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2006.01.29 まっすぐ夢へ
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この陶板は今から5年ほど前に唐津で買ったものです。
話は十数年前にさかのぼりますが、ひょんなことで萩・唐津・有田の旅に出ました。
それまで焼き物には何の関心もなかったけれど、
振り返れば思いっきり陶芸の里めぐりですね。

正直言って萩では全然ピンときませんでした。
でも唐津に行った時に何か違う感覚がありました。
特に閉店間際に入ったあるお店で、
そこの女主人がとても丁寧に焼き物の見方を教えてくれました。
2時間以上滞在したかな?その時以来、焼き物のとりこになってしまいました。

その後、益子、瀬戸、美濃、常滑、九谷、立杭、備前、壷屋・・・
いろんなところを巡りました。
でも当時は焼き物を見たり買うのが楽しみなだけ。
「いずれは焼けるようになりたいなぁ。」程度でした。

それが1996年に八ヶ岳に移住後、勤めていた知的障害者の施設で、
障害者の芸術活動を支援することになって、陶芸担当になりました。
そして施設の倉庫に埋もれていた陶芸用の窯を譲り受け、
自費で修理して、合わせて自宅に工房も作り、
「年中無休、24時間開放、完全無料」の陶芸スペースを開くまでに展開。
土代も釉薬代も焼き代も一切いただかず、
ただ身体一つで工房に来てもらえれば陶芸を体験して自分の作品を創ることができる。
そんな場を作ることになりました。

私の今の人生があるのは、あの工房を開いた時が大きなきっかけだと思います。
心が開放された瞬間っていうのかな?お金を稼ごうなんて、まるで考えなかった。
その工房のおかげでいろんな人との出会いがあったし、
何よりもカミさんとの出会いがあったしね。多くのものを得ました。
でも元をたどれば、そもそも陶芸に関心を持ったのは唐津がきっかけでした。

その唐津の店に久しぶりに訪問した時に出会ったのが、冒頭の陶板なのです。
その時期はその時期で、その先の暮らしについて色々思案していました。
「陶芸家になろうか?」なんてのも選択肢の一つにありました。ウソみたいだけど。
数年ぶりに主人に再会し、「陶芸家なんて食べていけないわよ。」と諭され、
ふと目にしたのがこの陶板。
「そうだよな、私にはもっと夢があった。素直に自分の夢を進もう。」
と目が覚めたのでした。

この陶板、今はうちの便所に掛けてあります。
小さいものですからね、母屋に掛けておくと目立たないんですよ。
でもトイレだと存在感バッチリ!
いつも座り込んでは「よし、『まっすぐ夢へ』だ」と唱えています。
うちに来る方は是非トイレで唱えてください。
夢が叶いますよ。きっと。
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