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イベント後のデトックス(排出)を経てスッキリした私は、
スタッフを促して、やおら掃除を始めました。

まずはイベントの後片付けをして、
それから母屋の部屋を一つずつ丁寧に掃除していきます。
客間や居間や土間の、本来のあるべき姿が次々と現れてきて、
その姿を初めて見たみほちゃんは、とても驚いていました。
まるで「この家って、こんなに綺麗になるのですか?」という様子です。

お次は家周りです。
家の前の畑や周りの草刈りをして、
玄関周りを片付け、鬼門だった農具置き場を一気に片付けます。
「この辺りを片付けるよ!まずは全てのモノをこの場から切り離そう!」
と声かけした当初は、ロバートなんて「マジかよ?」という顔つきでしたが、
それが本当に片付いてくると、彼の様子も変わってきました。

面白いなと思うのは、片付けや掃除をすると気持ちが軽やかになることです。
今回のみんなの様子もそうでしたが、
「やればできるじゃないか!」という自信もつき、
本当に気や物事の巡りが良くなります。

最近は「断捨離(だんしゃり)」が流行っているようで、
かみさんも本を読んで、やおら片付けてくれるようになってきました。
私はその内容は知りませんが、片付けや掃除の理解者が増えて嬉しい限りです。

さて今日は、「ゴミ捨て場の辺りを片付けるよ!」と伝えておりました。
そしていざその前に集合した際、
「ここにあるものを全て一旦外に出そう!
ここを新しい薪置き場にするから。」と宣言しました。

これにはスタッフの誰もが「嘘でしょ?」という顔つきになりました。
というのも、そのスペースにはギッシリとモノが詰まっていたからです。
その広さは、幅1m×奥行き約6m×高さ2m。

私は黙って行動に出ました。次々に中身を出していきます。
そのほとんどは、木材の端材でした。全てカラカラに乾いています。
今まで、「いつか何かに使えるかも。」と置いていたのですが、
そうやっておくといつまでも置かれたままです。
だから今回思い切って「本当に使えそうな一部と、薪にする大部分」に分けたのです。

するとかなりの薪材が現れました。嬉しいですね。
これだけ乾いていると、梅雨の時期に重宝します。
そして何よりも嬉しいのは、十分な薪置き場のスペースができることです。

今まで十分なスペースが無かったため、
薪が乾き切らないうちに使うこともありました。
そうなると火のつきが悪いのです。窯やストーブにも悪い。

それが、何と!今までと同じだけのスペースができたものですから、
これでかなり安心できるようになりました。
しかも従来の薪置き場のすぐ裏だから移動も楽です。
逆に言えば、「何で今までこのことに気づかなかったのだろう?」

これは、いろいろと心と身体と身の回りの掃除をしたからだと思います。
掃除をすると、良い意味での心の隙間ができるのでしょうね。
その隙間から新しいアイデアが浮かぶような気がします。

そうこうするうちに全てを出す事ができ、地面を平らにし、
薪が直接地面に触れないように瓦を敷き、瓦の凹んだところに板を敷いて、
新薪置き場があっと言う間に完成しました!
新薪置き場

嬉しいですね。念願の薪スペースです。
そのことを喜んでいたら、ふらりとすすむさんがやってきました。
すすむさんは、加子母で唯一の有機JAS認定を受けている農家さんです。
なかよし家族のやすこさんのダンナと書いた方が分かりやすいか。

すすむさん「maasan、今年の米の調子はどうですか?」
私「ま、ぼちぼちですね。加子母百年米をいろんなパターンで育てていますが、
うまくいっているところがあれば、あらかた鳥に食われたところもあり。」
「そうですか・・・実は、田んぼが一つあるので、使ってみませんか?」
「へっ???」

すすむさんが毎年使っている田んぼの一部が結構泥が深く、
機械がよく沈んでしまうのだそうです。
それでも毎年なんとか使いこなしてきたけれど、
今年は他にも田んぼが増えてきたので、
その「沈む田んぼ」にそうそう構っておれなくなり、
「手植えだったら大丈夫だから、
もしかしてmaasanたちならやらないかな?と思ってね。」とのこと。

ありがたいお言葉です。
早速かみさんに伝えたところ、かみさんも大喜び。
で、いつもながら一番の課題は「時間」です。
うちの周りで好きなようにするのとは異なり、
普通の水田でそれなりに管理するとなると、それなりに時間を割く必要があります。
でも、これもある意味で「人生の試し」でしょう。
やれるか、やれないか。やってみなければ分からない。

ということで、お借りすることにしました。その広さ、約1反。約300坪です。
すすむさん曰く、順調に育てば、
一家が一年分食べられるだけの収穫が期待できる程度の広さだそうです。
ありがとうございます!
まずは今年はコシヒカリの苗もいただいて、水田に初挑戦することにしました。

で、ともかくもその田んぼを見に行く事にしました。
行ってビックリ!素晴らしいロケーションです!
この左奥が、今回私たちがお借りできる田んぼなのです。
新田んぼ1

反対側から見てみると、手前が今回お借りする田んぼ。
その右脇には清流が流れ、「ほたるの里」として整備された場があります。
毎年子供たちを連れてホタルを見に行く場所の隣で稲を育てられるなんて、
何と幸せなことでしょう。
そしてこの田んぼにもホタルが舞うそうです。農薬使わないからね。
新田んぼ2

さらに楽しい事には、牛飼いのなっちゃんの牛舎も隣に建っています。
丁度なっちゃんと、結婚したばかりのダンナがいたので、
「今度隣にきます!」と早速ご挨拶しました。
知り合いに囲まれて、何とも居心地が良いです。
新田んぼ3

この田んぼからは「加子母の大杉」も見えます。
嬉しいな。これからここが「もりのいえ」の新しいフィールドだ!
新田んぼ4

こうして、図らずも新しい耕作地がやってきました。
今日一日で得た恵み。それは、
・新しい薪置き場
・乾いた薪
・新しい田んぼ
・そしてもちろん、人のつながり
それらは「もりのいえ」の新たなステージです。

どうしてこんなに素敵な恵みがやってきたのか?
それは、「心」と「身体」と「身の周り」の掃除をしたからとしか思えません。
ありがたいことです。
そして、何と!
いきなりですが、明日、田植えをします!ジャーン!



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代表者: 森本正則 (携帯:090-6203-9043)
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さて初日の大成功を終えて意気揚々と帰宅した私たちですが、
それでも数日前からの準備と、当日早朝からの作業で、
結構疲れていたことは確かです。

特に全てが初めてのスタッフたちには相当きつかった様子でした。
「明日は7時から朴葉寿司の仕込みをするよ~。」と言っていたのですが、
その時刻に寝床から出て来たスタッフは誰一人いなかったのです。

かみさん「どうする?起こす?」
私「いや、寝かせておこう。」

ということで、結局全ての準備を私とかみさんの二人で行いました。
かみさんはかみさんで焼き菓子づくりに奔走しています。
つまり、朴葉寿司づくりを始め、その他の準備は私一人でやることに。

この時点で、大幅な遅刻を覚悟しました。
5分10分の遅れならば取り戻そうとするけれど、
1時間以上も遅れるとなると腹が据わるものです。
寿司の具を並べて一人粛々と作っていきます。

この日、もともとは焼き菓子と朴葉寿司の販売のみのつもりでした。
むしろ私たちの目的は、「自分たちが楽しむこと」でした。
ところが、初日の様子を見て私が方針転換。
「よし、二日目も唐揚げを出すぞ!」
その方針を初日の夕方にスタッフに伝えていたのですが、
当日朝にメンバーが揃わなかった時点で再考すべきでした。

ともかくかみさんと二人で支度して、子供たちを起こして車に乗せ、
初日とは打って変わって、スタッフゼロで出発した私たち。
既に9時を回り、雨が降っていました。

会場に着いたのは10:30。イベントが開始して30分が過ぎていました。
それから店作りの開始です。
ところが、私たちの出店スペースがほとんどありませんでした。

二日目は1ブースでこじんまりと出店するつもりでした。
テント1張りが6ブースに分かれているので、1ブースとなるとかなり狭いです。
それに加えて、私たちが出遅れたので、
周りのお店が私たちのブースに張り出して出店したり、物を置いていたのです。
到着した時点で空いていたのは、1㎡もありませんでした。

それは決して嫌がらせでそうなったのではないので、
私たちが到着したことに気づいて皆さん場所を空けてくれたのですが、
それでも手狭感は拭えません。

しかも雨脚が強くなってきました。
雨が降ると皆さん机をテントの内側に引っ込めるので、ますます中が狭くなります。
そこまで計算せずにいたのはうかつでした。

・スタッフがいない
・ブースが狭い
・雨が降っている
しかも、初日と異なり、子供たちが早々にぐずり始めました。

この状況で、「焼き菓子」「朴葉寿司」「唐揚げ」をやろうとするのは無謀だと、
今ならばよく理解できるのですが、その時の私はムキになっていました。
「やると言ったらやる!」
そう言って、唐揚げの準備を始めたのです。

やがて、私たちのことに気づいて数名のお客さんが集まり出しました。
「設営が一段落つくまでちょっと待っててね。」と言うのですが、
やはり目の間にお客さんがいるとそういうことも言いづらいのか、
かみさんは五月雨的に商売を始め出しました。

幸いに焼き菓子は好調に売れ出し、どんどん空きケースが出て来たことで、
少しは空きスペースができてきました。
それでもごちゃごちゃの中で商売をしている状況には変わりません。

何ともふっきれない気分のまま、唐揚げの方も開始。
ところがここで思わぬハプニングが。
お客さんは当然傘をさして来られます。
そしてうちの店に近づこうとすると、傘から雨水が店内に入ってきます。
その水が天ぷら鍋に何度も入るうちに、油の温度が上がらなくなったのです。

これには参りました。
目の前では数名のお客さんが待ってくれています。
でもなかなか揚がらないので、私も鍋の前で立ちつくすのみ。

やがて、騒ぐ子供たちがあまりに不憫になり、
かみさんは子供たちと一緒に出て行きました。
残されたのは私一人。

一人で焼き菓子と朴葉寿司を売り、
なかなか油温の上がらない鍋の前でやきもきする私。
どうすることもできず、ただ目の前の事を進めるのみでした。

そんな時に女神が登場!
以前、京都ベジフェスの時にも突然やってきてヘルプしてくれたかずみちゃんが、
今回も来てくれたのです。
正確には初日に続けてお客さんで来てくれたのですが、
私たちの状態を見ておられなくなったということでしょうか。
ともかく一人のスタッフが現れたことで、ようやく心のゆとりができました。

そして私は決心!
揚がりの良くない時のお客さんには、代金を返金することにしました。
つまり、お代をいただかずに商品を提供することにしたのです。
だって、出来上がりに満足していなかったから。

竹皿に載った唐揚げと共に、代金を渡されたお客さんは、当初戸惑っていました。
「そ、それじゃあお言葉に甘えて・・・」と言って立ち去るお客さん。
そのように返金したのは数名ですが、
私はそうすることでようやく心が晴れてきました。
やっぱり納得できないものは本当は出したくないもの。
それでも目の前で待ってくれているから、せめて商品はお渡ししました。

そんな商品でしたが、その時のお客さんが後で、
「美味しかったですよ~!」と声を掛けてくれたので、
それはそれでありがたかったです。

結局その日は終日雨。時折雨脚も強くなり、当然人も少ないです。
それでも焼き菓子はそこそこ売れ、子供たちが限界になってきたので、
私たちは早めに退散することにしました。
遅刻に早退なんて、何とわがままな店でしょうか!どうもすいません。

予定よりも1時間早くに帰途についた私たち。
疲れきった子供たちは車中で爆睡しています。
私はいろんな点で反省しきりでした。

結論から言うと、雨が降ると分かっていて、スタッフが揃わないとなった時点で、
商売を小さくすべき、つまり揚げ物は中止すべきだった。
また、雨対策として幾つかのお店がされていましたが、
テントから軒を出す工夫をすべきだった。
何よりも、やはり1ブースというのはきつかった。

そしてもっと家族と過ごす時間を作るべきだった。
最初はそういう会話をしていたのにね。
ゴリ押しした私が悪うございました。

それでも二日間を通して大きな収穫がありました。
特に初日は大勢のスタッフが来てくれました。
そして両日とも、楽しみにしてくれているお客さんと出会えました。
その輪が確実に広がっていることを実感できました。

帰りの車はやがて加子母に入りました。
その頃から私は自分自身の変化を感じていました。
風邪のような症状ではなく、どっと疲れが出始めたのです。

やっとの思いで帰宅し、本当は荷下ろしをするべきなんだけれど、
「ちょっと寝る!」と言って、寝床に入りました。
寝る前に身体を診ると、腹が出ていました。
どうも、胃の中の食べ物が下に降りていない様子です。
内蔵が動いていない。そして身体全体が重い・・・

ちょっと寝るどころではありませんでした。
次に気がついた時は、既に12時になっていたのです。
えみこちゃんを残して、全員寝入った後でした。

えみこちゃん「大丈夫ですか?」
私「かなり疲れていたみたいだね。まだ腹が重いよ。」

お風呂を熱めに湧かしてくれていたので入りました。
それからが大義でした。
というのも、30分から1時間おきくらいで便が出始めたからです。
朝方になってようやく体中の便が出切った様子で、お腹もへこんできました。
この時点で次第に体調が戻ってくる実感を得ることができました。

「でもやっぱり寝る!」と一人宣言し、
後片付けはみんなに任せて寝床に入り直しました。
再び起きたのは昼時。そこでも昼食を抜いて、結局、丸一日断食しました。
ようやくそれで復活できましたね。
お腹の中のものと同時に、疲れや毒も出せたような気がします。

その間、知人の死を知り、夜には通夜に出掛け、
いろいろ思案が巡ってなかなか寝つけず、
結局翌日も病人のように寝て過ごした私。
ま、これは「少しは休め!」ということなのだと、自分を納得させました。

おかげで今は気分スッキリ!
本当にいろいろ出ていった気がします。
改めてわらべ村での様子を振り返るに、
私たちの成長と共に、課題が見えてきた良い機会でもありました。
段取りと、スタッフの手配と疲れへの配慮、天候対策・・・

来年はどうしようかな?
やっぱり一日だけにしておく?
あるいは、むしろ二日とも3ブースでいこうか?
かみさんと共に思案を重ねることにします。

ともあれ、皆さんありがとうございました!
特にかずみちゃん、ありがとうね!



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