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私たちの暮らしにパソコンはなくてはならないものになっていますが、
年配の方にとれば、「もうわしらは要らない。」と始めから諦めてしまうのも、
もっともなことだと思います。
大体、「初心者でも買ったその日からインターネット!」なんて大嘘だからね。

うちの両親も一度はトライして行政主催の教室に行ったものの、
設定が面倒なのと、目が疲れることから、諦めていた口でした。
それが、最近私が仕事の関係でよく実家に泊まることになったことから、
「お前が全て設定してくれるのなら、
わしらもインターネットやってみようか。」という流れになりました。
親父70才、お袋65才の挑戦です。

パソコンは私が買ってきました。今回、光通信を申し込んだ関係で、
工事が二ヶ月先になることから、
今のうちにパソコンに入っている練習ソフトで慣れてもらうことにしました。

すると、何か分からないことがあったらすぐに電話をよこすようになりました。
つい最近も、「おい、矢印が止まってしもたんやけど、壊れたんかな?」
「ちょっと機嫌を悪くしただけやから、心配ないよ。
スタートボタンをしばらく押してみて。」
「せやから矢印がスタートのところまで行かんのや。」「なぬ?」
しばらくしてようやく事情が飲み込めました。
「あのな、左下のスタートやなくて、電源ボタンを押し続けてくれるか?」
「ほう、画面が消えたな。
せやけど、中に入っとるお前のデータは無くなってへんか?」
なるほど、初心者はこういう心配するんだな。としばし感心。
私も職場でよく周りの若者に教えてもらいますが、
こんな感じで受け止められているんでしょうか。

昨夜も親父が困った顔して、
「わしの画面だけ矢印が黒くなってしもうた。おまけにいろんな印が大きいんや。
これは全部ゴミ箱に入れたらええんやろか?」
結構いろいろいじくっているようです。無事元に戻ると、今度は、
「実はある資料を清書してほしいんやけど、
わしがやるとどんだけ時間がかかるかわからんから、やってくれるか?」
親父は今までいろんな経験積んだあと、今は隠居生活ですが、
地元のマーケティング研究会の代表世話人とかやってます。
今度新しい研究会の立ち上げと会員募集をするための原稿を出してきました。

既に酔っぱらっていたのですが、その場で打ち込み始めると、
「おい、母さん来てみろ。わしらと全然速さが違うぞ!」
「おお、○ができた! ほう、色がついた!」と外野が相当うるさいです。
最後に適当に写真を貼り付けて完成。親父もご満悦。
お返しに何かせねばと思ったのか、知らぬ間に私のズボンにアイロンかけてます。
「そんなことせんでもいいから。」「いやいや何かしとく。」
ワイワイガヤガヤ、夜は更けました。

パソコンだけでなく、最近の両親はソワソワ・ワクワクしてます。
この歳にしてようやく初孫が生まれそうですからね。
そんな親の姿を見てると、やっぱり子供を持つもんだなとしみじみ感じます。

さて、私は明日は第二の故郷・八ヶ岳に行きます。
目的は心と体と頭のリフレッシュ。
カミさんの出産間際ですが、ギリギリのタイミングで行ってきます。
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