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私たちが加子母に移ってきて3年半経ちました。
それまでにもそれぞれ田舎で暮らしてきましたので、
田舎暮らし歴はそれなりにあります。

ところが、だからと言って田舎暮らしの何もかもをマスターしておるわけではなく、
いつも試行錯誤です。
そんな典型的な出来事を、つい最近になって経験しました。

2006年の6月に我が家に薪風呂が入りました。
沸かす形式は五右衛門式で、浴槽は今時のホーローという、
素敵なお風呂です。
その最初の火入れの時は感動したものです。

ところが日が経つにつれ、うまく沸かなくなってきました。
2007年春に少しコツを教えていただきながらも、
その後も試行錯誤が続いておりました。

「やっぱり焚き口の場所が低かったのかな?」
「もしかして設計ミス?」という思いがよぎる私たち。
ところが原因はそういうところではなかったのです。

きっかけは、先日、森林組合を訪問した時です。
組合長さんを紹介され、打合せをしていた時、
脇に置かれた薪ストーブが何だか変なことに気づきました。
その変なこととは、薪ストーブから出ている煙突が、
上には向かずに床に突き刺さっているのです。
床に向かう煙突

「この煙突はどこに向かっているのですか?」
思わず訊ねると、組合長さん、「ああ、これね。」と説明してくれました。
薪ストーブからそのまま床に入り込んだ煙突は、
床下を通って建物の外に出てから上に向かっているのですと!

「そんなやり方で煙が抜けるのですか?」
「それが抜けるんだよ。最初は誰も信じなかったけれどね。」
これは初耳です。続けて組合長さん、
「ただし、毎朝ある作業を必ずやるんだ。それはね、・・・」

と教えてくれた方法とは?
それは、屋外の煙突の一部が開くようになっており、
まずその場所で少しの紙を燃やすことなのだそうです。
外煙突下

「そうすることでね、煙突の中に上昇気流ができるんだよ。
その直後に薪ストーブの火を点けると、そのまま気流が続くんだ。」
なるほど!そうだったのか。

煙突の上昇気流についての知識が無かった訳ではありません。
でもいつも、焚き口から風を送って何とか気流を作ろうとしていたのです。
でも特に最初はうまくゆかず、
焚き口からモクモクと煙が出ることの繰り返しでした。
焚き口に扇風機を置いたこともありましたが、それでもダメです。

時折、最初から煙が向かってこない時もありましたが、
「今日はたまたま調子が良かったね。」くらいの認識でした。
こういう時はうまく上昇気流ができていたのですね。

そこで帰宅後に早速試してみます。
焚き口からの煙(熱)は、一旦浴槽の周りをぐるっと回って、
再び焚き口の上部辺りに集まり、屋外に出る構造になっています。
その時に煙突とのつなぎのスペースを通るのですが、
そこに一ヶ所「蓋」があります。
風呂の外

そこは時々掃除をする時に開けておったのですが、その蓋を開け、
丁度煙突が刺さっておる場所の真下あたりに新聞紙をまるめて入れ、
火を点けました。
これで煙突に向けて上昇気流が発生したはず。
外に火

そしてすかさず焚き口に戻り、
セットしておいた小割りの薪に火を点けました。
すると何と!煙が全くこちらに流れて来ないではないか!
その後、薪を加えても同じです。モクモクしません。
内に火

そして焚き口の戸を閉め、空気口を開けておいておきました。
その後もしばらく様子を見ておりましたが、まるで煙が出てきません。
しかもすぐに風呂が沸く。
これにはかみさんもびっくり!
「今まで私たちは何をしておったのだろうね。」「まったく。」

言われてみれば当たり前のことなんだけれど、
目の当たりにして初めて気づきました。
コロンブスの卵とはこのことなり!
今までは焚いている間ずっと換気扇を回しておりましたが、
もうそういうことをする必要もなくなりました。

きっと「火に詳しい人」が読んだら、
「何を今頃言っておるのだ。」と呆れられるようなことかもしれませんが、
今回の出来事を通して、
「火(熱)の世界」にまた一歩近づいたような気がしています。

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