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ウーファー達の活躍の数々を書こうとしましたが、
その前に、「どうやって彼らはもりのいえに来て、帰っていったのか?」
ということに焦点を当てることにしました。

以前の私たちは人に案内をする際、
車で来てもらうことを前提に考えていました。
ところがこれまでにやって来たウーファー達に、車で来た人はいません。
ではどうやって来たのか?

その前にウーファー達との事前のやりとりについて説明しましょう。
私たちは「ウーフ・ジャパン」という組織に登録しています。
ウーフをしたい人は「ウーファー登録」を、
ウーファーを受け入れたい家族は「ウーフホスト登録」をします。

このウーファーとホストとの間を取り持つのが、
ウーフ・ジャパンのサイトです。
こちらを覗けば、どんなホストが登録されているのかが分かり、
気に入ったホストが見つかると、
ウーファーはこのサイト上でホストに最初のメッセージを送ります。
(ちなみに「もりのいえ」の登録ナンバーは「h4648」です。)

例えば、「私は○○というものです。
あなたのホスト紹介を読んで関心を持ちました。
私は△△といったことができます。
そちらでは□□のような体験ができると嬉しいです。
ついては◎月の中旬頃から二週間ほど、そちらでウーフできるでしょうか?」
といった具合です。

そんなメッセージを受け取った私たちホストは、
同時にその人のプロフィールを覗くことができます。
どの国の、性別、年齢、これまでの学歴や職歴、食事の好み、
菜食主義か? 喫煙家か? 酒を飲むのか? などなど
写真を載せるスペースもありますが、載せる人もあれば載せない人もあり。

このプロフィールとメッセージを読んで、
条件や日程、雰囲気などが合えば、「Yes」の返事をします。
「No」の場合も返事をするのが礼儀です。

さてそれからしばらくの間は、
ウーフ・ジャパンのサイト上でこのようなやりとりを続けます。
そして私たちの場合、ある程度日程が詰まってきたら、
ウーファーに「情報開示」ボタンを押してもらうように願います。

ウーファーがそのボタンを押し、私たちがそれを了解すると、
私たちのより詳しいデータがそのウーファーに公開されます。
例えば住所や個メールアドレス、自宅や携帯電話の番号など。
つまり、少しずつ歩み寄るよってお互いを信頼し合ってから、
より濃い情報をやりとりする仕組みになっています。

この段階になると、ある程度人柄も分かってくるので、
コミュニケーションも楽になりますが、やっかいなのが、
こちらにやって来てもらう交通手段の伝え方です。

私は自分が外出する時はJR恵那駅近くに住む両親のところまで車で行き、
そこから中央線で名古屋に出るのですが、
もりのいえから恵那駅までって、50分程度かかるのですよ。

だから同じパターンで来てもらうとなると、
出迎えに往復2時間ほどかかってしまいます。
その方法を全てのウーファーに当てはめることは「ちょっと勘弁」です。

そこで、距離的にはもりのいえに近い
下呂駅(JR高山本線)に来てもらうことが増えました。
ところがこの線、本数が少ないのです。
しかも名古屋から特急を選ぶのなら良いのですが、
各駅停車だと何度も乗り換える必要があります。
ウーファーというのは一般的にお金の無い、
あるいは使いたくない人たちですので、各駅停車を選ぶことが多いです。

これが日本人相手ならば細かく伝えられますし、
自分で調べて来てもらえるので楽です。
今回、東京から来られた田中さん一家は、そのパターンでした。
送迎に関して全くトラブルもストレスもありませんでした。
来られる前に私のブログを読み、
「もりのいえ物語」も事前購入していただいたので、事前情報もバッチリです。
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こういう時、やはりやっかいなのは外国人です。
彼らは一般に日本語を読めないので、
乗り換えスケジュールを英訳して伝える必要があります。
私の英語がおぼつかないのと、加えてそれをメールで送るのが実に面倒です。

それに乗り換え時間があまり無いと、きっと乗り遅れるであろうから、
乗り換え時間を十分に取ったスケジュールを何度も練り直して、
それから送ることになります。

スウェーデンのカリンの場合はこのパターンでした。
彼女の場合、どうやってやって来るのか意思があまり分からなかったので、
「長距離バスの場合」「東京から新幹線使用の場合」
「新宿から中央線乗り換えの場合」「それらの特急と各駅停車の場合」
などを書いていったら、A4版2ページほどになってしまいました。
当然それらを作成するのに相当の時間がかかります。全て英語ですからね。

結局カリンはこちらの示した時刻には来ず、遅れてやってきました。
「ミスをした。」と言っていますが、詳しい理由は分かりません。
付き合ってみて分かりましたが、おっとりとした性格で、
細かいスケジュールを組み立てるのが苦手な様子です。

とても良い性格で、U太の大のお気に入りになったのですが、
やはり顔を合わせるまでは、「本当のこの子は辿り着けるのであろうか?」
と、やきもきしたものです。
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なかなか辿り着けないカリンの様子を書いたブログを読んで、
同じようにやきもきしていた人がいました。
宮崎に住むナオミさんです。

彼女はかつてオーストラリアでカリンと友人になり、
その後も連絡を取っていて、今回カリンが来日する際、
「会いたいな」と願いながらも、
カリンのホスト先とは遠かったので諦めていたようでした。

私に「私もカリンの様子が心配で・・・」と知らせてくれたナオミさん、
「実は私ももりのいえにとても関心があるのですが・・・」と言うので、
「じゃあ、いらっしゃいよ!」とお誘いしました。

そして急遽来てくれることになったのですが、
あまりに急な話なので、やはり彼女も安く抑えたい。
そこでいろんなパターンを探しました。
ナオミさんはナオミさんで、宮崎から福岡、福岡から名古屋へと
長距離バスのハシゴの強行軍です。

さて、「明日の朝、いよいよナオミさんが名古屋に着くぞ。」という夜、
近所のなっちゃんが遊びに来てくれました。
カリンと会話すること1時間半、別れ間際になって、
「エッ!明日、友達が名古屋経由で来るの?
ならば丁度明日、お姉ちゃんたちが名古屋から車で加子母に来るから、
乗せてもらったら?」という展開になりました。

でも時刻を見ると、既にナオミさんは福岡発の夜行バスに乗り込んだ後です。
この手のバスって、携帯で話ができないのですよ。
急いで携帯メールでやりとりし、無事翌朝に落ち合ってもらい、
名古屋からは無料で加子母までやって来ることができました。
間を取り持ってくれたなっちゃん、ありがとう!

続いてはアメリカ人のジョシュアですが、
彼は最初「ヒッチハイクで行く。大丈夫!」とか言っていて、
「そんなの無理でしょ?」と話していたら、案の定、携帯に電話があり、
「今、中津川駅まで来たけれど、この先はどうしても無理!迎えに来て!」
とのヘルプです。

ちょうどその時、
映画「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲監督との交流会の最中でしたので、
それが終わってから家族や友人達には先に帰ってもらい、
私一人で中津川駅まで迎えに行きました。

その際、正直言って「やれやれ、手間のかかる人だこと・・・」
と感じたものですが、いざ会ってみるとなかなかの好青年で、
実際によく働くし、熱心だし、ムードメーカーだし、
失礼な言い方ですが、「思わぬ拾いものをした気分」です。
「前世は日本人だったと思う。」と語るジョシュア、
実は今でも我が家に滞在しています。いつ帰るかは未定。
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今回一番驚いたのが、オーストラリア人のシオンです。
ちなみに彼女とナオミさんはウーファー登録をしていないので、
食費や宿泊費などの経費を支払ってもらっています。
これはウーフ・ジャパンとの「お約束」です。

さてシオン、新恋人のジョシュアに呼ばれて、
GWに突然やって来ることになったのですが、
何と彼女も「ヒッチハイクで行く」とのこと。

ジョシュアのことがあったので、「無理でしょ?」と皆で語っていましたが、
何と!塩尻から加子母のうちの前まで一台の車で送って来てもらいました。
名古屋の初老のご夫婦の方、本当にありがとうございました!
こういうことって可能なのですね。
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シオン、「7日から用事があるから6日に帰る。」とのことですが、
何と!帰りもヒッチハイクで帰ると言います。
「いくらなんでもねぇ。」と心配する周りをよそに、
「ダイジョウブ!」と強気のシオン。
11時頃に我が家を後にして、家のすぐ傍の国道沿いに立ちました。

その後、彼女はどうなったのか?
後で送られてきたメールをつなぐと、こういう展開だったそうです。

「私が国道で立っていると、しばらくして一台の車が止まりました。
ドライバーは何と!なっちゃんでした!
彼女は私を中津川駅に近い場所まで送ってくれました。」

この件(くだり)は、なっちゃんからも電話連絡がありました。
「シオンが今日帰るのを聞いてなかったから、びっくりしたよー!
道端でVサインしているんだもの。
そして私がスーパーで買い物をしているうちに、いなくなっちゃった。
きっとまた誰かに送ってもらったんでしょうね。」

シオンからのメールは続きます。
「なっちゃんの後、私は和菓子職人に会いました。
私はリエが持たせてくれたクッキーをその人にあげ、
彼は私にお菓子をくれて、諏訪湖近くまで送ってくれました。」

「そこで別のおじさんに会い、私はまたリエのクッキーと、
和菓子職人からもらったお菓子をあげました。
するとおじさんは私を自宅近くまで送ってくれ、
私に五平餅をプレゼントしてくれました。
私は今、友人とその五平餅を食べています。」

シオンから届いたメールの時刻、14:38です!
うちの前から、ヒッチハイクで3時間半で上諏訪に到着したの?
つくづくラッキーな人です。
「ま、可愛いからね。可愛い外国人だったら乗せるよ。」
と皆も感心するやら羨むやら。

でもシオン、出掛ける前にも注意したけれど、
ほとんどの日本人は親切だし優しいけれど、全てではないからね。
その点、この先も気をつけてね。

このように、もりのいえにやって来る人たち、
実に様々な手段を見せてくれました。
この先も大勢のウーファーがやって来る予定です。
さて、どんな物語を経験しながらやって来るのかな?

ということで、これから先、
ぼちぼちとウーファーや友人達の活躍シーンをご紹介していくことにします。
お楽しみに!
(彼らは何故にガッツポーズしているのか?)
6ガッツポーズ
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