽光パネルが自動追尾するかも?」でありました。
それにはいろんな意味を込めています。

三週間前に設置された「太陽追尾型ソーラーシステム」
日の出から日没まで、太陽光を直角に受けられるように設計されています。
それだけでもすごいことなのですが、
現段階では人力で動かすしかありません。
つまり、理論では太陽光を真っ直ぐに受けるはずだが、
傍に人がいてマメに動かさないと理屈通りには発電しないのです。

そこで立ち上がった(?)が、前回も参加して下さった御三方です。
宮城の倉田さんが言い出しっぺで、大阪の和田さんが応え、
長野の小出さんが話に乗って来てくれました。

ブログのコメントラリーで、そのやりとりをご覧になった方もおられると思いますが、
私はこの時点でまるで話についていっておりませんでした。
「もう、お任せします!」宣言です。

その間も、倉田さんと和田さんは必要な部材をネットオークションで手に入れたり、
それぞれ分担して道具を手配するなど、
素晴らしいコンビネーションで準備を進めてくれました。

そして今回は強力な助っ人が登場!
最近コメントを寄せてくれるようになった、kokiperi hiroさんです。
タイミングよく道具を持ってきていただき、しかもずば抜けた知識と経験。
「必要な時に必要な人が現れた!」
まさにそんな人でした。

さぁ当日ですが、何と雨!
ソーラーシステムのワークショップで雨というのは辛いですね。
それでもめげずに集まって下さった皆さん、ありがとうございます!
いろいろと訳の分からぬパーツも集まってきました。
1パーツ

そしてこれが今回の「主役」だそうです。
和田さんがネットオークションで落札してくれました。
2時計

「何で時計が?」と思うでしょ?
私も面食らいましたが、とにかくこれが今回の「心臓部」なのです。
でも、実際にどうやってシステムを組むのか?
離れた場所でそれぞれがイメージしてきた方法を照らし合わせようとしますが、
これがなかなか難しい。議論が長らく続きました。
3話し合い

ようやくある程度話がまとまり、作業が始まったのが、午後3時過ぎ!
ま、天気も悪かったので、
かえってゆっくりと話し合えたというのもありますね。
おもむろに自転車の軸を外しにかかる倉田さんとkokiperi hiroさん。
4軸外し

和田さんは「いきなり歯医者さん」です。
5歯医者

小出さんは「知らぬ間に時計屋さん」です。
6時計屋

こういった、「シコシコ作業」が延々と続きました。
私ははっきり言って居場所がありません。
知識がついていっていないのと、完成イメージができていません。
もちろん技量もありません。

ただ私がしていたのは「右往左往」。
本当に周りをうろちょろしていただけでした。
いや、実は私なりに考えて「必要な仕事」をしていたつもりでした。
それは「子供の相手」です。

一昨日のブログでも書きましたが、
数日前からベルギー母子がウーフしており、
その子供(エデン)が実にパワフルなものですから、
U太がすっかりナーバスになってしまったのです。

U太がナーバスになると、お母さんにからみます。
U太がお母さんにからむと、KAN太に目が届きにくくなります。
KAN太に目が届かなくなると、KAN太が泣きます。
二人とも泣き出すと、お母さんは他に何も出来ません。

お母さんが何もできないと、週末の「わらべ村イベント」の準備が進みません。
準備が進まないと、かみさんが不機嫌になります。
かみさんが不機嫌になると、私が困るのです。

ですから私としては「元から絶つ」ために、
エデンとU太をしばしの間引き離し、
U太と過ごす時間を作る必要がありました。

という言い訳で、私はU太を膝の上に乗せ、
皆さんが黙々と進める作業を、ただ眺めておりました。
つまり、この時点で私は「U太と同レベル」でありました。
本当に役立たずですいません。

そんな言い訳をしているうちに、自転車の軸が無事取り出され、
中のベアリングもメンテされました。
7軸

他の作業も着々と進んでいるかのようでした。
8ワーク

でも翌日も雨。いやむしろ大雨であります。
そんな中でも黙々と作業をしてくださった皆さん、
本当にありがとうございます!
全く頭が下がります。

結局今回は「壮大なる計画のための、実に地道な準備作業」が行われた訳です。
ですから「ワークショップ」と呼ぶには、あまりに「工房的」でしたし、
「こんなものができました!」とお見せできるものではありません。

でも私はこんな凄い人たちが何度も加子母に集っていただいて、
知恵をぶつけ合ってコトを進めている姿に感動しました。
特に初めてやってきて、フル稼働していただいたkokiperi hiroさん、
本当にありがとうございました!
これに懲りずにまた来てくださいね。

そしてきっとまた「次のワークショップ」が開かれることになると思います。
こういうのも『もりのいえ』の新しい姿なのかなぁ。
物事の変化に驚かされるばかりです。
先週受けた品質と環境のISO講師になるためのテストの件、
さきほど連絡があり、ともにギリギリ合格したとの通知を受けました。
本当にギリギリなんだそうです。やれやれです。

そして「このままでは駄目です!」ということで、
いろいろと「修行」に参加する計画が示されました。
つまり「執行猶予つき」というような次第です。やれやれです。

でもこれは考えようによっては「良い機会を得た」と言えるかもしれません。
そう受け留めることにしましょう。

ともあれ、「オンリーワン」への道が始まりました。
今の身の回りの環境を眺めるに、
自分のレベルを上げていけるだけの時間的余裕が果たしてあるのだろうか?
と感じなくもないですが、歩み始めることにします。
見守ってくださった方、ありがとうございました!
ある時ジョシュアがつぶやきました。
「シオンに逢いたい・・・」
そこで、諏訪に住む彼女のもとへ逢いにいくように勧めました。
諭すように彼に話しかけます。

私「いいかい、恋には『質』と『量』というものがあるんだよ。」
ジョシュア「はい、分かります。」
私「そしてね、時には量は質よりも勝ることがあるんだ。」
ジョシュア「???」
私「とにかく会う時間をたくさん取ること。それが先決だよ。」
ジョシュア「分かりました。ありがとうございます!」
私「Meet(会え!),meet, meet!  Talk(話せ!), talk, talk,
and touch(触れろ!), touch, touch! 」
顔を真っ赤にして頷くジョシュア。かわいいです。

そうして彼は弾むように出掛けていきました。
予定では月曜日に戻ってくることになっています。
予定では。
3シオンの元へ

彼が去る前の夜、かみさんが言いました。
「トイレに落書きしてもいいんだよ。」
それを聞いたジョシュア、喜んで落書きしてから行きました。
でもいきなり「座った時の真正面」に大きく描かれて、
思わずのけぞった私たちでありました。ま、それも良いでしょう。
これからはうちのトイレは様々な言語の落書きだらけになると思います。
4落書き

そしてベルギーからやって来たリン&エデン母子。
父親が外交官のリンは日本で生まれ、4歳まで東京で過ごし、
その後、コンゴ、オーストラリア、フランス、リビアなどで育ったとか。
今回、幼い時を過ごした日本をエデンに見せたくてやってきました。

ところが、最初にウーフをしたところで「大変嫌な」思いをしたそうです。
ここでは詳しくは書けませんが、とにかくベルギーに戻ることも考えたそうな。
「でも、もう少し頑張ってみよう。」と他のホストを探すうちに私たちを知り、
「一日も早くそちらに行きたい!」とメッセージを送ってきました。

でも私たちはすぐには受け入れできず、
「一週間後ならばいいよ。」と返事したので、
その間は西日本を旅して時間を過ごしました。

そんな母子に対しては、「傷ついた心」を癒すことが一番です。
「とにかくここであなたがすることは、リラックスだ。」と伝えました。
それを聞いてとても心が落ち着いた様子。
1リン

でも少し困ったことが一つ起きました。
エデンが「U太好き、好き!」で追い回すのですが、
今一歳と9ヶ月で、力加減や表現方法がストレート過ぎる年齢です。

ですからU太がすっかり怯えてしまい、その不安定さがお母さんを直撃して、
おかげでかみさんの作業があまりはかどらなくなりました。
加えて、子育ての姿勢が若干私たちと異なり、
ひと言で言うと、エデンは「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」。
やりたいように振る舞い、まるで王子様です。
2エデン

ですからリンの次なる「仕事」は、
「私たちの子育てルールに慣れてもらう」ことにしました。
一つ、机の上には乗らないこと。
一つ、人を叩かないこと。
一つ、物を投げないこと。
一つ、障子に指を突っ込まないこと。
一つ、「いただきます。」を言うまでは手を出さないこと。
などなど。

リンにとればストレスが貯まることかもしれませんが、
「急がなくてもいいから、少しずつ慣れていってね。」と話しています。
そうすることで子供達の関係が良くなり、
暮らしのリズムがうまく動き始めるのを待っています。

さて、今日はメキシカンのルーベンがやってきました。
同じ岐阜県の下呂市馬瀬から、
わざわざホストさんが連れてきてくださいました。
そのホストさんは以前お会いしたこともある方で、
おかげで親交が一層深まりました。
「いつか、ホスト同士でウーフし合おうね。」とお約束。

このルーベン、いきなり熱心に働いてくれます。
風呂用の小さい薪づくり(小割り)をお願いしたところ、
陽気に鼻歌を歌いながら、時折ブッダに話しかけながら、
あっと言う間にたくさんの小割りを作ってくれました。
11ルーベン

ぱっと見は地味なヤツですが、さすがメキシコ人?
表現力が豊かです。U太はすっかり彼が気に入った様子で、いきなりなついています。
おかげで私たちも他のことに集中できるようになりました。

こうして私たちの「ウーフホスト生活」も、
新しい展開を見せてきております。
今日はニューヨークからと東京からもウーファーがやってきます。
さてどうなりますやら。
つくづく私の人生って、どうなってしまったんだろう?と感じてしまいます。

・三日前からベルギーウーファー母子がやってきました!
 母は期待通りの美形!息子は想像以上にパワフル!

・ジョシュアは週末恋人に会うためにヒッチハイクの旅へ!
 「とにかく会ってこい!」と私が仕掛けました。

・「太陽追尾型ソーラーシステムの自動化ワークショップ始まる!
 なんとも不思議な気配のワークショップが始まりました!
 &強力な助っ人登場!

・古代米の儀式って何?
 合間を縫って雪崩のように直会(なおらい)になだれこみ&撤退!
 お騒がせしてすいません!

・今日はメキシカン・ウーファーがやって来る!
 「大丈夫なのか?」などという周りの声は気にせず、分け隔てなく受け入れます。

・いよいよ23日のわらべ村イベント出店準備開始!
 気がつけばあと一週間!ちょっと急いでいます。

・ネットショップ開店準備、急ぐ!
 日常の暮らしの隙をみて着々(?)と準備中!

さてこの先一体どのように展開するのか?
お楽しみに!
とてもよく働くウーファーのジョシュア。
「よく」というのは「たくさん」という意味よりも、
むしろ「気持ち良く」と言った方がぴったりします。
何を頼んでも嫌な顔をせず、楽し気にやってくれます。

昨日のブログで暴露しましたが、私はしばらくの間、家を出ていました。
その間、我が家では私以外の家族とジョシュアだけが残りました。
「うまく会話ができるかしら?」と心配顔のかみさんでしたが、
私は安心して、そして信頼して出て行きました。

出掛ける前、ジョシュアが私に言いました。
「何か一つ、パーマカルチャー的な作業ができないでしょうか?
今回この機会にマスターしたいのです。」
少し考えて、一つの宿題を彼に与えることにしました。
それは、特大のコンポストを作ることでした。

コンポストと言うよりも、「土づくりマシーン」と呼ぶ方が近いかもしれません。
それはまさに「良質の土をあっと言う間に作ってしまう、魔法の箱」なのです。
パーマカルチャーに限らず、農にとって土作りは基本です。
その作り方を彼に伝授して、私は出掛けました。

さて帰宅して、まさに彼は期待通りのものを作ってくれていました。
でもそれはまだ「ただの箱」です。
これに中身(魂)を入れてこそ、生かされるのです。
そこで今度は一緒に「魂を入れる作業」をしました。

まず、近所の馬牧場に行って、馬糞をもらってきました。
私が馬小屋の外で馬に餌をあげている隙にジョシュアが馬小屋のゲートを閉め、
スコップで糞をすくいます。
干し草が混ざっていて、まるで臭くありません。
それをコンポストの一番底に入れます。
(本当は枯れ小枝を入れることになっていますが、
そうすると土作りのペースが遅くなるので今回はパスしました。)
1馬糞

その上に、刈り取った雑草を重ねました。
私たちは基本的には刈った草をそのまま畑に置きますが、
あまりに成長が早いものや、根がしつこいものは除きます。
それらを今回はコンポストに入れました。
この先コンポスト内の温度が上がることで、きっと枯れてくれるでしょう。
2雑草

そして米ぬかをたっぷりと入れます。
米ぬかをジョシュアと一緒に取りに行った時は、
「これを使うのか?」と相当驚いていましたが、
「これこそ栄養満点なんだよ。」と教えてあげました。
3米ぬか

米ぬかの上に水をかけます。
そうすることで発酵が早く進むようです。
4米ぬかに水

ここで段ボールを敷けば良いのですが、
今回は段ボールが少なかったので、まずは新聞を敷きました。
けっこう分厚く敷きます。
そして同じくたっぷりの水を掛けてあげます。
5新聞

今回、特別に「ご馳走」を入れてあげました。
それはコンフリーです。別名「ヒレハリソウ」。
これはパーマカルチャリスト(パーマカルチャー実践者)が
こよなく愛する植物です。

こいつは傍にいる植物に栄養分(窒素)を補給する役割を持つのです。
特に果物の傍に植えておくと、とてもよく実がなります。
今回、こいつの葉をふんだんに敷いてあげました。
6コンフリー

そして段ボール(炭素)を敷きます。
段ボールはとても便利な道具です。
うちでは現在、畑の通路に大活躍!
今回は数が少ないので一重ですが、もっと重ねてもいいです。
7ダンボール

そしてその上に牛糞からの堆肥化途中のものを入れました。
本当はもっと入れたかったけれど、
かみさんが「これはもう堆肥として使えるから、
もうコンポストに入れる必要はないよ。」と言うので、
「はいはい、分かりました。」と生返事しておいて、
少しだけ黙って入れました。
あくまでもジョシュアにやり方を教えるためです。
8牛糞堆肥

最後にたっぷりの落ち葉を入れました。
これこそだめ押しの素材ですね。
おかげで随分と上に上がってきました。
9落ち葉

もうお分かりかと思いますが、
この木箱、ただ木で囲っただけではありません。
使う量によって木のスライドを差し込むことで高さを調節できるのです。
しかも実は両側の面でスライドできます。
優れたデザインでしょ?
10完成

本来ならば最初に小枝を入れるのと、
最後のあたりで堆肥をたっぷり入れることで、
木箱の上の線までたっぷりと積み上げられるところですが、
今回は少し上が空きました。
でも十分に良い土が得られるはずです。
まさに究極のコンポストですね。

さてこのコンポスト、たぶん三ヶ月で良い土を作ってくれると思います。
ということは、本当は同じ物を三つ作って、
ひと月ずつずらして積み上げていくと、
三ヶ月後からは良質の土が続々と誕生するという仕組みになります。
これを読んで関心を持った方、騙されたと思って是非お試しを!
今からでも間に合いますよ。

そして今回入れた素材が全てではありません。
実は私たちは結構はしょっています。
最低限のものだけを入れたという感じですかね。

非難を恐れずに書きますと、
女性の方は月の巡りの時に出た血をここに入れると良いと思います。
うちのかみさんは、以前バケツに水を張って布ナプキンを入れ、
染み出した血を畑にまいていました。
私はそれを見て、「この人(女性)にはかなわない。」と感じたものです。
「自らの血で作物が育つ。」
そんなことが日常的にできるのは女性の特権だと思います。

話がずれましたが、まぁあまり固く考えないで良いということです。
いろいろ入れて試してみましょう。
そして良い土ができれば「ラッキー!」と素直に喜びましょう。
今回、全てを一から作り上げたジョシュア、とても喜んでいました。
もちろん私たちも嬉しいです。

今回、数々の功績を残してくれたジョシュアですが、
最後にとてもメモリアルなものを残してくれました。
そのジョシュアもそろそろ去っていきます。
誠に名残惜しいですが、それもまた「縁」です。
ジョシュア、ありがとうね。
年が明けてから怒濤のような日々が加速を増してきています。
まるで幾つもの大きな渦(流れ)が私たちを取り囲むが如くです。

その一つは2月の公開勉強会&オフ会以降の流れです。
このイベントを発端とした大きな流れについては、
これまでもこのブログで書いてきました。

「ウーフ」という大きな流れもありますね。
これもまたずっと書いてきました。

三つ目は地域の「役」です。
これについても、これからいやほど書いていくことになるでしょう。

四つ目の流れは、「もりのいえのネット通販準備」です。
こちらについては近々発表します。

今日は、これまでは詳しく書いてこなかった、
そして実は一番大変だった、もう一つの流れについて書きます。
それは私の仕事に関してなのです。

昨秋、やっとの思いでISO22000(食品安全マネジメントシステム)の
講習会講師としてスタートできました。
あの頃はKAN太の出産直後で、しかも体調を崩しながら準備し、
相当なプレッシャーの中で、何とかその「立場」を得ることができました。

「あんな苦労をすること、もう早々はないだろう。」と思っていたら、
何とまぁ、早々にすごい話が舞い込んできたのです。
年末のある日のことです。
「masan、品質と環境の講師もやってみないか?」
たまたま他の講師スケジュールが合わなかったという事情らしかったのですが、
突然の申し出に驚きました。

当たり障りのない程度で事情を説明しますと、
今、国内でISO講習会を開催する企業では、ある2社が抜けて大きな存在です。
私はそのうちの1社の食品安全に関する講師です。
私ごときがそういう立場でいるということ自体が驚きです。

でも実はまだ食品安全の世界は楽な方なのです。まだやり手が少ないから。
ところが品質や環境の世界では、
名だたる先生方が星の数ほどいらっしゃいます。
そんな方々を差し置いて私が講師の立場になるというのは、
本当に、本当に「僭越」なのです。

でも、これってやっぱりチャンスなんですよね。
即座にそう感じたので、「やります!」と手を挙げました。
そして、私を講師として紹介してくれる人曰く、
「知っている限り、三つの分野の講師を国内で見たことが無い。」とのこと。
国内で無いということは、ひょっとして世界でもいないかも?

私は決してナンバーワンではありませんが、
ひょっとしてこの世界でオンリーワンになる可能性があるということです。
その想いを心の支えに、「三分野の講師」に向けて準備をすることにしました。

さぁ、それからが大変でした。

まずは夜中に時間を作って、品質・環境それぞれの自習をしました。
そして次に、本部から送られてきたテストを受けました。
これが結構難しいんだ! ヒーヒー言いながら書いて送りました。
そして結果は、環境はパスしたものの、品質は「再提出」。

素直に落としてくれてもよいものを、「再」ですと!
苦労しながらも何とか再提出し、戻ってきた返事は、「再再提出」!
何だと~! も、も、もう一回!?

一体何を書いてよいのやら本当に苦労して提出し、
ようやく本部で先輩講師の授業をオブザーブする権利が得られました。
しかし、ただ聴講するのではありません。
オブザーブ直前にまたもやテストがあり、
それに合格しないと「お帰りください!」なのです。
まるで昔の「ウルトラクイズ」ばりです。

この試練、まずは4月中旬に「環境」の方でスタートしました。
そしてテストの結果は、「惨敗」!
本来ならば即帰らされるところですが、
環境ISOの世界の重鎮で講習会講師でもある常務さんが、
「取りあえず最後まで聴いて帰りますか?」と温情を示してくれました。

二日間のコースが終わった後、改めて常務さんの面接です。
常務「さて、どうしましょう?」
私「・・・」
常務「この二日間、あなたと接して、人間性は問題ないことは分かりました。
私としては是非こういう人に講師になってもらいたい。
でも残念ながらあなたは今のところ講師のレベルではありません。」
私「・・・」
常務「・・・ではこうしましょう。
あなたは一ヶ月後に品質のコースをオブザーブするために
再びここにやって来るでしょう?
その時に再試験もしくは私が改めて面接しましょうか?」
私「はい。よろしくお願いします。精進します!」

ということで首の皮一枚残って帰って来たのですが、
4月中旬から一ヶ月の間って、そんな勉強をする暇がなかったことは、
このブログを読んでらっしゃる方はお分かりかと思います。
(実際のところ、その前の3~4月も大変な状況の中で勉強していたのですが。)

ということで、あっと言う間に一ヶ月が経ち、
今度は「品質」の講習会オブザーブのために上京しました。
こちらの方は前日の夕方に本部に呼ばれ、同じくテストです。
でも何とか品質の方は通りました。やれやれ。

そして翌日の夕方、改めて「環境」のテストに臨みます。
う~ん、やっぱり難しい! 結果は「スレスレ」かなぁ?
目の前で答案用紙を見つめる常務の目が笑っていません。
「一応基本は外してはいないのですが、
講師のレベルとしては未だ不足ですねぇ。」とのこと。

そして、「ではこれから私が質問します。」と常務が口頭で質問をしてきました。
「今から10分間かけて、私に○○○について説明してください。」
エッ? 今ここで? 

まさかそういう攻撃を受けるとは思ってもいなかったので、
頭が真っ白になりました。
いったいどこまで試練は続くのか?

恥ずかしながら、しどろもどろになって説明を終えたところ、
常務「その説明ではまだまだですねぇ。」とのご神託。
こりゃ駄目だわ! もう私は目をつぶりました。

そして結論ですが、「まだ返答はできません。」
たぶん来週開けあたりに結果通知があるだろうとのこと。
いやはや、全て私の至らなさのせいなのですが、
今回の流れ(渦)にはまさに翻弄(ほんろう)されています。

ということで、ともかくも帰宅した私。
再びウーファーに囲まれ、田舎暮らしの日々が始まりました。
さぁどんな結果がやって来るのか?
ここはじっと待つことにしましょう。
一応、手元の資料には「春大祭典」と書かれているので転載しますが、
実のところは「小さな村里の、身内だけの祭り」です。
でも私はそういうのが大好きです。
観光目的でもないのに、地域の人間が一生懸命&和気あいあいとして、
祭りを続けている。生きた文化を感じます。

では、当日の動きをご案内します。

5月5日の朝8時。
二渡神社の前に子供達が集まっていました。
これは「PTA & 保護者会」による、
「子供みこし」を地区内で練り歩くための集まりです。

PTAは小中学校に子供を送る親達の集まりです。
一方、保護者会は保育園に子供を送る親の集まりです。
この地区で保育園に子供を送るのはうちだけです。
つまり、イコール私が保護者会役員となりました。
しかもU太の下2学年の子供がいないので、三年間続けて役員です。
しかも、しかも、U太が卒園すると、今度はKAN太が入園します!

それはさておき、初めてその集まりに向かいました。
正直言ってゲンナリするのが、「みこし」の風情です。
神社を模したものだったら良いのですが、
これが何と「ピカチューの張りぼて」なのです。
しかも正式には「みこし」ではなく、リアカーに載せたものです。
私は恥ずかしくて写真を撮れません!

いつかはこれを何とかしたいものだと願っておりますが、今は黙っておきます。
ともかくこの日は同じ時刻に氏子総代の集合もかかっており、
前日と同じくダブルブッキング状態でしたので、
かみさんとU太にだけ付き添ってもらいました。

そして私は氏子総代の準備に向かいます。
そこでは、「あれが無い。これも無いぞ。」と大わらわでありました。
お供え用の饅頭を買いに走ったりなどしているうちに
あっと言う間に時は流れます。

そして、当番の元方(もとかた)が集まり始め、
(私は元方の一員でもあるのですが)ここで思わぬ展開に!
神社に来られる方々は、「奉納」「祝」「寸志」などまちまちですが、
お金を包んで来られます。
それを受け付けで受け取るのは氏子総代の仕事です。

でも、それを半紙に書いて、
社務所脇の板に張り出していくのは元方の仕事だと思っていました。
「何を言う!半紙に書くのは氏子総代の仕事やぞ!」
思わぬ突っ込みがありました。
そして、皆の目線は私に・・・

「えっ、会計の私が書くの?」これには参りました。
録音した自分の声を聞くのと同じくらい、
自分が書いた紙が張り出されていくのを見るほど恥ずかしいものはありません。
でもそれをやれと言う。嘘でしょ!

でも他に誰もいないので、結局私がやることになりました。
「ところで難しい一、二、三、五、千、万って、どう書くの?」
「壱、貳、参、伍、阡、萬じゃ!」
こんな基本的なところから開始です。

さて祭りの始まる時刻が近づくにつれ、
やって来る人が増えてきました。
次々と渡されるお金の表書きを書き続ける私。
もう、てんてこまいです。
1てんてこまい

そうこうするうちに神事が始まりました。
眺めていた他の人が心配して近寄ってきます。
「初参りの代表が舞台に登っていないけれど、大丈夫か?」
手を揚げ、「はい、それは私です!」

途中から受け付けを他の方にお任せし、
私はおもむろに氏子総代の法被を脱ぎました。
そして舞台を振り返るに、意外に人が少ない。
「こ、これはもしかして!」

すぐに舞台を降り、舞台の周りに佇む人々に声を掛けました。
「初参りの皆さんは、全員舞台に上がって下さい!」
そうです。そのようなアナウンスを司会が忘れていたのです。
うちのかみさんとKAN太も外で待機しておりました。
2KAN太

今年は7組もの初参りがあったので、
彼らが舞台に上ったことで何とか体裁が整いました。
ギリギリセーフのタイミングで詔を受けます。

その後、巫女の舞がありました。
地域の子供達が練習の成果を見せる晴れ舞台です。
こういうのがこんな小さな里で生きているのってすごいと思います。
3巫女

ジョシュア、お前は忍者か?
4ジョシュア

でも彼はうまく撮っています。
画像のサイズが小さいのは全て彼の画像です。
5巫女2

巫女の後ろに私たちを配する構図なんて、にくいですね。
6巫女3

モノクロもまたよろし。
7巫女4

巫女の舞の後は、玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。
氏子総代の後、次々に呼ばれて供えます。
そして、「初参りを代表して、masan」との声。

おもむろに前に出て他の初参り客にご挨拶し、
前に出て玉串(榊の枝)を神官から受け、供え、
二拝二拍一拝しました。前日につづいてトリプルブッキング!
8玉串奉納

こうして神事は無事終わりましたが、実はこれからが大変なのです。
地区の様々な役の方に来ていただいたことを労う、
「直会(なおらい)」の準備です。

座卓を炉の字に組み、弁当とビールを配します。
そして準備出来次第、宴会が始まりました。
この宴を仕切るのは元方です。
私は元方の一人として銚子を持って席に向かいました。

酒を勧めると当然ながら勧め返されます。
相手は食事をしていますが、こちらは空きっ腹です。
腹に酒が染み渡ります。
やがて席を一回りして、宴会も無事終了しました。

ところが宴はこれでは終わりません。
今度は席を作り直し、今回の祭りの手伝いをした元方が食事の席に着きます。
それを接待するのは、今度は氏子総代です。

私は元方であり、氏子総代でもあるのですが、
地域では下っ端なので、
やはり酒を持って元方の一人一人に酌をして回りました。
さすがに空きっ腹で「酌の二周り」はこたえるわ!

しばらくして、「masan、あんたは元方でもあるんだから、
席に着いて食事をしなさい。」コールが起き、
遠慮なく着かせていただきました。その時、午後二時半。

こうして二回の宴が終了し、皆で片付けをして、
本当にようやく祭りを終えたのでありました。
「初めての年にしては、よくやったじゃないか!」
長老から声を掛けていただきました。

そして同じ長老の口から思わぬセリフが出てきました。
「おい、masan!」
初めて私を名前で呼び捨てにしてくれました。

これまではみんな私のことを苗字に「さんづけ」、
あるいは苗字を呼び捨てでした。
でも地域の仲間同士では下の名前を呼び捨てにし合っています。
私自身はどう呼ばれようと気にしてはいませんでしたが、
自分の親以外に初めて名前だけで呼ばれ、照れくさいやら、嬉しいやら。
こうやって次第に地域に馴染んでいくのでしょうね。

関係者が次々に去っていき、最後に5名の氏子総代だけが残りました。
みんな晴れやかな顔つきです。
「何とかやれたな!」「ええ!」
何だか、同じ釜の飯を食った仲間になれた気分でした。

こうして、氏子総代として、そして他の役も兼ねた祭りが終わりました。
よくぞ、よくぞ、ここまでやり切れました。
嬉しく、またありがたいという気持ちを感じた一瞬でもありました。
あんなにてんやわんやした祭りだったのに、
何も書かずに一週間以上が過ぎてしまいました。
これはいけない!きちんとログに残しておこう!

中津川市に5年前に併合された旧加子母村。
私たちが出会った時はまだ村でしたが、
越してきた時には「中津川市加子母」に変わっていました。
それがちょっと寂しいです。

でも加子母にはまだ文化が生きています。
約1000世帯、3300名ほどの小さな村が十区に分かれ、
それぞれの地区で文化を育んでいます。

私たちがたまたま越して来たのは「二渡(ふたわたり)」という地区です。
ひょうたん型に集落が広がった加子母の、ちょうど「くびれ」にあたります。
南北の里をつなぐから「二渡」なのかな?

この地区は土地が狭く住民も少ないことから、
何をするにも人数が足りません。
ですから皆、何かしらの「役」があるし、兼務はよくある話です。
特に今年度の私は「当たり年」になりました。

まず、三年間勤める「氏子総代」の一人になりました。
その中でも「会計」という細かい段取りを組む役です。
これまでにも「氏子総代長が誰某(だれそれ)に挨拶に行く」となれば、
お金を準備し、包んで総代長に渡し、都度帳簿に記入してきました。

氏子総代の一番の大仕事が「神社の春のお祭りの仕切り」です。
そのために何度か集まっては打ち合わせ、準備もしてきました。
私は「○○に何時に弁当を幾つ、
別の▽▽センターにサンドイッチとジュースを何人前、
公民館に何時につまみとビールを1ケース、・・・」
などと、細かい手配に追われていました。

何せ一新した氏子総代全員が正確な段取りを知りません。
特に十以上もあるお供え物の手配は苦労しました。
それでも何とかギリギリに滞り無く準備は整い、
本祭りの前夜祭、4日に「設楽祭(しがくさい)」の日を迎えました。

当日は「元方(もとかた)」と呼ぶ、毎年持ち回りの班の人たちが祭りの準備をします。
今年、その元方は私の班でした。
つまり私は「氏子総代と元方のダブルブッキング」です。
ですから両方の準備を手伝いながら右往左往です。
1幟立て

手洗い場も綺麗に掃除されました。
2手洗い場

実は二渡神社には、地元の人もあまり知らないであろう
「隠れた物語」があります。
酔ったついでに披露してしまいましょう。

この手洗い場の近くに丸い石があります。
たぶんこの石のことだろうと思うのですが、
それが運ばれて来た際、ある神様がついてきました。
その神様の名前は知らないけれど、「学問の神様」らしいです。
とりあえず「二渡学問ノ神」と呼ばせていただきます。(まんまやんか)

通常、八百津(やおろず)の神というのは普段は神社にはおられず、
祭りの時に氏子達が御呼びして来ていただきます。
ところがこの二渡学問ノ神、そんなことに関係なく、
普段から二渡神社に佇(たたず)んでいるとか。
でも人がほとんど来ないので、いつも暇を持て余しているのだとか。

それでも年に一度の春のお祭りの時は大勢の氏子(住民)が集まり、
合わせて八百津の神も降りて来られます。
そんな時の賑わいが大好きな二渡学問ノ神、
祭りの間中は他の神々の傍にちょこんと座ってにこにこしているらしい。

でも一夜明けて神事が終わると、もう他の神々は天に昇ってしまいます。
そんな神々に「バイバイ」と手を振るのかどうかは知りませんが、
ともかく彼らを見送って、再び静かになった神社で、
いつものように二渡学問ノ神は佇んでおられるらしい。

これ、過去の話ではなく、現在のお話です。
そういうことが見える人が教えてくれました。
その話を最近聞いた私は一層この神社が好きになり、
傍を通る度に心の中でご挨拶をする様になりました。

話がそれましたが、今回がその「年に一度」のお祭りなのです。
さて、幕も張られました。準備は万端かな?
3幕張り

ところがここにきて、なにやらざわざわしています。
元方の長老と他の氏子総代がなにやら争議しているのです。
元方「なんで新しい注連縄(しめなわ)がないんじゃ?」
氏子総代「そんなこと、引き継ぎの時に聞いておらんぞ!」
「でも、春祭りに新しい注連縄がないとおかしいだろうが!」

要は氏子総代の準備不足ということなのかもしれませんが、
不思議なのは、上で「注連縄が要る!」と主張している方は、
この3月までは氏子総代だった人なのです。
ですから引き継ぎの時に「そんなものは要らん!」
と言っていたのを聞いていたはずなのですが・・・
ま、何事もこんなものでしょう。

そしてもう一つの難題が勃発!
元方「門松は準備してあるんやろうな?」
氏子総代「何のこっちゃ?」
聞けば、毎年この時期に門松を立てるそうな。
初耳です。

それを傍で聞いていた私、「分かりました。では準備します。」
と言って自宅に戻り、畑の竹を切ってきました。
合わせて、昨年収穫した稲の藁も持参しました。注連縄を結うためです。

それを見た長老、
「masanのところには何でもあるんやのう・・・!」とちょっと驚かれました。
結局、元々注連縄は新調しなくても良いということになり、
門松は新しく立てられて、何とか準備完了!
4門松

神社前の幟(のぼり)も揃いました。
5幟立った

普段は質素な神社も、何だか華やいだ、かつ厳かな気配になります。
6準備万端

一旦解散し、夕方、今度は「若連」の集合場所に向かいます。
つまり私は「トリプルブッキング」!

若連は設楽祭には欠かせない「役者」です。
神社の下の鳥居から獅子がゆっくりと登ります。
これを「宮入り」と呼びます。

今年は事前の練習会にメンバーが十分揃わなかったこともあり、
リーダーが早めに集合をかけました。
「本番の前に一旦揃って練習しよう。」という訳です。

ところが練習はあっと言う間に終わり、いきなり宴会が始まってしまいました。
私は氏子総代と元方の仕事があるので早退したのですが、
設楽祭の本番までに皆それなりに酔っぱらった様子。
それが証拠にいざ本番が始まる前の皆の息が酒臭いこと!

下の鳥居からは若連の法被を着て、
笛と太鼓の演奏をしながら、余興の踊りを踊ってくれる子供達と一緒に登りました。
予定よりも早く始まったので、ウーファー達が到着せず、
この時の様子の写真が無いのが残念!

そして舞台に上がって、まずは全員で般若心経を唱え、
いきなり獅子舞の奉納です。
昨年まではまず巫女の舞があったのですが、
今年は巫女の舞は翌日にだけすることになったとか。

その頃にようやく到着した、わが「もりのいえ」ご一行様。
以下、私のカメラとジョシュアの画像を合わせてご紹介します。

獅子舞では一人の獅子、一人の太鼓、二人の笛で行いました。
つまり私は四人の役者のうちの一人なのです。
3年前にデビューした際は散々な出来でしたが、
年々少しずつましになってきたかな?
もちろんまだまだのレベルですが、何とか形になってきたことを感じます。
7獅子舞1

舞台に上がってからは若連の法被は脱ぎ、
氏子総代の法被に着替えています。
何だか「変化(へんげ)」みたいで楽しかったです。
8獅子舞アップ

今年は秋の加子母全体のお祭りの「神祭(しんがく)」で演奏し、
来年正月明けにはこのメンバーで伊勢神宮の能舞台で演じることになります。
全ての演奏が終わった後、お互いのミスに気づきながらも照れ笑いして、
充実した満足感で握手しあいました。こういう瞬間がとても幸せですね。

獅子舞奉納の後、地元の子供達による踊りが披露されました。
普段見る時は普通の子供なのですが、
化粧をするとドキッとしますね。
やはり女は化けるものか?いや失礼。
9踊り

かくして無事初日が終わり、初の仕事を終えた氏子総代たちは、
「いよいよ明日が本番だぞ!」と気合いを入れて解散したのでありました。
最近のこのブログを読んでいただいている方はお分かりでしょうが、
GW前辺りから、ウーファー・ラッシュが続いています。

今週末からは、ずっと滞在しているアメリカ人・ジョシュアに、
ベルギー母子、ニューヨーク男性ペア、
東京からお一人参加の女性が加わる予定です。

しかも、16/17日に、
「太陽追尾型発電システム、ついに自動化するかも?ワークショップ」
が開かれることになり、再び大賑わいの様相を呈してきました。

ウーフホスト登録をしたばかりの頃は、
「まずは週末だけの受け付けで、一度に二名まででないと対応できません。」
と、おっしゃっていたかみさんですが、
今ではもう「何とかなるんじゃない?」と言い出しております。
環境の変化はここまで人の言動を変えてしまうのか!

この思わぬ展開を経るうちに、私たちの中である変化が起きてきました。
その兆候(心境の変化)については数日前に書きました。
そしてその後、二人の間でより考えが整理されてきたのです。

それは、「『もりのいえ』を、みんなでつくる」という発想です。

これまでの私たちは、「まずは私たちが実践してマスターして、
そして少しずつでも『もりのいえ』を自分たちで作り上げよう」
としていました。

その上で、「関心を持つ人々が私たちの暮らしの中に入ってきて、
共に暮らすうちに私たちの想いが自然に伝わればいいなぁ。」
とイメージしていました。

それが、次のように変わってきたのです。

「私たちは『もりのいえ』という場を提供している、
もっと言うと、場を預かっているだけではないのか?」

「だから、何も完成品を皆に見せる必要はなく、
一緒に作り上げればいいのではないのか?」

「もっと突っ込むならば、私たちの役割はビジョンと方針を示すことであり、
それを具現化するのはやって来る人たち、と割り切ってもよいのではないか?」
というものです。

ここで誤解の無いように確認したいのですが、
私たちは「安い労働力が入った!ラッキー!」と
無精をこいているのではありません。
むしろここ数日の自分たちの動きを振り返るに、
私が一つの作業に入っていると全体が見えなくなってしまうのです。

ですから特に私の役割は、「全体を眺めること」
「彼ら一人一人が快適に過ごしながら、
自分なりに何か得る(気づいてもらう)ことができるように配慮すること」
なのではないかと感じるようになってきました。

そして共に目指すことは、
「それぞれの想いや役割(力)を合わせて、
一緒に『もりのいえ』を築き上げていくこと。」
そうすることで、単なる一村の、単なる一角の家族の暮らしではなく、
もっと大きな意味を持つような気がしてきました。

これは何と言っても、目の前で様々な「夢」が現実のことになっていく様を
目の当たりにしているから言えることです。

先日、村の若者が遊びに来てくれた時にそんな話をしたら、彼も共感し、
「まるで『もりのいえ』って、地球が凝縮したような存在に
なっていきそうですね。」と言ってくれました。

それはとても大げさなことですが、視点の持ち方としてはとても面白いです。
「宇宙船・地球号」ではないけれど、
「もりのいえ・地球号」という発想は愉快です。

家族写真

ウーフホストを始めて半年で、
こんな心境にまでなるとは思いもしませんでした。
何やら大きな力(流れ)に動かされているとしか思えません。
その流れに身を任せてみることにしました。
みんなでつくる「もりのいえ」、新しいステージが始まったようです。
物事の流れというものはすごいもので、
先日設置した「太陽追尾型発電システム」を自動化しようという動きが、
早々に始まってしまいました。
これらの動きに情熱を捧げて下さる、あの方々に深くお礼申し上げます。

と、ともかく、実際にその日のうちに完成するかは別にして、
「もしかして太陽光パネルが自動追尾するかも」ワークショップを開くことにします。
当日の講師(船頭)候補は三名。
先日作業して下さった、大阪の和田さん、宮城の倉田さん、そして長野の小出さんです。
(小出さん、コトの流れでそういうことになりました。もし都合が合えばお願いします。)

このワークショップに参加ご希望の方は事前にお知らせください。
日時:5月16日(土)適当な時間から、17日(日)適当な時間まで
場所:もりのいえ
参加費:お一人1000円
宿泊費:寝袋持参の方は1000円、布団使用の方は2000円
食費:三食とも各700円(一品持参につき一食免除)

この時期、ウーファーも滞在しております。
さぞかし賑わしいインターナショナルな時を過ごすことになるのではと想像しています。
さて、どうなりますやら。
今年も「わらべ村・アースマーケット」がやってきました!
もりのいえは、5月23日(土)のみに出店します。
10:00~16:00の開催です。
皆さんのお越しをお待ちしています!

今年は、昨年までと少し趣向を変えることにしました。
昨年までは「どうだ!すごいだろ!」的に驚かし風の弁当を出していたのですが、
それをゲットできた人は大満足してくれたものの、
ゲットできなかった多くの人たちに
「天ぷらが揚がるのを見てるだけ」とお預けをしてしまいました。

そこで今年のテーマは、「より大勢の人に食べてもらいたい!」
スケールを小さくして、より多くの人に提供できるように努力します。
名付けて『野草天ぷらバー』!

もう一つの変化は「もりのいえ風・朴葉寿司」の販売!
朴葉寿司って岐阜県内ではよく見られますが、
どこも同じような食材を使っています。
しかもそのどれもが正直言って私たちからすると「???」
そこで、「もりのいえならば、こんな朴葉寿司を作るぞ!」と挑戦します。

なんて啖呵を切っておりますが、上の二つとも、
実のところ未だにイメージができておりません。
でも当日は確実に近づいております。
さてどうなりますやら。

ともかく、当日は数名のウーファー達と共に、
国際色豊かに賑やかに出店いたします。
ご都合が合う方は是非お越し下さい!
詳しくはこちらへ!
「願えば叶うものだ。」と、常日頃感じていますが、
まさにそんな出来事がありました。

GW中に京都からやってきた、あやちゃん一家。
かみさんとあやちゃんは以前からの仲良しです。
加子母に移るまでの二年間、兵庫・篠山で暮らしていた頃は
私もあやちゃんと何度か会っていたし、
旦那のしげさんとも一度話してみたいものだと願っていました。

でも今年のGWはとてもあれこれあって、
ゆっくりと話す時間が取れません。
だから事前にかみさんから「彼らが来たがっているよ。」と聞いた時、
「何もこの時期でもなくてもいいのだが・・・」と躊躇しました。
でも相手も時間を割いて来てくれる訳だから、
その機会を逃すこともあるまいと、お迎えしました。
1あやちゃんら

しげさんは、いわゆる宮大工です。
これまでは修行が長かったらしいですが、
いよいよ平成25年の伊勢神宮遷宮に関わる仕事をすることになり、
今年、伊勢に引っ越すそうです。
ちなみに加子母はその遷宮で使われる材を提供しています。
こんなことからも縁を感じます。

さてそのしげさん。
ウーファーではないのだけれど、
周りの人間がかいがいしく働いているのを見て、
「私も何かしましょうか?」と申し出てくれました。
そこで、以前から気になっていたことについて相談しました。

実は、かつていただいてきた階段箪笥と二階との間が少し開き過ぎていて、
最後の一歩がかなり大きいのです。
ですから、階段箪笥と二階床との間にもう一段つけられないものか?
「それをどうすれば良いのか、考えてもらえないでしょうか?」
と、何かアイデアを貰えればというつもりで相談しました。

ところが現状を見たしげさん、いきなり製作に取りかかりました。
「ここにあるもので、材と道具の場所を教えてください。
後はこちらで勝手にやりますので。」という具合です。
私はまさに祭りの真っ最中でしたので、お任せしました。

すると、素敵な階段がどんどん出来始めた。
まずはこれがステップです。
屋根裏から出て来た木材と、煤竹を上手に組んであります。
2ステップ

アップしてみましょう。
釘の頭を落として、煤竹を突き抜けて両側に刺したのだそうです。
さすがです。
3ステップアップ

引き続き、ステップの下の段の製作に。
4引き続き

あれよと言う間に仕上がっていきます。
5できてきた

そして取り付け作業へ。
6取り付け

この後、同じく煤けた板を使って、全面に意匠もしてくれました。
しかも新しいステップの下は、
長い衣装(浴衣など)を掛けるスペースとなりました。
素晴らしい!
P5050037.jpg

こういう作業をささっとできる人は羨ましいなぁ。
もう尊敬の眼(まなこ)です。

そして、つくづく私たちは恵まれているなぁと感じています。
ここ数日の一連の出来事を経て、何かが私たちの中で変わりました。
まさに新しい階段を眺めながら、「新しい段階」を感じたのです。
それについては、また明日にでも。
2009.05.10 ところで、
ジョシュアが自分のブログで
「もりのいえ」での暮らしを紹介しているのはお気づきでしょうか?

右欄の「リンク」の中で、
「Joshua Hall」 をクリックしてみてください。

そしてふんだんに撮った写真も次第にアップされてきました。
それは同じく右欄の 「malleabis' photostream」 をご覧下さい。
なかなかの写真テクニックですよ。
勉強になります。広角レンズが欲しくなります。

今、彼にはウーファーの仕事の一つとして、
彼自身のブログとアルバムサイトを充実させることもお願いしています。

その結果、私たちは自分たちの頭や手を使わずして、
「もりのいえ」を伝える英語版を手に入れることができています。
これから先、外国人ウーファーにこれらを見てもらうことで、
より一層理解を深めてもらえそうです。

あらゆることが願い通りに、スムーズに流れています。
ありがたいことです。
昨日は男性陣の活躍をお伝えしましたが、女性陣も頑張ってくれました。
ノビルを移植中のスウェーデン人のカリン。
将来、ウーフホストになりたいという彼女には、
細かい作業を少しずつしてもらいました。
その経験がきっと将来役に立つはず。
1ノビル移植

お子さん連れのアキさんはさすがに作業時間が限られていましたが、
それでも合間を見てカリンと一緒に畑の柵を立てるなど、
いろいろ作業してもらいました。ありがとう。
2柵立て

シオンは、おばあちゃんが中国人のオーストラリア人で、お父さんは鍼灸師だとか。
「日本で定住したい!」と願うシオン。これからどんな人生を歩むのかな?
ここでは薪づくりをしてくれています。
3薪づくり

家事は皆で分担してやってくれました。
風呂の焚き方も、最初のウーファーに教えたら、
後は伝言式で伝わっていきました。
4風呂焚き

この日の調理をしてくれたシオンとジョシュア。
うちにやってくる人は菜食中心の人が多いので、好みが近いです。
ジョシュアに家の周りの山野草を教えたところ、
喜んで採ってきては美味しいサラダを作ってくれます。
「まさにこういうことをやりたかったんだ~!」という顔つきです。
その他、日替わりでお国自慢家庭料理を披露してくれたりと、
質素だけれど実に豊かな食卓が続きました。
5調理

この他、家の片付けや掃除も率先してくれたので、随分助かりました。
私はただにこにこしていただけ。
まるで「大家族の家長」になったような気分で過ごさせていただきました。
みんな、ありがとうね!

そしてある日にはかみさん主導の「ベジタリアン手巻き寿司」と、
私の「山野草天ぷら」を夕食に披露。
皆さんとても喜んでくれ、大量に作ったのに全て平らげてしまいました。
6天ぷらと手巻き寿司

5月4日の午後から5日までは休息日としました。
私は終日居ないし、かみさんも役があったからね。
合間をみて、同じ加子母内の違う地区の祭りに連れていきました。
「加子母太鼓」を最前列で眺めるウーファー達。
ちなみに太鼓の後列一番手前は、
気合いの入った(化粧の)なっちゃんです。
7加子母太鼓見学

5日夜、ジョシュアの指導で、
アメリカ・インディアンがよく作っていた「ドリームキャッチャー」の
製作ワークショップが開かれました。
私は祭りが終わった後で正直言ってヘロヘロでしたが、
良い機会なので一緒に学びました。

今回、「ここにある材料を使って作る」というジョシュアの提案で、
うちの竹を使って輪を作ります。
そしてタコ糸をきつく縛ります。
8輪を作り紐をくくる

少し間をあけた場所でくくります。
(完成した後で気づきましたが、この間隔はもう少し広い方が楽でした。)
9離してくくる

この作業を続けて一周し、最初に作った弦の真ん中を捉えて、
同じくくくっていきます。
10真ん中をとりながらくくる

ずっと続けていって、程よく真ん中に穴が残ったところで縛り、
鳥の羽やビーズなどをぶら下げると完成!
これが私の処女作です。うちの烏骨鶏の羽をぶら下げました。
もっと丸く仕上がるとなお良いですが、ま、いいでしょう。
11処女作

これを寝室や玄関にぶら下げておくと、
真ん中の穴が大きいと「大きな幸せ」が、
小さいと「たくさんの幸せ」がやってくるそうです。

そんなこんなで即興のワークショップあり、多彩な食事ありと、
日々の暮らしを楽しみながら、あっと言う間にGWが過ぎていきました。
それぞれのウーファー達の顔つきを見ても、皆、楽しそうです。

よくコメントを寄せてくれる、つみとがのしるしさんも、
忙しい中、関東方面から駆けつけてくれました。
私が祭りに入っていたのでなかなか話をできずに申し訳なかったですが、
その分、他の人たちとコミュニケートできたかな?
これは私が居ない時に撮った集合写真です。
12記念撮影

上の写真の真ん中で緑のトレーナーを着た男性と、その手前の母子。
かみさんととても仲の良い家族です。ご主人は何と!宮大工です。
今回、二泊という短い期間でしたが、とっても素敵な「仕事」を残してくれました。
それは明日、ご紹介します。
2009.05.09 新田開墾!
このGW中、ウーファー達には様々な作業をしてもらいましたが、
その中でも目に見えて大きな成果を生んでくれたものがあります。
それは「田んぼづくり」です。

「もう少し田んぼが広ければいいね。」と二年前から言っていました。
うちの田んぼは、もともと一面の田だったところの一部に畦を作って仕切り、
残りを畑として使っていますが、まだ使い切れていない面積がありました。

そこを何とか田んぼにしたかったのですが、
それには新たに畦を作る必要があります。
この作業、機械を使えば楽なのでしょうが、
うちには無いので全て手作業です。

そしてうちのやり方は「自然農」の水田スタイルです。
これは、畦と田の間に溝を掘り、そこに水を貯めて、
田そのものはあまり水に浸しません。

ですから、うちの田んぼの作り方というのは、
「スコップで溝を掘って、その土を積んで畦を作る」という作業になります。
これって結構重労働なのですよ。
ですから、他の作業にかまけて、つい何もしないでおりました。

「あぁ、今年も結局田んぼを広げることなく終わるのだろうか・・・」
そんな気分の私の尻を叩いたのは、何種類もの古代米の種籾です。
今年は自分たちの黒米、緑米だけでなく、
他にも古代米の種籾をいただいたのです。
とりあえず全て苗代でそだてていますが、
もしこれらが全て芽を出すとなると、本当に田の面積が足りません。

そこにやってきたウーファー達、
「何かメモリアル的なこと(学び)をしたい!」と求めてきました。
ならば、作ってもらいましょう!
ということで、大体の段取りを伝えて、全て彼らにやってもらいました。

今回この作業を受け持ってくれたのは、
男性陣のジョシュア(アメリカ)と、東京からやってきたトシさんです。
農作業はほとんど初めてという彼らに、一からお話しました。

まずは下草刈りです。
ヒモ式の草刈機で、地面が見える程度までしっかりと刈ってもらいました。
1下草刈り

次はいよいよ「溝掘り」です。
普通、人が嫌がるような作業でしょうが、
彼らはウキウキしながら掘り続けてくれます。
正直言って、自分がせずに、この作業を頼むのは少々気が引けていたのですが、
本当に彼らは楽しげにやってくれました。全く頭が下がります。
1掘る

ジョシュアはものすごく「学びたい欲」「実践したい欲」が強く、
全く嫌な顔をせずに作業を続けてくれます。
頼りになります。
3ジョシュア掘る

そして愉快だったのが「畦を固める作業」です。
特に「こうしてくれ」と頼んだ訳ではないのですが、
彼らなりに工夫して、左右から同時に足を出して固めていました。
その際に「蹴る!蹴る!蹴る!」と気合いを入れながら。
4あぜづくり

この愉快な風景、ジョシュアが公開しているアルバムで、動画が見られます。
右の欄外にあるリンク集のうち、「malleabis’ photostream」を覗いてみてください。
ちなみに、その上の「Joshua Hall」は彼のブログです。
(このお陰で、もりのいえを紹介する英語版ができました。)

そして二日がかりで、というよりも、たった二日間で、
田んぼづくりが何と完成しました!左側が今回彼らが作った田んぼ。
ざっと2倍近くに広がった田んぼに感動です。
5できた

大きな達成感を得た二人は、ガッツポーズ!
「俺たちゃ、やったぜ!」と言いた気です。
6ガッツポーズ

そしていよいよ「水入れ」です。
山からの水を一旦、岩魚池に入れ、
そのオーバーフロー分が田んぼに入ってきました。
いやぁ、感慨無量ですね。
7水を入れる

実はこの田んぼ、モグラが多くのバイパスを作ってくれたお陰で、
水がどこからか漏れています。
それに、これからは「畦塗り」という地道な作業もあります。
でも、ともあれここまで一気にコトが進んだことはすごいです。

今回の「田んぼづくり」、私は指示をしただけで、一切手を出しませんでした。
やりたくないのではなく、やる時間が無かったのです。
それでも目の前に新しい田んぼが現れました。
まるでマジックを見ているかのようです。
トシさん、ジョシュア、ありがとう!
ウーファー達の活躍の数々を書こうとしましたが、
その前に、「どうやって彼らはもりのいえに来て、帰っていったのか?」
ということに焦点を当てることにしました。

以前の私たちは人に案内をする際、
車で来てもらうことを前提に考えていました。
ところがこれまでにやって来たウーファー達に、車で来た人はいません。
ではどうやって来たのか?

その前にウーファー達との事前のやりとりについて説明しましょう。
私たちは「ウーフ・ジャパン」という組織に登録しています。
ウーフをしたい人は「ウーファー登録」を、
ウーファーを受け入れたい家族は「ウーフホスト登録」をします。

このウーファーとホストとの間を取り持つのが、
ウーフ・ジャパンのサイトです。
こちらを覗けば、どんなホストが登録されているのかが分かり、
気に入ったホストが見つかると、
ウーファーはこのサイト上でホストに最初のメッセージを送ります。
(ちなみに「もりのいえ」の登録ナンバーは「h4648」です。)

例えば、「私は○○というものです。
あなたのホスト紹介を読んで関心を持ちました。
私は△△といったことができます。
そちらでは□□のような体験ができると嬉しいです。
ついては◎月の中旬頃から二週間ほど、そちらでウーフできるでしょうか?」
といった具合です。

そんなメッセージを受け取った私たちホストは、
同時にその人のプロフィールを覗くことができます。
どの国の、性別、年齢、これまでの学歴や職歴、食事の好み、
菜食主義か? 喫煙家か? 酒を飲むのか? などなど
写真を載せるスペースもありますが、載せる人もあれば載せない人もあり。

このプロフィールとメッセージを読んで、
条件や日程、雰囲気などが合えば、「Yes」の返事をします。
「No」の場合も返事をするのが礼儀です。

さてそれからしばらくの間は、
ウーフ・ジャパンのサイト上でこのようなやりとりを続けます。
そして私たちの場合、ある程度日程が詰まってきたら、
ウーファーに「情報開示」ボタンを押してもらうように願います。

ウーファーがそのボタンを押し、私たちがそれを了解すると、
私たちのより詳しいデータがそのウーファーに公開されます。
例えば住所や個メールアドレス、自宅や携帯電話の番号など。
つまり、少しずつ歩み寄るよってお互いを信頼し合ってから、
より濃い情報をやりとりする仕組みになっています。

この段階になると、ある程度人柄も分かってくるので、
コミュニケーションも楽になりますが、やっかいなのが、
こちらにやって来てもらう交通手段の伝え方です。

私は自分が外出する時はJR恵那駅近くに住む両親のところまで車で行き、
そこから中央線で名古屋に出るのですが、
もりのいえから恵那駅までって、50分程度かかるのですよ。

だから同じパターンで来てもらうとなると、
出迎えに往復2時間ほどかかってしまいます。
その方法を全てのウーファーに当てはめることは「ちょっと勘弁」です。

そこで、距離的にはもりのいえに近い
下呂駅(JR高山本線)に来てもらうことが増えました。
ところがこの線、本数が少ないのです。
しかも名古屋から特急を選ぶのなら良いのですが、
各駅停車だと何度も乗り換える必要があります。
ウーファーというのは一般的にお金の無い、
あるいは使いたくない人たちですので、各駅停車を選ぶことが多いです。

これが日本人相手ならば細かく伝えられますし、
自分で調べて来てもらえるので楽です。
今回、東京から来られた田中さん一家は、そのパターンでした。
送迎に関して全くトラブルもストレスもありませんでした。
来られる前に私のブログを読み、
「もりのいえ物語」も事前購入していただいたので、事前情報もバッチリです。
1掘る

2割る

こういう時、やはりやっかいなのは外国人です。
彼らは一般に日本語を読めないので、
乗り換えスケジュールを英訳して伝える必要があります。
私の英語がおぼつかないのと、加えてそれをメールで送るのが実に面倒です。

それに乗り換え時間があまり無いと、きっと乗り遅れるであろうから、
乗り換え時間を十分に取ったスケジュールを何度も練り直して、
それから送ることになります。

スウェーデンのカリンの場合はこのパターンでした。
彼女の場合、どうやってやって来るのか意思があまり分からなかったので、
「長距離バスの場合」「東京から新幹線使用の場合」
「新宿から中央線乗り換えの場合」「それらの特急と各駅停車の場合」
などを書いていったら、A4版2ページほどになってしまいました。
当然それらを作成するのに相当の時間がかかります。全て英語ですからね。

結局カリンはこちらの示した時刻には来ず、遅れてやってきました。
「ミスをした。」と言っていますが、詳しい理由は分かりません。
付き合ってみて分かりましたが、おっとりとした性格で、
細かいスケジュールを組み立てるのが苦手な様子です。

とても良い性格で、U太の大のお気に入りになったのですが、
やはり顔を合わせるまでは、「本当のこの子は辿り着けるのであろうか?」
と、やきもきしたものです。
4洗う

なかなか辿り着けないカリンの様子を書いたブログを読んで、
同じようにやきもきしていた人がいました。
宮崎に住むナオミさんです。

彼女はかつてオーストラリアでカリンと友人になり、
その後も連絡を取っていて、今回カリンが来日する際、
「会いたいな」と願いながらも、
カリンのホスト先とは遠かったので諦めていたようでした。

私に「私もカリンの様子が心配で・・・」と知らせてくれたナオミさん、
「実は私ももりのいえにとても関心があるのですが・・・」と言うので、
「じゃあ、いらっしゃいよ!」とお誘いしました。

そして急遽来てくれることになったのですが、
あまりに急な話なので、やはり彼女も安く抑えたい。
そこでいろんなパターンを探しました。
ナオミさんはナオミさんで、宮崎から福岡、福岡から名古屋へと
長距離バスのハシゴの強行軍です。

さて、「明日の朝、いよいよナオミさんが名古屋に着くぞ。」という夜、
近所のなっちゃんが遊びに来てくれました。
カリンと会話すること1時間半、別れ間際になって、
「エッ!明日、友達が名古屋経由で来るの?
ならば丁度明日、お姉ちゃんたちが名古屋から車で加子母に来るから、
乗せてもらったら?」という展開になりました。

でも時刻を見ると、既にナオミさんは福岡発の夜行バスに乗り込んだ後です。
この手のバスって、携帯で話ができないのですよ。
急いで携帯メールでやりとりし、無事翌朝に落ち合ってもらい、
名古屋からは無料で加子母までやって来ることができました。
間を取り持ってくれたなっちゃん、ありがとう!

続いてはアメリカ人のジョシュアですが、
彼は最初「ヒッチハイクで行く。大丈夫!」とか言っていて、
「そんなの無理でしょ?」と話していたら、案の定、携帯に電話があり、
「今、中津川駅まで来たけれど、この先はどうしても無理!迎えに来て!」
とのヘルプです。

ちょうどその時、
映画「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲監督との交流会の最中でしたので、
それが終わってから家族や友人達には先に帰ってもらい、
私一人で中津川駅まで迎えに行きました。

その際、正直言って「やれやれ、手間のかかる人だこと・・・」
と感じたものですが、いざ会ってみるとなかなかの好青年で、
実際によく働くし、熱心だし、ムードメーカーだし、
失礼な言い方ですが、「思わぬ拾いものをした気分」です。
「前世は日本人だったと思う。」と語るジョシュア、
実は今でも我が家に滞在しています。いつ帰るかは未定。
3切る

今回一番驚いたのが、オーストラリア人のシオンです。
ちなみに彼女とナオミさんはウーファー登録をしていないので、
食費や宿泊費などの経費を支払ってもらっています。
これはウーフ・ジャパンとの「お約束」です。

さてシオン、新恋人のジョシュアに呼ばれて、
GWに突然やって来ることになったのですが、
何と彼女も「ヒッチハイクで行く」とのこと。

ジョシュアのことがあったので、「無理でしょ?」と皆で語っていましたが、
何と!塩尻から加子母のうちの前まで一台の車で送って来てもらいました。
名古屋の初老のご夫婦の方、本当にありがとうございました!
こういうことって可能なのですね。
5塗る

シオン、「7日から用事があるから6日に帰る。」とのことですが、
何と!帰りもヒッチハイクで帰ると言います。
「いくらなんでもねぇ。」と心配する周りをよそに、
「ダイジョウブ!」と強気のシオン。
11時頃に我が家を後にして、家のすぐ傍の国道沿いに立ちました。

その後、彼女はどうなったのか?
後で送られてきたメールをつなぐと、こういう展開だったそうです。

「私が国道で立っていると、しばらくして一台の車が止まりました。
ドライバーは何と!なっちゃんでした!
彼女は私を中津川駅に近い場所まで送ってくれました。」

この件(くだり)は、なっちゃんからも電話連絡がありました。
「シオンが今日帰るのを聞いてなかったから、びっくりしたよー!
道端でVサインしているんだもの。
そして私がスーパーで買い物をしているうちに、いなくなっちゃった。
きっとまた誰かに送ってもらったんでしょうね。」

シオンからのメールは続きます。
「なっちゃんの後、私は和菓子職人に会いました。
私はリエが持たせてくれたクッキーをその人にあげ、
彼は私にお菓子をくれて、諏訪湖近くまで送ってくれました。」

「そこで別のおじさんに会い、私はまたリエのクッキーと、
和菓子職人からもらったお菓子をあげました。
するとおじさんは私を自宅近くまで送ってくれ、
私に五平餅をプレゼントしてくれました。
私は今、友人とその五平餅を食べています。」

シオンから届いたメールの時刻、14:38です!
うちの前から、ヒッチハイクで3時間半で上諏訪に到着したの?
つくづくラッキーな人です。
「ま、可愛いからね。可愛い外国人だったら乗せるよ。」
と皆も感心するやら羨むやら。

でもシオン、出掛ける前にも注意したけれど、
ほとんどの日本人は親切だし優しいけれど、全てではないからね。
その点、この先も気をつけてね。

このように、もりのいえにやって来る人たち、
実に様々な手段を見せてくれました。
この先も大勢のウーファーがやって来る予定です。
さて、どんな物語を経験しながらやって来るのかな?

ということで、これから先、
ぼちぼちとウーファーや友人達の活躍シーンをご紹介していくことにします。
お楽しみに!
(彼らは何故にガッツポーズしているのか?)
6ガッツポーズ
ここ数日の数ある出来事の中でも、ともかくこの話題を記しておきます。
ついに、あの「加子母百年米」が発芽しました!

「あの」とは何か?と思われる方は、是非こちらをご覧ください。
離れ家から見つかった「手動もみすり機」のすきまに埋もれていた、
わずか400粒ほどの籾。

それをうちの苗床に播いて芽が出るのを待っていますが、
今回出て来たのはそれではありません。
実は「保険」をかけていたのです。

獅子舞を奉納する「若連(わかれん)」では、
獅子と笛と太鼓の組み合わせで獅子を舞います。
私は笛の担当で、2年前のデビューでは散々の出来でしたが、
ようやく最近になって音が出るようになり、
もちろん今でも未熟ですが、それでも何とか今年は一緒に演じることができました。

その獅子を演じるのが、マサです。
この地域では親しい仲ほど呼び捨てで呼び合っているようですが、
私は人を呼び捨てにするのは苦手です。
でもようやく彼のことは呼び捨てにできるようになりました。

獅子舞の練習をしていた春先、練習後に飲んでいた時に、
マサと「加子母百年米」の話題になりました。
彼は大きなハウスを持っていて、そこでマスクメロンを育てています。
その広さ、ざっと1000坪とか。
マサのハウス

「加子母百年米」の意義に共感してくれたマサ、
「何なら片隅で芽出しを手伝ってもいいですよ。」と申し出てくれました。
そういうことを言い出してくれるのが嬉しいです。

本来ならば全て自分の田でやり遂げることに意義があるのかもしれません。
でも最近はウーファーの力を借りて作業をしてもらうことが増え、
「何でも自分でやろうとせずに、いろんな力でこなす方が良いのかも。」
と感じるところもあり、マサの申し出を喜んで受けました。

そして彼に40粒ほどを預け、「一粒でも出ればそれでいいから、頼む!」
とお願いしておりました。

そして5月4日、
「設楽祭」と呼ぶ、神社の春祭りの前夜祭で獅子舞を奉納したのですが、
若連が集合した真っ先にマサが弾んだ声で寄ってきました。
「出ましたよ。一粒だけ!」
「おおっ!ついに出たか!」思わず雄叫びを上げてしまいました。

「俺も本当に出るかどうか心配していたんですけど、
一粒ずつポットに入れて毎日世話していたら、ついに出たんですよ!」
マサも心から喜んでくれています。
そういう気概がとても嬉しいです。

そして昨日、その様子を見に行ってきました。
すると、いました!
健気に2cmほどの芽が出ています。
加子母百年米初芽

いやぁ、嬉しいですね。
あの、あの「加子母百年米」が芽を出したのですよ!感動!

「百年米」とは書いていますが、実際にはいつの米だかは分かりません。
でもいいのです。要は「物語性」があるかどうかがポイントなのです。
その点、まさに素晴らしい物語性を持った「加子母百年米」、
これから先、どんな展開を見せてくれるのであろうか。
もうワクワクであります。