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とてもよく働くウーファーのジョシュア。
「よく」というのは「たくさん」という意味よりも、
むしろ「気持ち良く」と言った方がぴったりします。
何を頼んでも嫌な顔をせず、楽し気にやってくれます。

昨日のブログで暴露しましたが、私はしばらくの間、家を出ていました。
その間、我が家では私以外の家族とジョシュアだけが残りました。
「うまく会話ができるかしら?」と心配顔のかみさんでしたが、
私は安心して、そして信頼して出て行きました。

出掛ける前、ジョシュアが私に言いました。
「何か一つ、パーマカルチャー的な作業ができないでしょうか?
今回この機会にマスターしたいのです。」
少し考えて、一つの宿題を彼に与えることにしました。
それは、特大のコンポストを作ることでした。

コンポストと言うよりも、「土づくりマシーン」と呼ぶ方が近いかもしれません。
それはまさに「良質の土をあっと言う間に作ってしまう、魔法の箱」なのです。
パーマカルチャーに限らず、農にとって土作りは基本です。
その作り方を彼に伝授して、私は出掛けました。

さて帰宅して、まさに彼は期待通りのものを作ってくれていました。
でもそれはまだ「ただの箱」です。
これに中身(魂)を入れてこそ、生かされるのです。
そこで今度は一緒に「魂を入れる作業」をしました。

まず、近所の馬牧場に行って、馬糞をもらってきました。
私が馬小屋の外で馬に餌をあげている隙にジョシュアが馬小屋のゲートを閉め、
スコップで糞をすくいます。
干し草が混ざっていて、まるで臭くありません。
それをコンポストの一番底に入れます。
(本当は枯れ小枝を入れることになっていますが、
そうすると土作りのペースが遅くなるので今回はパスしました。)
1馬糞

その上に、刈り取った雑草を重ねました。
私たちは基本的には刈った草をそのまま畑に置きますが、
あまりに成長が早いものや、根がしつこいものは除きます。
それらを今回はコンポストに入れました。
この先コンポスト内の温度が上がることで、きっと枯れてくれるでしょう。
2雑草

そして米ぬかをたっぷりと入れます。
米ぬかをジョシュアと一緒に取りに行った時は、
「これを使うのか?」と相当驚いていましたが、
「これこそ栄養満点なんだよ。」と教えてあげました。
3米ぬか

米ぬかの上に水をかけます。
そうすることで発酵が早く進むようです。
4米ぬかに水

ここで段ボールを敷けば良いのですが、
今回は段ボールが少なかったので、まずは新聞を敷きました。
けっこう分厚く敷きます。
そして同じくたっぷりの水を掛けてあげます。
5新聞

今回、特別に「ご馳走」を入れてあげました。
それはコンフリーです。別名「ヒレハリソウ」。
これはパーマカルチャリスト(パーマカルチャー実践者)が
こよなく愛する植物です。

こいつは傍にいる植物に栄養分(窒素)を補給する役割を持つのです。
特に果物の傍に植えておくと、とてもよく実がなります。
今回、こいつの葉をふんだんに敷いてあげました。
6コンフリー

そして段ボール(炭素)を敷きます。
段ボールはとても便利な道具です。
うちでは現在、畑の通路に大活躍!
今回は数が少ないので一重ですが、もっと重ねてもいいです。
7ダンボール

そしてその上に牛糞からの堆肥化途中のものを入れました。
本当はもっと入れたかったけれど、
かみさんが「これはもう堆肥として使えるから、
もうコンポストに入れる必要はないよ。」と言うので、
「はいはい、分かりました。」と生返事しておいて、
少しだけ黙って入れました。
あくまでもジョシュアにやり方を教えるためです。
8牛糞堆肥

最後にたっぷりの落ち葉を入れました。
これこそだめ押しの素材ですね。
おかげで随分と上に上がってきました。
9落ち葉

もうお分かりかと思いますが、
この木箱、ただ木で囲っただけではありません。
使う量によって木のスライドを差し込むことで高さを調節できるのです。
しかも実は両側の面でスライドできます。
優れたデザインでしょ?
10完成

本来ならば最初に小枝を入れるのと、
最後のあたりで堆肥をたっぷり入れることで、
木箱の上の線までたっぷりと積み上げられるところですが、
今回は少し上が空きました。
でも十分に良い土が得られるはずです。
まさに究極のコンポストですね。

さてこのコンポスト、たぶん三ヶ月で良い土を作ってくれると思います。
ということは、本当は同じ物を三つ作って、
ひと月ずつずらして積み上げていくと、
三ヶ月後からは良質の土が続々と誕生するという仕組みになります。
これを読んで関心を持った方、騙されたと思って是非お試しを!
今からでも間に合いますよ。

そして今回入れた素材が全てではありません。
実は私たちは結構はしょっています。
最低限のものだけを入れたという感じですかね。

非難を恐れずに書きますと、
女性の方は月の巡りの時に出た血をここに入れると良いと思います。
うちのかみさんは、以前バケツに水を張って布ナプキンを入れ、
染み出した血を畑にまいていました。
私はそれを見て、「この人(女性)にはかなわない。」と感じたものです。
「自らの血で作物が育つ。」
そんなことが日常的にできるのは女性の特権だと思います。

話がずれましたが、まぁあまり固く考えないで良いということです。
いろいろ入れて試してみましょう。
そして良い土ができれば「ラッキー!」と素直に喜びましょう。
今回、全てを一から作り上げたジョシュア、とても喜んでいました。
もちろん私たちも嬉しいです。

今回、数々の功績を残してくれたジョシュアですが、
最後にとてもメモリアルなものを残してくれました。
そのジョシュアもそろそろ去っていきます。
誠に名残惜しいですが、それもまた「縁」です。
ジョシュア、ありがとうね。
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