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2006.03.08 面白い試み
あるハウスメーカーのコミュニケーション・スペースを訪問しました。
予約制のこの施設、綺麗なガイドさんがついて1時間半のコースです。
まず最初に、この会社の建物の耐震性能の高さを伝える、
バーチャル・シアターを見せていただきます。
画面に現れた別の女性とタイミングを合わせて、
さも実際に会話しているかのように話すガイドさん、ご苦労様です。
映像は阪神淡路大震災と同じ揺れをバーチャルに体験するもので、
結構座席が揺れ、臨場感がありました。

お次は実物大の免震ハウスの中に入り、
免震が効いている時とそうでない時を実際に体験。
割と最近見るタイプですが、私は初めてだったので新鮮でした。

最後に住まいづくりの最先端技術を盛り込んだ、近未来住宅を案内してもらいました。
これがかなり面白かったです。
まず玄関にはウェブカメラなるものがあります。インターネットに接続され、
携帯電話で、外出先から玄関周りの様子を確認し、
相手にはさもインターホンで対応されているかのように会話もできます。
しかも、宅配がやってきたら、同じく携帯で遠隔操作して玄関脇のシャッターを開け、
荷物を入れてもらえます。

玄関ドアの施錠・解錠は携帯で。
ところが携帯をかざす場所は玄関脇の壁のどこかにあり、
それは家族にしか分からない仕組み。
ハリーポッターを見ているような仕掛けです。

家の中に入ってもこの手のアイデアが満載です。
靴箱上の額縁が実はタッチパネルで、家中のあらゆる動作をコントロールできます。
お母さんは鏡台にセットされたテレビを観ながらお顔の手入れ、
お父さんは寝室に取り付けられた巨大なガラススクリーンに映し出される映像を
お楽しみといった具合。

大笑いしたのは、目覚ましシステムです。
例えば朝7時に目覚ましをセットしたとします。
すると、6時半から少しずつ部屋が明るくなっていきます。夜明けの演出というわけです。
そして7時になると、何と! ベッドの上半分が起き上がるのです!
私は思わず「強引ウェイクアップ・システム」と名づけてしまいました。

他にも、屋上でジャグジーに入りながら満天の星を楽しみたいという、都会のお父さんの希望をかなえるために作った、
「風呂脇巨大スクリーン」とか、なかなか見ごたえがありました。
これらのアイデア、まだ商品化されていないものもあります。

そしてガイドさんがおっしゃった言葉が良かったです。
「これらのアイデアは実際に住むことを考えた時、必要のないものも含まれています。
ですからこれらを設置しましょうとか、
我が社の製品を買ってくださいというつもりはありません。ただ私達は、
お客様の希望を少しでもかなえられる企業でありたいという想いを伝えたくて、
この施設を作ったのです。」

そう、それでいいんです。様々な不祥事が続くこの世の中、
企業は自分達の姿を正しく見せて説明し、想いを伝えていくことが求められています。
それが最近よく言われるようになった、CSR(企業の社会活動責任)です。
この伝えていく手段の一つとして、
この施設の様なコミュニケーション・スペースも考えられると思います。

誠に申し訳ないけれど、私はこのハウスメーカーを宣伝するつもりは全くないし、
私が考える快適な暮らしとはかなりかけ離れたものなので、敢えて企業名は出しません。
でも、一見儲けにつながらない遠回りに見えるようなことでもやっていこうとする
姿勢は気に入りました。
もし家づくりを考えている人が見に行ったら、まずこの会社のファンになるかもしれない。
そしてこの会社の商品を買うかもしれない。
それがこの会社の真の狙いなんでしょうが。
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