あぁ、ついにこのネタを書ける時がやってきました。
先日、あの吉村医院の吉村先生が【もりのいえ】に来てくださいました。

2005年9月 U太誕生
2008年9月 KAN太誕生
そして来春の「福」誕生と、
我が家では「吉村チルドレン」が続々と誕生しています。

その最初の出会いから5年。
お目にかかる度に刺激を受け、共感し、共鳴してきた吉村先生。

「早く私を加子母(かしも)に呼んでくださいよ。」
会う度に何度も声かけしてくれました。
その声に背中を押されて、今春に加子母明治座を予約し、
先生の講演会を開こうとしたのですが、
初春に先生が倒れられ、安静のために中止となったのでした。

「ごめんなさい。先生に無理をさせられないの。」
先生の講演会をマネージする、しまぶくろさんが
申し訳なさそうにおっしゃってくれましたが、
先生の健康を気遣うのは私たちも同じです。
決して恨むことなく、中止を決定させていただきました。

「むしろ、先生自身の心と身体を癒していただくために、
いつか【もりのいえ】にお越し下さい。」と申し上げたところ、
「それは先生も喜ばれます!そちらにはいつも行きたいとおっしゃっていますから。」
とのことでした。

そして月日は流れ、ついに吉村先生が【もりのいえ】を訪問してくださったのです。
その日は別件で用事を済まされ、私が途中までお出迎えして、
先生の乗る車を先導してお連れしました。
道中の月が見事だったこと!

我が家に辿り着き、車から降り立った先生に近づいたところ、様子が変です。
「もしや、体調を崩されたか?」
そうではありませんでした。

先生は泣いておられたのです。

私が手を取り、体を支えたところ、
絞り出すような声で、さめざめと泣きながら先生はおっしゃいました。
「こんな、こんな遠いところから、いつも通って来てくれていたなんて・・・」

私は感動しました。

距離で言ったら、私たちよりももっと遠い所から通った方も多いでしょうが、
先生はその距離感を実際に感じておっしゃったのでしょう。
その姿勢に心を打たれました。

春以降、体調が戻ったとはいえ、以前とは異なる先生のご様子。
時間をかけて我が家の居間に入っていただき、早速夕食が始まりました。
席についた人々は、ただ先生と同席しているだけで感激の様子でした。
例えばイエスと同席した人々って、こんな気持ちだったのかな。

先生は講演の際は何かが乗り移ったかのようにエネルギーに溢れますが、
普段は物静かな方です。
その日もエネルギーを使い果たしたかのようなご様子だったので、
私が願ったことはただ一つでした。

それは、「ここでお休みいただくこと。」

ですから、先生がやって来られることは、
ごく一部の人にしか伝えていませんでした。
そしてスタッフには、
「ただ先生がくつろげるように配慮すること。」と伝えました。

「お休みいただく」とは言ったものの、やはりこちらは興奮していますので、
つい色々と話題を出してしまいます。
私は、この春に先生をお呼びして講演会を開こうとしていた、
加子母明治座の話題を出しました。

先生はかなり関心を持たれた様子でした。
「そこは是非見てみたいですな。」
「はい、明日の朝、ご案内します。そこは500名程が入れるのですが、
そこを満席になるくらいにして、先生の講演会を開きたいのです。」
ということで、翌朝に明治座をご案内することとなりました。

その日、吉村先生に同行されたのは、マネージャーのしまぶくろさんと、
婦長のおきのさんです。
KAN太を導いてくれたおきのさん。
その見事な手さばきを私たちは「ゴッドハンド」と呼び、
控えめながらもとても配慮のきくお人柄が大好きです。

願ってもない方々にお越しいただき、私たちはとても幸せな宴を過ごしました。
本音ではもっとお話したかったけれど、
何よりも先生に一休みしていただくことが一番の願いでしたので、
早めに宴を切り上げ、先生をお部屋にご案内しました。

「明日は【もりのいえ】の周辺と、明治座をご案内して、・・・」
などと段取りを考えていたところ、
「Ma-san、ちょっと来てもらえますか?」とおきのさんたち。

何だろうかと怪訝に感じてお部屋に向かったところ、少し場の雰囲気が妙です。
敷き布団を重ねてベッド風にしたものに腰をおろした先生。
その両脇に立つ、しまぶくろさんとおきのさん。
その様子は、まるで神に仕える女官のようでありました。

先生がおっしゃいました。
「いや実はね。うちで出産を控えている人がいてね。
これまで結構長引いていたんだが、それがもうすぐだと言うんだ。
そうなると戻らない訳にはいかない。」

その言葉を聞いて、私は頭をガーンと打たれたような気がしました。
ハードなお仕事を終えられ、その身で【もりのいえ】まで来て下さった先生。
その先生が、「出産を待つ母がいるから、今から帰る。」とおっしゃる。
それを止める理由は私にはありません。
それは良いのですが、先生は本当に大丈夫なのだろうか?

「いのちのためにいのちをかけよ。」

最近の先生の口癖です。
まさにその姿を目の当たりにしたようでした。

私はひざまずき、先生の手を取りました。
「先生。先生がそのようにおっしゃるのでしたら、私は一向に構いません。
むしろそのような状態で、そしてそのお身体で、よくぞお越しいただきました。
ありがとうございます。」

先生「いやね。私はずっと前からここに来たかったのですよ。
だから今回来られて本当に嬉しかったのだけれど、
誠に申し訳ないが、待っている人がいる限り帰らなにゃならないのです。」

「もちろん。もちろんですとも。」
私はこみ上げる感情を迎えつつ、先生の手を両手で包みました。
そして、抱きついて感謝を述べました。

「先生、一つだけお願いをきいてください。」
「なんですか?」
「今日、先生とお目にかかれることを心待ちにしていた人々がいます。
一枚だけで結構ですから、写真を撮らせていただけませんか?」
「もちろん!」

ということで、スタッフに声を掛け、急遽場を設営して撮影したのが、
この写真です。
一生の思い出の写真となりました。
吉村先生来訪

そして、先生ご一行が去っていかれました。
私は皆に何にも言いませんでしたが、夜中、全員が外に出て、
先生の車の灯りが見えなくなるまで、頭を下げてお見送りしました。

その後、しばしふぬけのような気分になりながらも、
私はこの夜のことを思い返していました。

先生は、私に対して深い愛情を示して下さった。
でもその愛情は実は私にだけではなく、
全ての人々にも等しく注がれていたのでした。
講演会でも、全員と握手をし、一人一人に語りかけるとか。
私は身の周りの人々全てに対して、等しく愛することができているだろうか?

先生は、いのちのためにいのちをかける姿を身を以て示してくれました。
私は日々、いのちをかけて生きているだろうか?

先生は多くを語らなかった。
それでも人々は多くを感じた。
伝えなくとも伝わる姿を見せてくださった。

先生が去る時、私は心から感謝し、心から先生の体調を心配し、
これから出産を迎えるお母さんの身を心から案じた。
私はその気持ちを、先生以外の人々にも向けてきただろうか?

「まるでできていないな。」

それが率直なところでした。
そう、私はできてやいやしない。
でも先生は身を以て示してくださった。
それが嬉しかった。

その後、ある意味で緊張感から解放された人々は、リラックスして晩酌を楽しんでいました。
私は早めに失礼して床につき、朝を迎えました。
見事な朝の光を浴び、「せめてこの朝を先生に味わっていただきたかったな。」
などと未練がましいことを考えていたら、電話が鳴りました。
しまぶくろさんからでした。

「今朝生まれましたよ。そしてようやく先生は先ほど床につかれました。」
とのご報告と、昨夜のことを詫びられた後、おっしゃいました。
「先生は帰りの車の中で泣いておられましたよ。
『あいつらは一生懸命生きておるなぁ・・』って。」

私は目頭が熱くなりました。
吉村先生が見てくれていらっしゃる。
それだけで、ここまでやってきた甲斐がありました。
そして、この先もやっていく勇気をいただきました。

先生。ありがとうございます。
あの夜の出来事は、私にとって宝物です。
そして、いみじくもその際に撮った写真の上に書かれた文字。

『日々是好日』

そう。あの時はもちろん特別な時でありましたが、
実はいつもその瞬間が特別な時であり、「好い日」なのです。
これからもそう信じて生きていきます。

あの夜、ちゃっかりと先生の承諾を得たことがあります。
それは、「これから私が先生をプロデュースしていく」ということです。

「プロデューサー・Ma-san」として、着々と準備を重ねている私です。
既に複数の方と具体的な企画を検討中ですが、
こと吉村先生に関しては、「勝手連」でやらせていただきます。

つまり、「Ma-sanが勝手に吉村先生をプロデュースする」と言う訳です。
その許可をいただきました。
やったね!

ただ、私が先生をご紹介する際、これまでとは異なるスタンスで臨むつもりです。
私は先生を産科医として紹介するのではなく、
「現代の日本人が、人間が生きていく上での精神的なよりどころ」
としてご紹介していくつもりです。
それがどんな展開になるのかは、乞うご期待!

また、改めて吉村先生の講演会を企画させていただく了解を得ました。
これから日程を詰めますが、多分来秋あたりになるんじゃないかな?
会場は勿論! 加子母明治座です!

そしてもう一つ、面白いお話があります。
最近まで【もりのいえ】に滞在していたウーファー・さやかちゃん。
彼女がリーディングできるというので、見てもらいました。

「リーディングとは何か?」となると説明が長くなりそうですが、
要は目の前の人にとっての鏡となり、自分を写し出してくれる人と私は解釈しています。
その際に、石や香りの力を借りたり、降りて来る言葉を語ったりと、
表現方法はまちまちだと思いますが、結構これが当たっていたりするものなのです。

さやかちゃんのリーディングはとても受けとめやすいものでした。
高飛車に指示することもなく、柔らかい言葉で伝えてくれます。
そのさやかちゃんが、訊いてもいないのに教えてくれました。

「吉村先生とMa-sanは、過去に何度も師弟関係にありました。
そして先生はMa-sanを常に導いてくれる存在でした。
ある時は親子であったり、孤児のMa-sanを親代わりに引きとってくれたりもしました。」

それを聞いた時、何故だかとても腑に落ちました。
「だからこんな感情を持つのだ!」という感覚です。
嬉しいですね。そんな師と再び今生で出会えて。

そしておまけの言葉。
「Ma-sanは既に何度も宗教的な修行をしてきているので、
もうその必要はないようですよ。」

なるほど!
すると、目の前で起きている事柄について、
あんまり深読みすることもないのだな!

という勝手な解釈をその後するようになり、
ますます図に乗って、感性に従って行動し始めている私です。
これもまた、吉村先生のつけてくれた道を歩んでいる?

ちなみに、吉村医院のHPで、
「吉村医院・お産の家のポリシー」をクリックしていただくと、
U太の出産シーンが登場します。
今は懐かしい、私の坊主頭!
「何で父親が裸なんだ?」と何度も突っ込まれた画像であります。



12月28(火):さやかちゃんによる個人リーディング & 【もりのいえ】忘年会
12月29(水):新年のマイ飾り物を作る & 餅つき →詳しくはこちらへ!

1月2(日):加子母二渡区の獅子参り(地区の各家で獅子が舞います。参加可)

1月8(土):加子母二渡区の左義長(参加可)

1月15(土):「しぼり師・とき」による醤油絞りワークショップ

1月16(日):加子母二渡区の寒念仏
      (大きな数珠で各家を回り、念仏を唱える風習。参加可)

1月23(日):加子母保育園の左義長

1月下旬:バレンタイン時期に向けての焼き菓子セットの発表予定

2月5(土):杉山開知氏による地球暦レクチャー
2月6(日):杉山開知氏による地球暦スクーリング
      (自分の惑星配列を読み取ろう!)

2月18(金):木村仁枝さんによる語り&満月瞑想会

2月27(日):下呂の子育て応援イベント「森の宝島」に出店予定

3月・4月は、出産時期のため、外向けの活動は行いません。

GW以降もワクワクの企画満載!お楽しみに!



「2010年ありがとうセット(スタンダード)」 3,100円。好評発売中!
2010年ありがとうセット(スタンダード)

★紫芋のスコーンパン 2個入り
★りんごのさわやかケーキ
★りんごとさつまいものタルト
★さつまいものカラメルナッツケーキ
★塩キャラメル胡桃
★もりのいえクッキー
★おさつスティック
★ゆずサブレ

詳しくはこちらへ。
お申し込みはこちらへ。

上記のセットに、「銀手亡と西方芋のキッシュ」が加わった
「2010年ありがとうセット(キッシュ入り)」 3,800円も発売中!
2010年ありがとうセット(西方いもキッシュ入り)

お申し込みはこちらへ。

もりのいえ特製の「シュトーレン」も登場!
お申し込みはこちらへ!
シュトーレン




来春以降の長期スタッフ募集中!詳しくはこちらへ!



農的暮らし、宿屋(一泊二食6,000円)、
焼き菓子販売、自然良品店、通販、イベント開催&出店
もりのいえ
メールアドレス: mori★mori-no-ie.com (★を@に換えて入力してください。)
岐阜県中津川市加子母2220番地 〒508-0421
電話&FAX: 0573-79-3268
代表者: 森本正則 (携帯:090-6203-9043)
ネットショップはこちらからどうぞ↓
もりのいえのお届け便
【もりのいえ】への行き方はこちらをご覧下さい。



Secret