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22日(土)は「晴れ」なんてもんじゃなかったですね。
まるで夏でした。朝からソフトクリームを食べたい気分。
そんな天候の中、私たちは予定通り現地に到着。

次々に現れる当日スタッフたちとハグして喜びながら、
着々と設営していきます。
今年の私たちの出店スペースは、
人々が会場にやって来られた時に最初に目につく場所でした。

そして、東と南に面していました。
これは焼き菓子や天ぷら素材を扱う店としてはビハインドです。
熱ですぐに痛んでしまうからね。

そこで考えたのが、「よしず」です。
よしずで影を作れば涼しいし、風情が出ます。
そして壁面にチラシを引っ掛けると、「かき氷屋さん」みたいですゞやかでしょ?
そんなイメージで演出したのがこれです。
1もりのいえ店構え

これが結構評判良く、
他の店主さんも「うちも来年はいただき!」とおっしゃっていました。
こちらは、揚げ物コーナーです。
よしずの内側にはベンチも置いているのですよ。
2揚げ物コーナー

反対側の北側で準備する、かみさんやスタッフたち。
やっぱりテントの半分(3ブース)を使っての出店は楽です。
何といってもバックヤードが十分にあって、テントの中で人が動けるのが良いです。
3焼き菓子コーナー準備

やがて準備完了!
簡単なスタッフ会議を開き、出店前に「もりのいえ一座」の記念撮影です。
視力回復合宿で一緒だった、ゆきちゃん、ごろちゃん、たえみちゃん。
午前中で完売となった時にスタッフしてくれた、幸運の女神・なおこさん。
一度実家に去ったけれど、再び「もりのいえ」に戻ってきた、えみこちゃん。
二ヶ月滞在中のロバート。
ニュージーランドからやってきた、カールとみほちゃん。
そして、島本さん講演会の際に大活躍してくれた、料理研究家・いちごさん。
私たちも含めて、11名の大人と2人の子どもの大所帯です。
みんなみんな、ありがとうね!
4もりのいえ一座の勢揃い

そしていよいよイベント開始です。
かみさんは髪をかなりショートにしたので、周りから驚かれていました。
8焼き菓子も準備完了

まずは焼き菓子系が上々の滑り出し。
既に知った顔がちらほら。「一年振りの再会」なんて、七夕みたいだね。
「もりのいえが目当てで来ました~!」なんて言ってくれる人もいて、本当に嬉しいです。
9焼き菓子に並ぶ

一方、揚げ物チームは、そろりとスタートしました。
だって、一旦揚げ始めると止まらないだろうと想像していましたので。
でも今年は大きな助っ人・いちごさんが登場してくれたので、
私も結構休めることができました。これは本当に助かりました!
素材を揃えてくれたごろちゃんや、
盛りつけ&やり取りをしてくれたなおこさんともバッチリの動きです。
5揚げものチーム

こうしてできた、今年の山菜天ぷら。
年々こなしながら、私はほどよいサイズに収まってきたように感じています。
色が濃いのは、私の自ビールを混ぜて揚げているから。
これがまた美味いんだ!
6特製天ぷら

おかげさまで、揚げ物コーナーも次々とお客さんが並んでくれるようになりました。
「秘密の軟骨風唐揚げ」も上々です。
7揚げ物に並ぶ

でもね、この日の一番人気は、コーラでありました。
そりゃそうですね。物凄く暑かったもの。
それほど大きく看板を掲げていなかったのだけれど、
誰かが飲んでいると、噂が広がった様子で、次々に買いに来られました。
やがて完売!
ブルースカイコーラ

ある時、外で歓声が上がりました。
「虹が出てる!」
それは、太陽を囲む二重の虹でした。
昨年夏に「そら祭り・大阪」で見た虹と同じです。
こういう虹を見ると、みんなが祝福されているような気分になりますね。
10二重の虹

こうして、わいのわいの言っているうちに初日のイベントは終了!
16:00、先に帰ったかみさんとえみこちゃん以外のスタッフが集合して、
一人一人、参加した感想を述べ合いました。

それを聞いているうちに、私は感無量の気分になってきました。
4年前、小さく始めた「もりのいえ」。
それが今ではこんなに大勢のみんなに支えられて歩めるようになったんだね。
最後にコメントを求められ、「みんな、アイシテルよ~!」と叫んでおりました。

ロバートは、全く知らない人から
「ハ~イ、ロバート!」と声を掛けられて驚いていました。
カールは、「あんたが箸を作ったんだって?」と訊ねられ、
「何で知っているんだ?」と不思議がっていました。
こんな愉快なコミュニケーションがとれる世の中になったね。

こうして大成功に終わった初日。
残ったスタッフに見送られ、私たちは帰路につきました。
いつもならばこれで「よ~し、終わったぞ~!飲むぞ~!」というところですが、
今年はそうではありません。

帰宅後に一旦荷物を全て降ろし、
二日目の準備をしての再度積み込み作業が待っているのです。
翌日の天気予報は雨。
さて、いったいどうなるか?
実はこの辺りから、いろいろ思わぬことが起こり始めていたのでした。
(つづく)
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さて、ようやく心を落ち着けて書ける状況になりました。
順番にドキュメントをお伝えします。

22日(土曜日)の出店に向け、かみさんは焼き菓子作りに奔走していました。
こういう時期のかみさんは、職人の目をしています。
まさにフォーカスしているという感じ。

その分、他のことについては気が回らなくなりますが、それは当然の事でしょう。
そんな時にこそ、スタッフ達の存在がありがたいです。
家事全般を彼らがこなしてくれることで、日常の暮らしが成り立ちます。
例えば今回は、えみこちゃんやみほちゃんがまかない料理を作ってくれたので、
とても助かりました。

一方、私は出店全体の段取りや設えの準備、
そして私の持ち場となる揚げ物系の準備にいそしみます。
テーブルの配置や、看板などの演出をイメージして作っていきます。
そして前日の21日からいよいよ山場に入っていきました。

天ぷら素材は、概ね当日早朝に採取するのですが、
タラノメなどはうちの周りでは時期を過ぎているので、
前日に別の場所に向かうことになります。
今年もその秘密の場所に向かいました。

これには、同行を希望したスタッフと、
かみさんが作業に集中できるように、U太とKAN太も連れて行きました。
朝早くから出発して、現地に到着すると、既に車が何台も停まっています。
「こんなところにまで、知る人は来るんだなぁ。」と感心します。

例年ならば、すごく太いタラノメが採れる場所ですが、今年は小ぶりでした。
今年の春の始まりは早かったのですが、その後の天候不順が影響しているようです。

「ま、ゼロよりはいいか。」と自分を納得させながら、
既にひと作業を終えて休んでいたおじさんに訊ねました。
するとそのおじさんたちは、タラノメ狙いではなかったのです。

私たちのことをライバルではないと気づいたからか、
おじさんは気さくに教えてくれました。
「タラノメだったら、あそこに生えているぞ。」
そのおじさんが指差した方向は、
目の前のかなりの急斜面を登り切った、はるか上空の地でした。

「さて、どうする?」
スタッフ達と顔を見合わせます。
みんなそれほど嫌な顔をしませんでした。
「ならば登ってみようか!」と声を掛けて、登り始めます。
登山家は「そこに山があるから登る」そうですが、
私は「そこに食い物があるから登る」という感覚です。

この時点で、それまで背負っていたKAN太は車のチャイルドシートに座らせました。
寝てはいないけれど、さすがに背負ったまま崖を登る訳にはいきません。
置いてきぼりされて泣くかもしれないけれど、ごめんね。
(結局、全く泣かずに、近くのおじさんとニコニコしていたとか!)

ところでU太、お前はどうする?
すると彼は、何も言わずに私たちの後を追って登り始めました。
正直言って「大丈夫だろうか?」と心配しましたが、
無言で登り始めた子を止める理由はありません。

こうして、各自黙々と崖を登り始めた私たち。
途中、別のおじさんが足を滑らせて崖を転がるシーンなども見かけ、
それからは私はU太の下から登るようにしました。

やがて登り切って高台に辿り着いた私たち。
その地まで、私の助けを一切借りずに一人で登り切ったU太。
私は彼を見直しました。
だって、少しでもバランスを失うと、本当に転がり落ちるところだったのだもの。
しかも岩や石がゴロゴロしていました。

その地では下と同じく小ぶりのタラノメが点在していました。
何よりも感動したのが、その地から眺める景色でした。
まるで日本じゃないみたい!少しは登山家の感覚が理解できました。
やがてようやく目標の数を確保した私たちは、今度は注意深く下山します。
降りる時もU太は私の助けを得ようとしませんでした。
いやはや大した根性です。

こうして、事前の食材を確保して、無事帰宅。
それからはいよいよ最後の準備です。
今回、「イベント用持ち物リスト」を作成し、順次揃えていきました。

夕食時、全員に向かってイベントにかける想いを伝えました。
私たちが初めてイベント出店した記念すべき場であること。
毎年出店する度に成長させていただき、
私たちにとって自分たちの成長を測る「定点観測地」のような場であること。
年々知り合いが増え、お客さんたちともまるで同窓会のような場に育っていること。

そして、当日朝が最大の山場であることを伝えました。
それは「時間との勝負」です。
諸々の条件を眺めるに、かなりタイトなスケジュールをこなさねばなりません。
それは次のような予定でした。

04:00 かみさんが起床。焼き菓子を焼き始める。
05:00 私が起床。諸々の準備を始める。
06:00 スタッフ全員が作業開始。
    ある者は厨房で最終準備。またある者は私と一緒に山菜採り。
07:00 第一便(私の車)が出発。
08:30 現地到着。設営開始。
09:00 当日スタッフ集合。
09:30 搬入車両の移動。
10:00 イベント開催。

その後もずっとフルタイムで動いてもらうことになるので、
通常のウーフの過ごし方とは大きく異なります。
「一体どんな一日になるのやら。」とハラハラドキドキ顔のスタッフたち。
ともかくその日は早くに寝てもらいました。

そして当日の朝を迎えます。予報通り見事な快晴です。
私はロバートとカールを促し、本当に全員ダッシュしながら山菜を採りまくりました。
それを素早く保冷ボックスに入れ、矢継ぎ早に次なる作業を指示していきました。

そして07:10に無事出発!
子供たち二人を起こして着替えさせてのことですので、上出来です。
この時点で、私は成功を確信しました。
そして意気揚々と現地に向かったのでありました。
(つづく)