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ベジフェス京都での成功の後、かみさんの実家で一泊して、
意気揚々と帰宅した私たちですが、
私たちの不在中に田んぼの一部では異変が起きていました。

これはうちの母屋から見た、加子母百年米の田んぼです。
一般的な田んぼに比べて、スカスカ感があるかと思いますが、
これはわざと株間をあけたからで(40cm間隔)、しかも一本植えですので、
それにしては順調に育っています。
1加子母百年米2010収穫直前

うんうん、良い感じです。これらが全て「加子母百年米」です。
2良い感じ

ところが母屋の反対側では、半分以上がなぎ倒されていました。
3半分荒らされた!

この足跡は誰だ?
4これは猿?

そして、穂の根元だけに米を残してしごいていったのは誰だ?
5しごいた後

断定できませんが、これはきっと猿の仕業でしょうね。
今年は周辺でよく出ていましたから。

加子母百年米物語については、こちらをご覧下さい。
私としてはかなりの思い入れを込めて育てているお米です。
「奇跡のりんご」じゃないけれど、私は「奇跡の米」だと位置づけています。
(毎度、さかのぼって読むのは大義でしょうから、
一度本当に一つの物語として編集するのが良いかもね。)

401粒のうちの一粒が芽を出し、1600粒強の子を残しました。
その1600粒を今年発芽させ、全てではありませんが、
それなりに育ててきました。
その加子母百年米の田んぼの半分ほどの面積に猿が入ったのです。

ところが、不思議と怒りは湧いてきませんでした。
「あぁ、猿が来たんだな。」というくらいの感覚です。

「ここは私が使っている田んぼだ! そしてこだわっている米だ!」
と言ったって、この時代にたまたま私が預からせていただいている田んぼで、
そしてたまたま私が見つけて育てるという役目をいただいて、
その結果、稲が自然に育っているだけのことです。

そこに、これまた自然の一部である猿がやってきて、
それを食料にすることに、何の異議があろうか?

最近、野生動物がよく里に降りて来て、農作物を食べる現象について、
一般には「山に作物が育っていないからだ。」と言われます。
「でも、それは違う!山に作物が無いからではなく、里に食べ物があるからだ!」
と、地元の方がおっしゃっていました。
それは一理あります。里にある食べ物に手を出す方が楽だもんね。

ただ、再び猿がここにやってきて、
残りの田んぼに入ってこられるとなると流石にやっかいなので、
今回、穂に残された米を手でしごいて収穫することにしました。
そうすることで、「米がついていない稲」の田んぼが広がり、
猿たちが次の収穫を諦めないかな?という期待です。

人差し指を曲げ、そこに穂をはさんで、親指をヘラのようにしてしごきます。
その作業を一人黙々とするうちに、こんな言葉が浮かびました。

「お~い、この米を食った猿たちよ~。美味かったかぁ?
農薬も肥料もやらず、
それぞれ一粒の米が一生懸命根と葉を伸ばして身につけた米だぞ。
きっと美味かろう。そんな米を食えて良かったなぁ!」

米づくりで生計を立てている方からすると、何と暢気な発想かもしれません。
確かに私たちは農業ではなく、農的暮らしをしているので、
今、この米が全て自分たちのものにならないと、
明日食っていけないというほどではありません。

でも、それにしても今年は田畑作業に時間を割くことが出来なかったので、
今回の出来事は「そういうことに意識を向けなさいよ。」
というような意味ある出来事なのでしょう。
その点、今回は田畑に目を向ける良い機会となりました。

さて、再び黙々と作業をするうちに、
それでも十分な米が収穫されることに気づきました。
食べてしまうとあっと言う間の分量ですが、
これを全て来年育てる用として考えると、それなりのものです。
僅かに残された「おこぼれの米」を集めてもこれだけの量ですので、
荒らされていない田んぼの分も合わせると、この数倍になりそう。
6私がしごいて収穫

では、この「加子母百年米・二世」をどう扱うか?
自然と次のようなアイデアが浮かびました。
「これを求める人々に配ろう。」

この「奇跡の米」を、皆で一緒に育てようではないか。
いや、育ってもらおうではないか。
せっかくここまで無農薬で育ててきたので、
この先も意思を引き継いで下さる方ならば、どなたにでもお配りしよう。

教育用に使っていただいてもよいし、
例えばバケツに土と水を張り、数粒を育てるだけでもよいです。
たった一粒から広がった「奇跡の米」を、求める人すべてに配ろう。
そして、一緒に「加子母百年米物語」を創っていこうではないか。

ということで、「加子母百年米」を育ててみたいという方は、
どうぞ名乗り上げてください。
お一人分は僅かな量となるかもしれませんが、差し上げます。
同じ意思を持つ方、物語を紡いでいきましょう!


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 余っているようでしたら、いただけないでしょうか?
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