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「テラスを持ちたい!」
私は若い頃から強く願っていました。
こういう願望を持つ人って結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

それが最初に叶ったのが、八ヶ岳に移住した時です。
業者さんに建ててもらった小さなログハウスの玄関先に、
おおよそ1.5m×5mほどのテラスがついてきました。

そこは本当に心安らぐ場所でありました。
テラスにボケーと座って過ごしたことが何度あったことか。
黄昏(たそがれ)時にグラス一杯のアルコールで悦に入っておりました。
そして朝食に始まり、天気の良い日にはよくそこで食事を楽しみました。

特にグレートピレニーズ犬の「ファルコン」がやってきてからというもの、
そのテラスが彼の居場所になったので、よく一緒に寝転がったものです。
今、思い返しても、彼のぬくもりがよみがえってきます。
0八ヶ岳時代のログハウス

その後、篠山を経て加子母にやってきた私ですが、
小洒落たログハウスから一転、今度は築150年の古民家です。
それはそれで好きなパターンでして、
特に南向きの縁側が長いのがお気に入りです。

でもその縁側を今まではあまり活かしていませんでした。
雑然とモノを置いてしまったりしてね。
「ここにテラスを作りたいね。」とはこれまでにも何度も話し合ってきましたが、
「ではどれくらいの広さを?」「どうやって?」「材料はどうする?」と、
課題ばかりが先行して、なかなか前に進みませんでした。

このテーマが動き出したのは、お醤油づくりがきっかけでした。
今年、初めて搾らせていただいた、手づくりのお醤油。
今回は特別に【なかや】さんが大事に育んできた諸味(もろみ)をいただき、
それを【もりのいえ】で搾りました。詳しくはこちらを読んでね。

これをきっかけに、【もりのいえお醤油倶楽部】を結成!
皆で自家製のお醤油を作ろう!という流れになりました。
そして諸味の管理を【もりのいえ】ですることになったのですが、
このお醤油づくり、今までの私の概念と随分異なるものでした。

お醤油って、暗く涼しいところで熟すものだと思っていたら、
このお醤油は明るく暖かいところで諸味を育みます。
【なかや】さんでは、ビニールハウスの中に置いていました。

となると、【もりのいえ】でも何か温室のようなものを作る必要があります。
で、どこにするかと思案した結果、出てきた案が、母屋の前だったのです。
そしてこの機会に、母屋の前を変えようと考えることになりました。

つまり、「母屋の縁側の前に広いテラスを作り、
その一部を温室化して、そこに諸味の樽を置こう!」
ということになった訳です。
これでようやく、テラスづくりという長年のテーマが動き始めました。

とは言っても、やはり当初の懸念通り、いろいろ課題はあります。
でも「案ずるより生むが易し」なんですね。
これまでの人生でも何度も経験していることではあるのですが、
「よし、やるぞ!」と決めたら、物事は動き始めます。

まず材料ですが、
【なかや】のときさんから角材を何本かいただきました。
それを届けてくれたのは、【もりのいえお醤油倶楽部】メンバーのこいたさん。
麹を取りに行き、持ってきてもらうついでにこれらも運んで下さったのでした。
お二方とも、ありがとうございます!
これで、もともと【もりのいえ】にある角材と合わせて、
土台になる部分は何とかなるかな。

1ときさんから届いた材

続いて、テラスの床材です。
これがドラマというか、たまたま近所を通りかかった時に、
廃屋を解体し始めた知人と遭遇!

「テラスの材料となる板をいただけませんか?」とお願いしたところ、
快諾してくださいました。
畳の下に敷いてあった板をいただけることになりました。

手間もかかるのに一緒に外してくださり、
おまけに軽トラで自宅まで運んでくださいました。
うちと同じく、築150年かという家の一部が我が家に残りました。
しょうさくさん、ありがとうございます!

その廃屋は、翌日には全て解体して更地になっていましたので、
本当にギリギリのタイミングでした。
これで床材も揃いました。
もうこうなったら始めるしかないですよね。

そしていよいよ作業開始です!
3月6日、かみさんのつわりのタイミングをはかりつつの開始でありました。
これがテラスを作る前の姿です。つまり、ビフォーです。

2テラスづくりビフォー0306

縁側の前に並べられたモノ達を全て移動し、掃除します。
続いて、基礎を置きます。
ホームセンターで売っている基礎ブロックを使いました。
もともと持っていた6個に加え、4個を新たに購入。

3基礎を水平に置く

この基礎ブロックを水平に置く作業をとても重要視しました。
というのも、今回揃えた木材は、サイズが違っていたり、
たわんだり、ねじれているものが結構多いです。
これらを組んでいくとなると、かなりのズレが出る可能性があります。
こればかりは古材を使う以上、仕方ないです。

でも基礎の部分は自分で構うことができる作業です。
せめてこの部分だけでもきちんと水平を取っておきたかったのです。

丁度このタイミングで手伝いにきてくれた、
同じくお産直前のなっちゃん、旦那のコータローくんと一緒に、
水平を取ってブロックを置く作業にいそしみました。
二人ともありがとうね!

そしてなっちゃんのところも3月16日に無事赤ちゃんが生まれました。
女の子で、「さくらこちゃん」!かわいい名前だね。
FUKUと同級だね。これからも末永くヨロシク!

その後も一人でコツコツと基礎づくりを続け、
根太(ねだ)というんですかね、
角材を組んで土台が出来上がりました。

4根太を組む

基礎ブロックの上に土台を置いたところです。
いろいろ思案しましたが、今回は基礎の上に土台を置くだけにしました。
木材がたわんでいるので、その方が後で調整しやすいと考えたのです。

5基礎を組んだところ

少し彫ってボルトを埋めたところ。
それなりに一つ一つの作業に手間をかけています。

6少し掘って埋める

雪が降り始めたので、この後にブルーシートをかけました。

7一通り組んだら雪が降ってきた0309

これらの作業が終わったのが3月9日でした。
つまり、FUKUの生まれる前日という訳です。
この土台ができた日の夜から、新たなドラマが始まったのでありました。

ということは、しばらくの間はこちらの作業は休止です。
育児と家事でてんてこまいでしたからね。

ようやく作業を再開したのが3月20日です。
今回はオープンテラス、いわば「大きな濡れ縁」です。
大いに雨風雪にさらされます。
ですから防腐剤をしっかりと塗って維持することにしました。

8防腐剤を塗る0320

筋交いを入れます。入れ方は適当です。
そして床材を打ち込むための材を並べます。
欲を言うと、この材がもう少し厚めだったら良かったのだけれど、
「木材はあるものを使う」と決めていたので、それで通します。

9筋交いと板0320

そして昨日(23日)、いよいよ床材を並べて打ち込み始めました。
この作業は、完成する姿が現れてくるので、本当に楽しいですね。
私は昼食を食べるのも忘れて熱中していました。
かみさんは「まるで遊びね。」と、微笑んでおりました。

こうして床材を打ち終えたテラス。
いやぁ、感無量ですね。
最初の作業をなっちゃん達に少し手伝ってもらったけれど、
ほとんど一人でここまでやりました。

10テラスほぼ完成0324

改めて「ビフォー・アフター」をしてみましょう。
これがビフォーです。

11正面からビフォー

そしてこれがアフター。

12ほぼ正面からアフター

随分とすっきりしましたね。
サイズは当初の予定よりも少し広くなって、
巾1.6m×長さ6.5mとなりました。
これだけあると、いろんな場面で使えそうです。

13以前からあったかのような

不揃いの古材を使っているので、
凸凹があるのはむしろ意匠(デザイン)です。
まぁ、素人が作ったにしては良しでしょう。と自己満足。
まるで、以前からここにあったかのような風情でしょ?

後は角を取り、最後に防腐剤入りの透明塗料を塗って完成です。
とにかく長くもたせたいものです。

さてここでどんな新たなドラマが生まれるかな?
差し当たって私は寝転がったり、酒を手に夜空を眺めよう。
ここでお月見なんていいよね。
ハンモックを掛けて寝るのもいいでしょう。
もちろん、何度も食事シーンとしてこれから登場するでしょうね。

今回かかった費用は、
基礎ブロック4個と、防腐剤を合わせて1万円くらいかな。
古材を活かし、暮らしが豊かになり、そして少し自信がつきました。
ありがたく、とても嬉しいです。
いろいろとサポートしてくださった皆さん、ありがとうございます!

50歳の区切りの誕生日直前に、記念すべきワークができました。




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