例年よりも相当早く、田植えが進んでいます。
その理由は前回書いたのでパスして、
今年が例年と大きく異なる点があります。

今まで、稲作は主に「私の仕事」でした。
仕事と言うよりも「儀式」と呼ぶ方が近いかな?
一粒の米がたわわに実り、収穫されるまでの一部始終に私自身が関わることで、
それも土作りから収穫まで機械を入れずに見守ることで、
大げさですが「自然の大きな力」との会話を楽しむ「時」であり、
「場」だったのです。

それが今年から大きく変わりました。
田んぼを拡張するのも、
4あぜづくり

下草を刈るのも、
1ジュンちゃん草刈り

そして田植えも、ほとんどをウーファーに任せました。
5田植え始まる

この心境の変化については、以前書きました。
それにより、私自身の言動が大きく変わってきたのです。
私はその日の作業内容を伝え、最初の手ほどきをし、
後はウーファーに委ねることにしたのです。

「masanは無料の良い労働力を得たものだな。」とおっしゃるなかれ。
もちろんそれは当たっていますが、
私は彼らをただの「労働力」だとは捉えていません。
では何かと言うと、「伝えていく人々」です。

稲を育てるということがどれほど大きな意味を持つのか。
土を作り、田を作り、種籾から見守ることの意義とは何か。
特に田植えの大切さについて。
感謝の気持ちを持つことについて。・・・
いろんなことを事前に、そしてその最中にも伝えます。
それが私の役目だと思うのです。

一番てっとり早いのが、たわわに実った稲穂を見せることですね。
うちには脱穀しないままの房を一部残してあります。
それを見せながら説明することで、
「おお!一粒の米から、こんなに増えるのか!」と感動してくれます。

そのように伝えてから作業に入ってもらうことで、
そして一つずつ苗を手で植えていくことで、
一人一人が何かを感じてくれればありがたいと思っています。

さて、そして今年の田植えですが、これまた特別な仕様になりました。
面積が倍近くになったとは言え、大して広くはない田んぼに、
実にたくさんの種類の苗を植えることになったのです。

まずは、4月にいただいた数々の苗があります。
それでも芽の出が悪かったので、そのことをブログに書いたら、
広島から二種類の苗が届きました。
さらに加えて、4月にも苗をいただいたススムさんから、
新たに二種類の苗をいただきました。
ということで、今年のもりのいえの田んぼは、
次のようなラインナップになりました。

①広島から届いた白米・ヒノヒカリ
②おなじく広島から届いた黒米
③3年前から私が育てている緑米
④同じく3年前から育っていた黒米
⑤京都からススムさん経由でやってきた、神事用の黒米
⑥同じく、京都の神事用赤米
⑦中津川市の農具から見つかったと言われる、紫米
⑧さるルートで手に入ってしまった、内モンゴル米
⑨今回、ススムさんからいただいた、コシヒカリ
⑩同じくいただいた餅米、タカヤマモチ
⑪そして、例の「加子母百年米」

これらの稲をいったいどうやって田植えするべきか?
種おろしをした位置関係もあって、
結果的に以下のようになりました。(画面をクリックしてみてください。)
稲作計画1

このうち、色がついた部分の田植えが、昨日完了しました。
残るはあと僅かですが、
ここは地植えで種おろしをした苗の成長を待ってから田植えしますので、
きっと来週以降の作業になるでしょう。

それにしても「ごちゃごちゃ」ですね。まるで実験場です。
「本当にこれで正しいのであろうか?」と不信感に襲われるほどです。
何と言っても、ここまでコツコツと田植えをしてくれたウーファー達、
本当にありがとう!心から感謝します。

ともかく第一陣の田植えが終了したので、一旦水を入れることにしました。
1水を張る1

通常は田の周りの溝に水が満たされる程度で、田そのものはあまり水に浸けないのですが、
最初のうちは多めに入れます。
2水を張る2

と言うのも、既に他の草が伸びてきているので、
水に浸すことで根を腐らせて、少しでも草の成長を抑えようという魂胆からです。
それでも今年は草の成長が早いので、どんどん伸びてくるだろうなぁ。
その除草もウーファー達に助けてもらおうっと。
4早くも草が

一番難儀なのが、「モグラの作ったトンネル」です。
こいつのお陰で、貯めた水がどんどん抜けていきます。
今年は田を広げたことで、もろにその影響を受けそうな予感。
特にこの土手が怪しいんだよなぁ。
きっと土手の中はトンネルが入り乱れていると思います。
3モグラ土手

土手の修復はもちろん、畦塗りもこれからの日常作業になるのでしょう。
年月をかけて根気よく続けるしかありません。
これもまた、「自然との会話」なのでしょうから。

ともかくも、今年の田植え・第一弾が終了しました。
例年だと、「早く田植えをしなければ!」と焦り始める頃ですが、
何と今年のペースの早いことよ!
何もかも、ありがたいことです。
あとは稲たちよ、元気に育っておくれ。

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