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私は物事の「流れ」をとても大切にします。
29日に手に入った、大量の畳とガラス戸のドラマも、
「流れ」を大切にした結果、生まれた産物です。

そのガラス戸が縁側に綺麗に収まりました。
朝日がサンサンと入り、縁側はさながらサンルームです。
夜は窓を閉めたまま月を見上げることもできました。
窓一つで、暮らしのシーンが一段とアップしました。
特にこれからの冬の季節にありがたいことです。
1朝日輝く

「足助のイベントに行く!」と決まり、
ウーファーのあきちゃんがパンを焼いてくれることになりました。
彼女は菓子専門学校を出ていますが、実はパンが得意なのです。
今回は、ブドウ酵母を使ったパンづくりをしてもらいました。

そこに、インド系のイギリス青年・ジェイが手伝いを申し出!
「体験してみたくなったのかな?」と思いきや、
どうしてどうして、こねるのが凄く上手い!
聞けば自宅でよく焼くのだとか。あきちゃんも驚きの上手さです。
2パンをこねる

こうして焼き上がったプチパンたち。
「これは充分、売り物になるね。」との私のセリフに、
「ダメダメ!私たちのご飯なんだから!」と、
かみさんのストップが入りました。

このパン、もちもちして、すんごく美味かった!
当日の売り物にはならず、みなさんご免ね。
あきちゃんには滞在中に是非また活躍してもらおうっと。
3ブドウ酵母のプチパン

さて、恵那インターから高速に乗って、猿投(さなげ)方面から向かったのですが、
足助は「香嵐渓」の紅葉が有名で、シーズン中は大渋滞となる地です。
でも幸いにまだその時期にはなっておらず、予定通りに会場に到着しました。
ところがそこは予想とは反した雰囲気でした。

何と言えば良いでしょうか。
のんびりというか、全くローカルな雰囲気の集まりでありました。
私はこんなのどかなイベントは好きな方ですが、
正直言って、最初はちょっと面食らいました。
「果たして焼き菓子は売れるだろうかねぇ?」と苦笑いのかみさん。
4イベント会場

ここ最近の焼き菓子の売れ方については、ある傾向がありました。
それは「焼いたら売れる!」という流れです。

今回の足助イベントに向けても着々と焼いていたかみさんですが、
何と前日に訪問されたお客さん達がどんどん買っていかれ、
「あれま、売るものが無くなっちゃったわ!」状態になったので、
急ぎ焼き加えたというような状況でした。

ですから、尚更気合いを入れて焼いてきただけに、
会場の雰囲気を見て、少々不安を感じた様子です。
私はもともとこのイベントにはただの客で向かうつもりでしたので、
「ま、売れただけ儲けものじゃないか。」くらいの認識でして、
かみさんにも「無理をするな」と何度も言い含めておったのですが、
焼き手はどんどんエスカレートするようですね。

ともかくも「よそ者」である私たちに対して、
とても親切に場を設けていただいたこともあり、
遠慮なく店を開かせていただきました。
5もりのいえ店舗

会場を改めて見渡すと、これまでの活動を記したパネルや、
6パネル

「薪割り体験」「足踏み脱穀機体験」「アート軍手ワークショップ」など、
どちらものどかに進められていました。天候にも恵まれましたね。
そして始まりました!本日のメインイベント!
農作業のファッションショーであります。

何故かマントを羽織った司会が、それなりに気合いを入れて進行してくれます。
そして、「一人目の登場です!」で現れた女性の格好を見てビックリ!
7ファッションショー1

おじさんは一瞬、「バドガール」かと思いましたよ。
聞けば、つい最近までアメリカ留学していたという学生さんでした。
「アメリカンガールという雰囲気できめてみました。」とのことですが、
この格好で農作業をするの?蚊やぶよがいたら格好の餌食ですね。
ただ、おじさん達の目の保養になったことだけは確かです。

その後も数名の学生モデルさん達が現われ、
再び、さきほどの女性が今度は冬向けの格好で現れました。
8ファッションショー2

その姿を見て、真っ先に歓声を上げたおっさんがおりました。
「こりゃええわ!」と大喜びの風情です。
そのおっさんこそが、かの「観光カリスマ」の認定を受けた
そして「大のスケベじじい」と周りから噂を聞いていた、小澤庄一さんでした。

小澤さんには到着直後に高野先生から紹介を受けていました。
その時、既に酔っぱらっていた小澤さん、私の顔を見るや、
「おう、お前か。今日は勝手に店を出して、好きにしてええぞ!」と、
いきなり「地」で話してこられました。

そしてひと言二言会話するうちに、
私が「氏子総代」に選ばれていることを話した時です。
いきなり言われました。「お前な。加子母じゃよそ者だろ?」
「はい、5年前に越してきました。」
「だったらな、地元のもんとそれ以上付き合うな!」
「はぁ?」
「越してきて早々に氏子総代を引き受けるなんぞ、やり過ぎじゃ。
これ以上付き合っとると、身体がもたんぞ!」
「お言葉ですが、私が手を挙げたのではなくて、やるように言われたのです。」
「そうか。それでもそれ以上、地域と付き合うな!」
と捨て台詞を吐いて去っていかれました。

ま、言わんとすることは分かります。
そしてこのおっさん、いや小澤さんは、
口は悪いが、とても人柄が良いことが分かりました。

そこでしばらく時を置いて、小澤さんが一人でいる頃を見計らって、
再度アプローチしました。
「小澤さん、ちょっと時間をいただけないですか?」
「おう、何や?」と言って、
「そうだな。この丸太に座ろう。」と誘ってくれました。

この時のシーンを是非誰かに写真に収めてもらいたかったですね。
午後の日差しを浴びて、横たわった太い丸太に小澤さんと私が並んで座り、
いろんな話をしました。
私にとれば至福の時間でした。
私はこういうことをしたくって、その日、足助に向かったのですから。

私は事前に小澤さんのことをあまり調べずに臨みました。
これは、そういう調べものをする時間が無かったこともありますが、
あまり先入観無しで会いたいという希望もありました。

そんな私に、小澤さんは半生を話してくれました。
24歳で南米に渡ったこと。帰国後、町の教育長や助役まで勤めたこと。
今は観光協会の会長であること。
それら全てを「俺は自分がやりたいことを、そういう立場でやってきただけだ。」
と言い切っておられました。

そして出て来るセリフは、
「地産地消なんて昔じゃ当たり前じゃ。何を今更言っとる!」
「やはり根っこは身土不二だな。」
などなど、共感することばかり。

驚いたのはこのセリフが出た時です。
「これからの時代はな、パーマカルチャーだぞ!」
これにはぶっとびましたね。
このおっさんの口から、そんなセリフが出るなんて想像もしていなかったですから。

そしてこんなセリフも。
「俺はな、ずっとハコものを作ってきた。ハコものをつくるのが好きだったんだ。」
これは、足助成功の一つと言われている、
「三州足助屋敷」のことを指しているのでしょうかね。

「私も実はハコものづくりの仕事に関わっていました。」と応えると、
「そうか。ハコものには理念やポリシーが無いとダメなんじゃ。」
「その通りです。」
「でな、いろいろ作ってきて思うのは、
 そんなことよりもまず人づくりをすべきだったということだ。」
「はい。よ~く分かります。」
「つまりな、木を作るようなことをせねばならんのだ。」
「木を作る?」
「木はな、一度根付くとそこからは動かんだろ?そこでじっくり育てなきゃならんのだ。」
なるほど、こういう表現は初めて聞きましたが、腑に落ちました。

「ところでお前は幾つだ?」
「48です。」
「そうか、わしは72だ。」
「おお!すると同じ牛ですね。二周り違うことになりますね。」
「そうだな。わしがお前のような歳の時は、どんどん動いたものだ。
理屈なんぞは二の次で、まずは動いた。」
「はい。」
「ところがな、この歳になるとな、そうもいかんようになってきた。」
「はい。」
「そしてな、迷うことが増えた。」
「ま・よ・う、ですか? 小澤さんともあろう方が?」
「そうだ。大いに迷うな。
 わしはな、自分なりに考える、豊かな暮らしを見せてやりたいという想いでやってきたが、
 そして今もやっているが、それでも村の大勢の人間は白い目で見ておる。」
「成功したと言われる足助でさえ、そうなのですか?」
「ああ。今日なんかもな、大勢の人間はきっと白い目で見ておるだろうよ。
 今までいろいろやってきて、それでこれだ。」

長い間、様々な試みと経験をしてきた人から出るセリフだけに、
しっかりと心に刻み込みました。
そして同時に、加子母のある人のセリフを思い出しました。

その方は加子母で大きなことを成し遂げている方です。
その人がある時、私に言ったのです。
「俺もあんたも、自分自身で考えておるほどには、村人からは認められてはおらんよ。」

私自身は村で何もコトを起こしていないので、一緒にされることはないのですが、
これほどまでに村のことに尽くしている人でさえ、
そんな認識をしているものなのかと驚いたことがありました。
今回、小澤さんのお話に共通するものを感じました。

その話を後で高野先生に伝えると、
「それはカリスマなればこその悩みだね。」とのこと。
なるほど、そういう見方もできますね。

また、小澤さん、高野先生のことを「あいつは大バカ者だ!」と言い切っていましたが、
そのことも高野先生に伝えると、「最大の褒め言葉だね。」と喜んでおられました。
さすが、分かっていらっしゃる。

さて、小澤さんが最後に私にアドバイスをしてくれました。
「お前な。自分がやっていることを誇らし気に見せんでいいぞ。
ただ、自分が思う生き方をしておればいいんだ。
その上でな、大切なのは『我逢人(がほうじん)』だ。」
「我逢人?」
「我、人と逢う。道元禅師の言葉だ。有名だぞ。」

恥ずかしながら、後で意味を調べました。
「心と心の出逢い。物と物との出逢い。人と人との出逢い、出逢いこそ命。
自分だけで考え、自分だけで行動していたのでは見つからないことがある。
ゆえに人との出逢いこそ全ての始まりである。」という意味らしいです。

素晴らしい言葉を教えていただきました。
そして今回の出逢いもまた、「我逢人」なのでしょうね。
小澤さん、ありがとうございます。
9小澤庄一氏と

このように私は今回人と会って話をするばかりで、
店のことはまるで構わずにおったのですが、
それなりに売り上げもあった様子。
そしてかみさんやウーファー達ものんびりと時を楽しんだ様子でした。

嬉しかったのは、今回もブログの読者さんや、
イベント毎に顔を出してくれる方々が来てくれたことです。
そして、以前ウーフしてくれた、たえみちゃんや、わこさんも来てくれました。
このように新旧揃ったウーファーたちを交えて、
「もりのいえ一座」と高野先生のそろい踏みです。
高野先生もある意味で既に「もりのいえ一座」の一員とも言えましょう。
(高野先生、すいません。勝手に仲間に巻き込んでいます。)
10もりのいえ一座

こうして今回も素敵な出会いと、学びをさせていただきました。
ありがとうございました!


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昨日の足助での楽しいイベントと出会いについて、
感じたことについて書きたいのはやまやまなれど、
実は今日もこれから出かけます。
「てんつくまん」の映画を皆で観にいくのです。
ということで、一体いつ書くことができるのか?
しばしお待ちを!