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2006.01.12 歯医者再考
昨夜、高校同期で歯医者をしているSに会いました。
7~8年ぶりかな?最近は昔の友人と会う機会もめっきり減りました。
かつて育った街の駅で待ち合わせ。やってきた車は1970年式のベレットです。
そうだった、こいつは昔からこの手の車だった。
助手席に座ると、「ドロドロ、ボコボコ」音を立てながら進みます。

最近は人と会うと質問攻めにされる私ですが、昨夜はこちらが質問を連発していました。
「歯医者ってやっぱり儲かるの?」
「今、通っている歯医者のやり方はこれでいいのか?」
そして以前私が門前払いされたという話をして、
「本当に治療拒否する歯医者っているの?」等々。
前から知りたかったこと、友達だから許されるかとぶしつけに聞いてみました。

まず、最後の質問の答えですが、症状を見て、
「こりゃやばい。俺には出来ない!」と頭を抱えることは確かにままあるそうです。
「それにしても、」とS、「俺だったら、完全な治療は無理としても、
まず目の前で痛がっている状態を少しでもましにしてあげる方法を考える。
そして、どこに行けばより良い治療を受けられるか、紹介する。
『ごめんな、ごめんな』って謝りながらな。」
おお、私もそういう対応されたら嬉しかったぞ。ちょっと歯医者を見直しました。

次に二つ目の質問について。
専門的なことは分からないのですが、
今治療を受けている歯は既に神経が抜き取られています。
ところが、歯の根っこの先から歯茎の一部が這い上がってきて化膿しているので、
歯医者さん、ギザギザのついた針金のようなもので何度も何度も掘って
取り除いてくれるのですが、その作業がなかなか終わらない。
「もしかして1日で済む作業を3日に増やしていないか?」との疑惑が湧いていたのです。

さてS曰く、「その作業は正しい。でもな、俺はその作業が嫌いやねん。
詰め物とって、シコシコ掘って、また詰めるのが面倒でな。
だから一発で治療する方法を求めて、高い授業料を払ってノウハウを学んできた。
だから俺はそんなに回数をかけない。」
なるほど、私はお前にやってもらいたかったぞ。

さて、いよいよ最初の質問です。果たしてどれほど儲かるのか?
これは一般のサラリーマンと比べるような話ではないと思います。
ただ言えるのは、歯医者も過当競争の時代に入っているということ。
なかなか環境は厳しいようです。
そして基本的に「待ち」の商売ですので、
自分からビラを配って宣伝するわけにもいかない。
結局は、今のお客さんにどれだけ気に入ってもらって、
口コミで紹介してもらえるか次第というわけです。
「俺はお客さんのことを『信者』と呼んでいる。」とSは茶化して言っておりましたが、
要はそれくらい信頼される対象になれるかどうかということなんでしょうね。

ちなみにSは、日曜祝日以外は毎朝9時半から夜8時まで診療し、
その後、要望があれば往診もするらしい。
「今まで来ていた人が来られなくなったり、お客さんから
『うちのばあさんを診てくれんか』と言われたら断れないからな。」とS。
何だ、頑張っているじゃないか。それも夜の街をほとんど知らない。
昨夜も「村さ来」でした。一人1600円でワリカン。しかもSは酒を飲まず。

Sの言葉で印象に残ったのは、
「一般には医科歯科とひっくるめて言うけれど、俺は最初から歯科希望だった。
でも世の中にはもともと医科希望だったのに
偏差値で厳しいから歯科に流れてきたというヤツらが大勢いる。
そいつらはやっぱりどこか甘い。」と怒っていたこと。
実態は私には分かる術もありませんが、
昔の友人が仕事に誇りを持って生きているということは伝わりました。
高校卒業してお互い四半世紀。いろいろあったよな。
これからも刺激し合って生きて生きたいものです。
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