「ところで、れいこちゃんとの話はどうだったの?」と、かみさん。
もう三週間前の出来事になってしまいましたが、富士吉田でのイベントの帰り道、
渋滞のおかげでれいこちゃんとじっくり話すことができました。
その時の話を「いつかアップしますね。」と書きながら、
そのままにしていた話題(この日の最後に書いています)のことを指しているのです。

まぁ、よく覚えているね。人の話題を。
私は「今」を生きているので、過去の約束をすっかりと忘れていましたよ。
でもここでその話題を残さないと、きっと記憶のかなたに去っていくでしょうから、
今のうちにログしておきます。

れいこちゃんとはそれまでもいろいろ会話はしていましたが、
そういえば二人っきりでゆっくりと話すことはあんまりありませんでした。
その日、何がきっかけだったか、彼女の半生をじっくりと聴かせていただきました。
それはかなり凄いものでした。
今はおっとりとして穏かなれいこちゃんに、そんな波乱万丈の人生があったなんて!
もちろん、プライベートな内容なのでこの場では書けません。

「れいこちゃんがそこまで話してくれたのだから、」という訳でもないのですが、
私も自分の半生の一部をお話しました。
それを神妙に聴いていた、れいこちゃん。
おもむろに口を開きました。

「私は今まで【もりのいえ】に滞在していて、
そのおかげで素晴らしい体験や出会いがあり、大きな学びもあり、自分自身も成長できました。
でも、【もりのいえ】の魅力についてまだしっくりきていないところがあったのですが、
今のmaasanの話を聴いて、ようやくもやもやが晴れました!」

ほう、私の体験談の何が貴女のもやもやを晴らしたのであろうか?
彼女とその点について会話するうちに、あるキーワードが出てきました。
それは、「リアリティ」です。

れいこちゃんの話をまとめると、次のようになります。
最初のうちは【もりのいえ】の出来上がっている部分、
つまりは「見せている部分」に目がいっていてました。
それはそれで興味深かったのだけれど、
【もりのいえ】の本当の魅力は「リアリティ」なのだそうです。

リアリティとは、言い換えれば「そのまんま」です。
私たちは一つの屋根の下でスタッフもお客さんも一緒に過ごします。
そこにはプライベートと呼ぶスペースや時はほとんどありません。
【もりのいえ】で共に過ごす、一つの家族として暮らしています。

それはそういう生き方を選んだというよりは、むしろ「そうするしかなかった」のです。
家族とスタッフとお客さんを分けるだけのスペースが無かったから。
その結果、私たちは私たちの生き様をそのまんま見せる、
つまりさらけ出すことになります。

ところで、私たちは聖人ではありません。
一時、「お金と不安だけは無い!」とうそぶいていましたが、
やっぱりその時々で不安もあり、迷うこともあります。

かつてはそういう姿を見せずに突っ張っていましたが、
ここ半年くらい前からは、包み隠さずに見せる様になりました。
もちろん、わざわざ見せるという意味ではなく、見えるがままに任せるという姿勢です。
その姿勢の変化はブログにも現れていたと思います。

だから、「【もりのいえ】ってすごいだろう!あんなことも、こんなこともやっているんだぞ!」
ではなく、「あんなことをやりたいなぁ。」「こんなことをしていていいのか?」
と悩みつつ試行錯誤している姿をそのまんま写しています。
あるいは、自分がやると決めて、そのことで忙しくなっててんやわんやしている姿そのまんまです。

またその内容は、目に見えるモノづくりであったり、日常会話であったり、
心の内であったり、まちまちです。
もちろん、夫婦間や親子間で会話がこじれたり、冷たい空気が流れることは日常茶飯事です。
それは「筋の通った、カッコイイおしゃれな田舎生活」なんて全く程遠い、
いいも悪いも、私たちの感情や行動がそのまんま表に出ているだけの暮らしです。

れいこちゃんが言うには、「それが他には無い【もりのいえ】の魅力」なのだそうです。
なるほどねぇ。
確かに他の宿やコミュニティ・スペースだと、
オーナー家族とスタッフとお客さんは、どこかで線引きされているものね。

特にお客さんには「悪いものは見せない」というのが普通でしょう。
これは言い換えれば、「お客さん向けに展示している」とも言えます。
でも、うちには「展示」はありません。隠しようがないから。
ですから、やって来るお客さんは、いきなり【もりのいえ】のリアルな世界に飛び込みます。
「ウェルカム・トゥー・ザ・リアル・もりのいえ」です。

れいこちゃんの場合、【もりのいえ】のリアリティに触れ、その中で共に過ごすうちに、
自分自身が成長できたと言ってくれました。
そしてそのことにようやく今、気づいたと言うのです。

その話を聴き、私も一つ腑に落ちました。
これまでに【宿屋・もりのいえ】を紹介しようと何度も試みましたが、
今一つノリが悪かったのです。
というのも、私自身が【もりのいえ】の魅力を理解し切れていなかったから。

「こんな部屋ですよ。こんな設備がありますよ。周りにこんな景色や遊ぶ場所がありますよ。」
と言っても、山ほどある他の宿と比べて特別に抜けた魅力がある訳ではありません。
むしろ、そうやって比較すると、見劣りする事柄ばかりです。
自分がお客さんの立場になって眺めると、「よし、この週末は【もりのいえ】で過ごそう!」と決心するには、決定的な判断材料が少ないです。

「うちは皆さんを家族の一員として迎えます。」と言うのも、
実は間口を狭めているかもしれない。
「家族の一員って何をするの?」と引く人もいるでしょう。


ところが、今回れいこちゃんとの会話で、【もりのいえ】の特徴(魅力?)が見えてきました。
つまるところ、【もりのいえ】って、こんなところだと思います。

【もりのいえ】は完成されたスペースではありません。
2005年春から少しずつ創り上げてきたスペースであり、今も現在進行形です。
【もりのいえ】を創っているのは、私たち家族だけでなく、
手伝ってくれるスタッフや、ここを訪れてくれるお客さんたち全てです。
様々な立場の人々が、何かのご縁でこのタイミングでこの場に集い、
日々その時々に共に何かをしたり、コミュニケーションを取っています。
その輪の中で、私やかみさん、そして子供たちは、私たちの感情や言動を飾らずに見せています。
そのリアリティ(そのまんまの姿)が、【もりのいえ】の身上(とりえ)です。
そんなリアリティに身を置くことで、
スタッフやお客さんは自分自身を見つめる良いきかっけになっているようです。
最初は【もりのいえ】の様々な設備や暮らしの振る舞いに戸惑いつつも関心を示されますが、
滞在するうちに、別のあることに気づかれるようです。
それは、自分自身の可能性に気づくことです。
「私は実はこんなことをしてみたかったんだ!」
「これなら私にもできるかも!」
それは言い換えると、「私ってすごい!」ということ。
そんな気づきや変化を経て去っていかれた後には、新たな人生が開けている人が多いようです。
【もりのいえ】がそんなきっかけを提供しているとすれば、とても嬉しいことです。

そんな【もりのいえ】です。
これからもよろしくお願いします。



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