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ここ数日の数ある出来事の中でも、ともかくこの話題を記しておきます。
ついに、あの「加子母百年米」が発芽しました!

「あの」とは何か?と思われる方は、是非こちらをご覧ください。
離れ家から見つかった「手動もみすり機」のすきまに埋もれていた、
わずか400粒ほどの籾。

それをうちの苗床に播いて芽が出るのを待っていますが、
今回出て来たのはそれではありません。
実は「保険」をかけていたのです。

獅子舞を奉納する「若連(わかれん)」では、
獅子と笛と太鼓の組み合わせで獅子を舞います。
私は笛の担当で、2年前のデビューでは散々の出来でしたが、
ようやく最近になって音が出るようになり、
もちろん今でも未熟ですが、それでも何とか今年は一緒に演じることができました。

その獅子を演じるのが、マサです。
この地域では親しい仲ほど呼び捨てで呼び合っているようですが、
私は人を呼び捨てにするのは苦手です。
でもようやく彼のことは呼び捨てにできるようになりました。

獅子舞の練習をしていた春先、練習後に飲んでいた時に、
マサと「加子母百年米」の話題になりました。
彼は大きなハウスを持っていて、そこでマスクメロンを育てています。
その広さ、ざっと1000坪とか。
マサのハウス

「加子母百年米」の意義に共感してくれたマサ、
「何なら片隅で芽出しを手伝ってもいいですよ。」と申し出てくれました。
そういうことを言い出してくれるのが嬉しいです。

本来ならば全て自分の田でやり遂げることに意義があるのかもしれません。
でも最近はウーファーの力を借りて作業をしてもらうことが増え、
「何でも自分でやろうとせずに、いろんな力でこなす方が良いのかも。」
と感じるところもあり、マサの申し出を喜んで受けました。

そして彼に40粒ほどを預け、「一粒でも出ればそれでいいから、頼む!」
とお願いしておりました。

そして5月4日、
「設楽祭」と呼ぶ、神社の春祭りの前夜祭で獅子舞を奉納したのですが、
若連が集合した真っ先にマサが弾んだ声で寄ってきました。
「出ましたよ。一粒だけ!」
「おおっ!ついに出たか!」思わず雄叫びを上げてしまいました。

「俺も本当に出るかどうか心配していたんですけど、
一粒ずつポットに入れて毎日世話していたら、ついに出たんですよ!」
マサも心から喜んでくれています。
そういう気概がとても嬉しいです。

そして昨日、その様子を見に行ってきました。
すると、いました!
健気に2cmほどの芽が出ています。
加子母百年米初芽

いやぁ、嬉しいですね。
あの、あの「加子母百年米」が芽を出したのですよ!感動!

「百年米」とは書いていますが、実際にはいつの米だかは分かりません。
でもいいのです。要は「物語性」があるかどうかがポイントなのです。
その点、まさに素晴らしい物語性を持った「加子母百年米」、
これから先、どんな展開を見せてくれるのであろうか。
もうワクワクであります。
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