2010.08.14 思わぬ申し出
今月初旬、環境ISOに関して岐阜県の内部監査員と呼ばれる人々100名強に、
三回に分けて講習をさせていただきました。

通常、ISO講習会と言うと、ISO14001と呼ぶ、とてもややこしい規格文章を、
ひもとくように解説することが多いです。
でも、まるで翻訳授業のような講習ではきっとつまらんだろうと、
今回は、実際に県職員の方々が使っているマニュアルや仕組みを使って
解説する方法を取りました。

そして、実際に過去の内部監査や外部審査で指摘された内容をベースに、
「現実に県で起こっている出来事」のリアルケースを作成し、
ケーススタディ形式で進めました。

この作業、はっきり言いまして、講習会当日よりも、事前の資料作成が大変な作業でした。
というのも、私が県の仕組みや事情について熟知する必要がありましたから。
過去の資料を全て読ませていただき、そこから典型的な事例や、
「ここは押さえてもらいたい!」というポイントを抜き出し、テキストを作成しました。

ここでお金の話をするのもぶしつけですが、
県って、講習会当日のギャラは出してくれますが、
テキスト作成、つまりソフトには一切のお金が出ません。
最初は「当日の配布資料も講師が準備してください。」なんて言っていました。
「それはないでしょ?」と答えて、資料のコピーは準備してもらいましたけれどね。

後は私の思いのみです。
過去の外部審査の経験から、「内部監査員に是非ともより深い知識を得て欲しい!」
「環境ISOをもっと身近に感じて欲しい!」
という思いのみで、講習会プログラムを作成しました。

さて、その講習会ですが、概ね好評だったようです。
事務局に「今までの講習会と比べて、とても良かった!」というメールが届いたそうでして、
私も苦労が報われた気分です。

そして最終回を終える際に、事務局から思わぬ申し出を受けました。
「今回の講習会を見ていて、内部監査員だけでなく、
各所属で実際にISOを推進する担当者のレベルアップが必要だと感じました。
彼らへの研修は春に済ませているのですが、今一度、研修会を開きたいと思います。
つきましてはmaasanに講師をお願いできませんか?それも今月中に。」

通常、行政は予算を組んでいない事業には手を出しません。
しかも、急にそういう予算や日程を組むなんて、そうそうあることではありません。
それでもやると言うのです。ありがたいことです。

もちろん私は快諾しました。
そして、一般研修会用のプログラムとテキストを即作成して、事務局に送りました。
その内容について、事務局からはノークレームの返答がありました。
随分と信頼してくれるようになったようです。

ところで、今回の事務局から県職員への告知文を読んでみると、
「定員200名」とありました。
会場は階段形式の講堂だそうです。
私、三桁の講習生を相手にするのは初めてです。
得難い経験を得るチャンスをいただき、これまた嬉しいことです。

ということで、今回は一回限りの講習会ですが、
とても良い機会をいただくことになりました。
ありがたいことです。