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先日の念仏講の際、区長さんとゆっくりお話する機会がありました。
私が「こういう伝統行事が残っているって、いいですね。」と言うと、
区長さんはニコッと笑って、
「残っているんじゃないよ。残しているんだよ。」と答えられました。
それを聞いて、ハッとしました。

「私が子供の頃はね、こういう伝統は途切れていたんだ。
でもやっぱりやろうということでね、昔を知る人たちが始めたんだよ。」
そうだったのか。
やはり伝統行事って、意識して続けるものなんだなと再認識しました。

同時に、この伝統行事をいつまで残していけるのだろうかと、つくづく思います。
念仏が終わった後に、地元の長老がポツリとおっしゃった言葉が響きます。
「皮肉なもんだな。masanのような外から来る人の方が関心を持って入ってくれて、
地元の若いもんは見向きもせん。」

そんな言葉を聴きながら思うに、
私は自分の育った環境に「残していくもの」がほとんど無かったから、
かえって「残すことに関わりをもつこと」に関心があるのかもしれません。
それでも若い頃はそういうことが「古いしきたり」に見えて、
しばられるのは嫌だと感じていました。
それが変ってきたのは、やっぱり歳を食ったからかなぁ。
特にカミさんが妊娠してからは、
「私達は次の世代に何を残せるんだろうか?」と真剣に考えるようになりました。

また、直接的な理由として、U太が地元に受け入れてもらうためには、
親も入っていかねばという気持ちもあります。
だから今まで以上に地元の行事に参加しようとしていますし、
当然地元の人々との関係づくりにもより配慮するようになりました。
そしてそういう私達の意思を、
何よりもここの人たちが優しく受け入れてくれているのが嬉しいです。
特に年配の方がとても上品で腰が低くて、こちらが恐縮するくらいです。

地元との付き合いについて、文字通り「付き合いだから」とか、
「仕方ないから」ではなく、
自ら「付き合いたいから」と関わっていくことが大切かなと思います。
「いやいや」「我慢して」付き合っている人の態度は、
受け手が一番敏感に感じるものでしょう。
何かのご縁があって近くに暮らすようになった仲ですから、
良い付き合いを続けていきたいものです。
これは何よりも自分自身に向けてのメッセージです。

さて今回は「地元(田舎)とどう付き合うか」について考えてみました。
話の軸が定まっていなくて、まだまだ言い足りないところがあり、
またかえって語弊を招くかな、というところもありますが、
自分の頭を整理するためにもまとめてみました。
ご意見いただければ嬉しいです。
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