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実はここ数日、ある仕事で机にかじりついておりました。
その仕事に集中するため、家族には実家に帰ってもらっておりました。

何度もご免ね。でももうすぐ終わるから。
そうしたら、ウーファーもやってきて、
ゆったりとした時を過ごせるはずだからね。
はずだからね。

とリフレインしながら仕事に向かっていた私に、
とんでもない本がやってきました。

涙の数だけ大きくなれる
この本については、
会社経営をしている友人のメルマガでの紹介がきっかけでした。
「是非一冊買って読んでみろ。むちゃくちゃ感動するから!」
と言う友人の勧めで、アマゾンで注文していたのが、
よりによって仕事のピークにやってきました。

この本には十のお話を中心に、著者の考え方が盛り込まれています。
そのうちの一話は、出版前にいろんな形でコピーや回覧されていたらしいです。
今回友人がメルマガで紹介したのもその話です。

本来、本の内容をそのまま載せるのは問題があるのかもしれませんが、
以上のような経緯もあり、
友人が内容を要約してメルマガに紹介したものを
そのまま転載させていただきます。

題して、「あるレジ打ちの女性」です。
長文ですが、ゆっくりとお読みください・・・


■『その女性は,何をしても続かない人でした。
田舎から東京の大学に来て,部活やサークルに入るのは良いですが,
すぐイヤになって次々と所属を変えていくような人だったのです。

そんな彼女にも,やがて就職の時期がきました。
最初,彼女はメーカー系の企業に就職します。
しかし3か月もしないうちに,やめてしまいました。
次に選んだ就職先である物流会社も
次に入った医療事務の仕事も,半年ほどでやめてしまいました。

■そんなことを繰り返すうちに彼女の履歴書は,
入社と退社の経歴がズラッと並ぶようになっていました。

すると,そういう内容の履歴書では,
正社員に雇ってくれる会社がなくなってきます。

結局彼女は,派遣会社に登録しました。
ところが派遣も勤まりません。
イヤなことがあればその仕事をやめてしまうのです。
またもや履歴書に派遣の先リストが長々と書かれるようになりました。

■ある日のことです。
新しい仕事先の紹介が届きました。
スーパーでレジを打つ仕事でした。

当時のレジスターは,値段をいちいちキーボードに打ち込まなくてはならず,
多少はタイピングの訓練を必要とする仕事でした。
ところが,勤めて1週間もするうち,彼女はレジ打ちにあきてしまいました。

■彼女は辞表を作ってみたものの,決心をつけかねていました。
するとそこへ,お母さんから電話がかかってきました。
「帰っておいでよ」
受話器の向こうから,お母さんのやさしい声が聞こえてきました。

■彼女は田舎に帰ることを決め,片づけを始めました。
すると,机の引出しの奥から1冊のノートが出てきました。

小さい頃に書きつづった大切な日記でした。
パラパラとめくっているうち,彼女は
「私はピアニストになりたい」と書かれているページを発見したのです。

そう,彼女の小学校時代の夢です。
「そうだ,あの頃,私はピアニストになりたくて,
練習をがんばっていたんだ」

「あんなに希望に燃えていた自分が今はどうだろうか。
履歴書には,やめてきた会社がいくつも並ぶだけ。
自分が悪いのはわかっているけど,なんて情けないんだろう。
そして私は,また今の仕事から逃げようとしている・・・」

そして彼女は日記を閉じ,泣きながらお母さんにこう電話したのです。
「お母さん,私,もう少しここでがんばる」

■翌日スーパーに出勤した彼女はある考えが浮かびます。
「私は昔,ピアノの練習中に何度も何度も弾き間違えたけど
繰り返し弾いているうちに,どのキーがどこにあるのかを指が覚えていた。
そうなったら鍵盤を見ずに,楽譜を見るだけで弾けるようになった。
そうだ,私流にレジ打ちを極めてみよう」

■彼女はまずレジのボタンの配置を頭に叩き込みあとは打つ練習をしました。
数日のうちに,ものすごいスピードでレジが打てるようになったのです。

すると不思議なことに,これまで見もしなかったところに
目が行くようになったのです。

まず目に映ったのはお客さんの様子でした。

■「ああ,あのお客さん,昨日も来ていたな」
「ちょうどこの時間になったら,子ども連れで来るんだ」
さらに
「この人は安売りのものを中心に買う」
「この人はいつも店が閉まる間際に来る」
「この人は高いものしか買わない」
とかがわかるのです。

■そんなある日,いつも期限切れ間近の安いものばかり買うおばあちゃんが,
5000円もする尾頭付きの立派なタイをカゴに入れてレジへ持ってきたのです。
彼女はびっくりして思わずおばあちゃんに話しかけました。

「今日は何かいいことがあったんですか?
するとおばあちゃんは
「孫がね,水泳の賞を取ったんだよ。今日はそのお祝いなんだよ。
いいだろう,このタイ」

「いいですね。おめでとうございます」

■お客さんとコミュニケーションをとることが楽しくなったのは
これがきっかけでした。
いつしか彼女はレジに来るお客さんの顔をすっかり覚えてしまい
名前まで一致するようになりました。

「○○さん,今日はチョコレートですか。
でも今日はあちらにもっと安いチョコレートが出てますよ」
「今日はマグロよりカツオの方がいいわよ」
などと言ってあげるようになったのです。

レジに並んでいたお客さんも応えます。
「いい事言ってくれたわ。今から変えてくるわ」

■そんなある日のことでした。
「今日はすごく忙しい」と思いながら、
彼女はいつものようにお客さんとの会話を楽しみつつレジを打っていました。

すると店内放送が響きました。

「本日は込み合いまして大変申し訳ございません。
どうぞ空いているレジにお回りください」
ところが,わずか間をおいて,また放送が入ります。

「本日は込み合いまして大変申し訳ございません。
重ねて申し上げますが,どうぞ空いているレジにお回りください」

■そして3回目,同じ放送が聞こえた時に
初めて彼女はおかしいと気づき周りを見渡して驚きました。
どうしたことか5つのレジが全部空いているのに,
お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったのです。

店長があわてて駆け寄ってきます。
そしてお客さんに
「どうぞ空いているあちらのレジにお回りください」
と言ったその時です。
お客さんは店長の手を振りほどいて,こう言いました。

「放っておいてちょうだい。
私はここに買い物に来てるんじゃない。
あの人としゃべりに来てるんだ。
だからこのレジじゃないとイヤなんだ。」

その瞬間,彼女はワッと泣き崩れました。

■その姿を見てお客さんが店長に言いました。

「そうそう,私たちはこの人と話をするのが楽しみで来てるんだ。
今日の特売はほかのスーパーでもやっているよ。
だけど私は,このお姉さんと話をするために
ここへ来てるんだ。
だけらこのレジに並ばせておくれよ」

彼女はポロポロと泣き崩れたまま,レジを
打つことができませんでした。
仕事というのはこれほど素晴らしいものなのだと
初めて気づいたのです。』

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