FC2ブログ
先日床材を張った我が「床抜け部屋」ですが、その後そのままにおいてあります。
厚さ4cmの杉板を使った立派な床ですが、特にスギは水分を吸いやすいらしく、
物を置く前に早く塗料を塗る必要がありました。
でも子供のことを考えるとケミカルなものは使いたくありません。
できるだけ自然素材で、色艶ももちも良く、防虫性防かび性の高いものはないか?
「柿渋は?」「色が濃すぎない?」「蜜ロウは?」「粘りけがとれないらしい。」
持っている本やインターネットで調べますが、なかなか絞り込めず、
時間だけが経っていました。

先日、ホームセンターで塗料コーナーを眺めていた時のことです。
「一番しぼり 『純正荏油(えあぶら)』」という商品に目が止まりました。
「昔から日本の職人が、一番の艶を出すために愛用してきた艶出し塗油」
だそうです。
荏油? エゴマの油です。
なるほど、エゴマはもともと興味がありました。今年は少しだけ育てましたが、
来年はもっと増やそうとも話していたところです。

早速メーカーの太田油脂という会社を調べました。
http://www.sun-inet.or.jp/~ohtaoil/
すると、他にも面白そうなのがあります。
「『匠の塗油』というのもあるよ。これはほとんど透明色かな?」
「『古色再現 久米蔵色(くめぞういろ)』なんていいんじゃない?」
「ホント。古民家みたいになるんだね。この会社、記念館も持ってるよ。」
「あら、場所は岡崎じゃない。」
何と、岡崎の吉村医院のすぐ近くに本社と記念館があるのでした。
これはとても良い流れということで、今日、吉村医院の診察後に伺いました。

現地に着いたのはお昼時。ぷーんと油の香りがしますが、全然臭くない。
記念館に入ると、会社の商品が並んでいましたが、ほとんどが食用油。
この会社、主に業務用の食用油のメーカーなのでした。
受付の女性に「自宅の床材に使える自然素材の塗料を探しているのですが。」
と尋ねると、お昼時なのにすぐに担当部署につないでくれ、
社員の方がサンプルを持ってやってきてくれました。

その後、応接間に通され、上司の方もこられていろいろ相談に乗ってくれます。
「スギのような柔らかい木の場合、『純正荏油』『匠の塗油』ではほとんど
透明です。一方、『久米蔵色』だと色がかなり濃く出ます。
これがナラのような堅い木だと、『純正荏油』『匠の塗油』でも少し着色し、
『久米蔵色』でもそれほど色濃くならないですね。」
「うちはスギなんですが、中間色というのは出ないんでしょうか?」
「だったら『純正荏油』と『久米蔵色』を混ぜて、気に入った色にしてから
塗ればいいですよ。『純正荏油』と『匠の塗油』の違いは乾燥速度だけで、
『純正荏油』の方が割安です。
とっても丁寧に教えて下さいました。

お茶もいただいてしばし談笑。
「加子母ですか。あそこに建った木造の小学校の塗料は『匠の塗油』
を使っているんですよ。」
この小学校、私たちが初めて加子母に来たときに案内されたところで、
木造の校舎がとても心地よいのです。
そうか、そこの仕事をしたところか。一段と印象が良くなります。
結局、二種合わせて1.5リットルいただきました。
たったこれだけの商売のために、とても丁寧に応対して下さった社員の方に感謝。
「うちは食用メーカーですからね。身体に悪いものは出しませんよ。」
との言葉に満足して帰宅したのでした。
さぁ、今度晴れた日が楽しみだ。
Secret

TrackBackURL
→http://maasan.blog19.fc2.com/tb.php/25-1ba60103