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【もりのいえ】の初めての本格的チラシが間もなく完成します。
これまでにイラストレーターさん、デザイナーさんと詰めてきました。
今月末の東京ベジフードフェスティバルには間に合いそうです。

合わせて、【もりのいえ】のロゴデザインも決まりました。
デザイナーさんが素敵にまとめてくれました。ありがとうございます。
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これからは、このデザインで告知をしていくことになります。
どうぞよろしくお願いします。
2014.11.19 八ヶ岳の旅
八ヶ岳の旅から戻りました。

昨日今日と、八ヶ岳は快晴でした。昼間は暖かく、まさに理想的なお天気となりました。
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まず訪れたのが、仙人修行時の兄弟子、しんちゃんの新居&新店舗予定地です。

しんちゃんは仙人小屋の隣でお店を開いていましたが、今月16日に閉めました。
新店舗は、ひまわり市場の交差点を上がっていったところです。
駐車場も広く、素晴らしいロケーションに、私の方がワクワクしてきました。

奥さんのりえちゃんも変わらぬ若さで素敵です。これからもお互いに生きていこうね!
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★★★
続いて訪れたのは、私が修行した「仙人小屋」です。
最近は何度もマスコミに紹介されているらしく、お店は大繁盛だそうです。
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私たちが訪れた時も、テレビ局の人たちが打ち合わせに来ていたので、私は仙人とは二言三言会話しただけで、あとは美味しく食事をいただいてきました。

私が注文したのは、マタギ汁定食。
鹿肉がこれでもかとばかりに入っていました。
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旅に同行してくれた、まんちゃんが注文したのが、きのこ天ぷらそばです。
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私が座ったカウンター席で嬉しいものに出会いました。
かつて私が陶芸工房を開いていた時に自作し、修行を終えた時に仙人に差しあげたコップが置いてあったのです。10年ぶりの再会です。
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これは年に一度、開いていた「野焼きの会」での作品です。
焼成温度が低いため、割れやすいのですが、よくぞ残しておいてくれました。
ありがとうございます。

仙人との会話は少なかったけれど、私自身はある思いを持って訪れていたので、それで十分でした。

帰り際、初老のスタッフさんが私に声かけてこられました。
「仙人とは知り合いなのですか?」
「ええ。今回は久しぶりです。」

多分、5〜6年振りの再会だったかと思います。
仙人、ありがとうございました。そしてますますのご発展を祈っております。

★★★
甲斐大泉駅下の「パノラマの湯」の露天ぬる湯で、夕陽を眺めつつゆっくりと浸かった後に向かったのは、眠る予定の地でした。

知り合いの加藤さんが仲間たちとともに建てた山小屋に一泊させていただくことになったのですが、これがすごい場所にありました。

私の車で行けるのは途中まで。
そこから荷物を軽トラに積み替え、私たちも荷台に乗って、相当揺られながら現地に到着しました。

その時点で周りは真っ暗になる間際。
どこに何があるのかも分からず、ともかく薪ストーブに火を入れて酒を飲み始めました。
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電気は小さな灯りがあるのみ、後はランプが常備されていました。
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水は止めてあったので、今回は水無しで過ごしました。
夜、トイレで外に出ると、満点の星空!見事でした。

結局、夕方5時半頃から約5時間ほど話し込み、布団の中に寝袋を入れて就寝。
おかげで寒い思いをせずに朝を迎えましたが、外気はマイナス8℃でした。
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陽が登ってから、外で【延髄呼吸法+トーラス体操】をしました。
実にすがすがしい!
これはやはり多くの方に伝えていこう。
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かくして、私もこんな夜の過ごし方をしたことがないという、山中にひっそりと建つ山小屋での、実にワイルドな夜を過ごし、旅立ちました。

★★★
今回の旅での目的の一つに、仙人修行時代に通った山に入ることがありました。

かつて、仙人から「お前はこの山に毎朝入れ!」と指示を受け、タマゴタケをよく集めたものでした。

今やキノコの時期は過ぎましたので、今日はただ山に入るのみです。
道なき傾斜に足を踏み出す度に、懐かしい思いがこみ上げてきます。
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以前、この地でキノコを探していた際、突然に両足の裏から熱いものがこみ上げてきて、震えが全身に巡り、絶叫したことがありました。

その直後、一陣の風が舞い、樹々が語りかけるかのように音を出していました。
自然との一体感を感じ、同時に自分の小ささを知った時でもありました。

今回はそういう出来事はありませんでしたが、懐かしい地に足を踏み入れ、実に感慨深いものがありました。

★★★
最後に訪れたのは、小淵沢絵本美術館です。
こちらのオーナーご家族とは、八ヶ岳時代に大変お世話になりました。
変わらぬ皆さん、変わらぬ風情にほっとします。

心の恋人・真理さんとは、以前、家系図を読み解いていただいた際、お互いのご先祖様が戦国時代に同じ殿様の元にいたことが分かり、不思議なご縁を感じています。
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絵本美術館の前は開けていて、お日様のエネルギーがサンサンと注いでおりました。
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ご縁に感謝です。

★★★
こうして八ヶ岳の旅を終えて戻ってきました。

今回、私が意識していたのは、「守破離」の「離」でした。

今、まさにそのような気分でおります。

別の表現をすると、「離陸した」あるいは「吹っ切れた」とでもいいましょうか。

今は詳しくは解説しないことにしますが、ともかくも私のこの先の人生のリフトオフ(離昇)が始まった感があります。