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12/22の、理恵へのサプライズプレゼントについて、aimのサイトにてエピソードを紹介したいとのお話を受けました。お申し出に感謝します。

そこで、この機会にまとめた内容を、こちらでもご紹介させていただきます。
長文ですが、途中、素晴らしいジュエリー画像が登場しますので、よろしかったらご一読ください。

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理恵と私が結婚したのは2004年元旦でした。市役所の管理人室を二人で訪れ、結婚届を提出したのみでした。

当時、バツイチの私は改めて結婚式をする気分ではありませんでしたし、結婚資金もありませんでした。理恵もそのことを理解してくれ、結局、結婚式も披露宴も無しにしました。指輪もありませんでした。したことと言えば、写真屋さんでウェディングドレスを着て記念写真を撮ったくらいです。

当時はそれで理恵も納得していたようですが、その後、友人の結婚式に出た時に、「やっぱり一生に一度のことは、その時にしておくものね」とつぶやいていたのを、私は覚えています。

「いつか、何かの節目で何かをできればいいね」と二人でも話していましたが、そのまま時が流れていました。

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そのような中、今年(2013年)の7月29日、理恵が交通事故に遭い、大怪我をしました。事故状況と理恵の状態を見た時、よくぞ生き延びることができたと言えるような様子でした。本当にあの時に死んでいてもおかしくはなかったのです。

理恵は、相手の車がセンターラインを越えてぶつかってきて「100%自分が悪いです」と認めているにも関わらず、「こういう出来事にあったのは、過去に自分が同じ様なことを周りにしていたからに違いない」ととらえ、事故直後に相手ドライバーが近づいてきた時に、まっさきに「ご免なさい」と伝えたそうです。自分自身は車に閉じ込められ、両太ももと両足首が骨折して肺も内蔵も少し損傷し、血がダラダラと流れ続けているにも関わらず・・・

また、これは理恵も私もそうでしたが、事故以来、相手のことを恨んだり、怒ることはありませんでした。生きていること、生かされていることにただ感謝していました。またそのことに気づかせていただいたことに、今でも感謝しています。

事故直後、理恵がこの先どの程度回復するのか見えない中、私はもちろん全快を祈ると同時に、「仮にどのような状態になっても、それを受け入れる」と決心しました。

その後、理恵の手術は成功し、リハビリも順調で、着実に回復していきました。これまでに大勢の方々に支えていただきました。この場を借りまして深くお礼申し上げます。

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そして事故2日後あたりだったかと思います。「この先の暮らしについて、やきもきして過ごすのではなく、もっと前向きに生きていけないものか?」と思案するうちに、「そういえば来年の元旦は結婚10周年記念日だった!」と気づきました。

もし今回の事故で理恵が死んでおれば、その日を共に祝うことなく迎えることになっていました。それが無事迎えることができそうです。そこでその日に何かをすると決めて、しかもそれを理恵にはサプライズとして企画することで、ワクワクしながら過ごせるのではないか、と思いついたのです。

そして、その思いを、私たちを見守って下さる方ともシェアできないかと考え、まずは理恵の妹のめぐちゃんと、数名の友人に声を掛け、結婚10周年にちなんで「10 プロジェクト(略称 10プロ、テンプロ)」なるものを立ち上げました。

願ったことは、理恵とサプライズで祝おうということはもちろんのこと、そういうことを私たちに関わりのある人びとと共に考えることで、誰もがワクワクして生きるきっかけを得てもらいたいということでした。

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こうして始まった、理恵だけには内緒のプロジェクト。次第に仲間が増えていき、あっという間に250名ほどになりました。当初は2014年の元旦にサプライズで結婚式をしようという流れで話し合っていました。そんな中、メンバーの一人である、ひとちゃんが言いました。彼女は「つながる命 福島」の代表で、気心の知れた仲です。

「やっぱり指輪がある方がいいんじゃないの?」
私「そうだね。でもこれまでに私が理恵にプレゼントをして、本当に喜んでもらったことがないからなぁ。贈った指輪がしまわれてしまったら、それも残念だし・・・」

ひとちゃん「ならば、どんなものだったら理恵ちゃんは喜ぶの?」
私「・・・そうだな。例えばaimの指輪だったら、きっと喜ぶと思うよ」
ひとちゃん「だったらそれにしようよ!」
私「ちょっと待ってよ! いったいいくらかかると思ってるの!?」
ひとちゃん「でも、それが理恵ちゃんが一番喜ぶものなんでしょ? だったら迷うことないじゃない!」
私「・・・確かにそうだね。・・・よし分かった! aimの指輪にしよう! そしてaiちゃんに創ってもらおう!」

このように、友に背中を押されるようにして決心したのでした。最初は「エエ〜ッ! そんなお金、どこにあるの?」と思いましたが、よくよく考えると、理恵の事故のことで、大勢の方々からお見舞金をいただいていたのでした。ならばそのお金も加えて購入しよう。そうすることで、皆さんの想いが形になるともいえると、とらえ直しました。

そこで早速aiちゃんに相談しました。aiちゃんは快諾してくれ、石から探し始めてくださるとのことでした。一度腹が決まると、内容も予算も彼女に委ねることにしました。

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こうして始まったサプライズ企画の目玉となるaimの指輪でしたが、難題が一つありました。それは、理恵の指輪のサイズをどのようにして知るか?でした。

「まぁさんがさりげなく指に触れて測ったら?」
「紐をかけてしるしをつけると正確だというよ」
周りは簡単に言いますが、バレずにうまくできるとはとても思えませんでした。

友人を通して、理恵が病室で親しくしている看護婦さんにお願いしましたが、「指に触れる機会が無いから無理!」との返答でした。

そこで、「リハビリのトレーナーさんだったら体に触れる機会が多いだろう」と気づき、同じく友を通してお願いしました。やがて、「うまくいきました〜」との報告を受けました。

これは後になって理恵から聞いたのですが、「そういえば、リハビリの最中に、『今日は何だか体がむくんでいるようだから、いろいろ測ってみましょう』と言われて、最初は足から何カ所かずらして測るうちに、指に輪っかをはめていたことがあったわね。後にも先にも、そういうことはなかったけれど」とのことでした。トレーナーさんの涙ぐましい努力に感謝です!

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理恵に秘密のプロジェクト「10プロ」は、その後の話し合いで、「結婚式や披露宴などのイベントは、もう少し人が集いやすい春頃に開こう。結婚記念日の元旦には、サプライズで指輪をプレゼントするだけにしよう」という流れになりました。

ところがその後、aimより、12月22日に葉山のサロンにて販売イベントがあるとの告知がありました。すると理恵から私に、とても遠慮がちに次のような申し出がありました。
「12月22日、葉山に行ってもいいかなぁ。せめてaimのジュエリーに囲まれてみたいの・・・」
「いいよ。ならば一緒に行こう」と答えたものの、内心「さて、どうしたものか」と思案していました。

彼女は「欲しい」とは口にはしませんでしたが、本当は欲しがっているのは明らかでした。彼女が欲しいものを購入すること自体は構わないのですが、私はサプライズで元旦に渡すジュエリーを、既にaiちゃんにプロデュースを依頼済みです。もし22日に、理恵が気に入るジュエリーが見つかったら・・・」

そこでaiちゃんに相談したところ、依頼したジュエリーは22日に間に合うとの返答をいただきました。これらのやりとりは、妹のめぐちゃんにお願いしていました。ありがとう!

以上のような流れから、次のような展開となってきました。
12月22日 葉山のサロンにて、理恵には最初は他の人と同様、いろいろジュエリーを楽しんでもらう。そしてやおらaiちゃんから「実はこういうのがあってね」と、依頼したジュエリーを出してもらう。その中には私からのメッセージが入っていて、そこで初めて私からのプレゼントだと気づく・・・

この演出を考えてくれたのはaiちゃんです。ありがとうございます。
こうして、私たちにとっての「Xデー」は、2013年12月22日となりました。この日は冬至で、事の始まりには丁度良いタイミングでした。

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ところで、22日を迎える前に、私はある課題に向き合っていました。

ジュエリーに添えるメッセージを書こうとした時のことです。既に結婚10年を経て改めて彼女に気持ちを伝えようとした時に、「私は本当に彼女を愛しているのだろうか?」と自問し始めたのです。

おりしも、理恵の方からも幾つかの問いかけがありました。それは、これまでの私たちの関係や、私たちの暮らしを問うような事柄でした。

私たちは【もりのいえ】と呼ぶ、小さなコミュニティを運営しています。彼女からの問いかけや、私自身の気持ちの整理も含めて、夫婦関係や暮らしぶりについて、これまでにしてきた内容を改めて見直すような話し合いを深いところで行なうこととなりました。

これらの話し合いを経て、ようやくお互いに本音で語れるようになれたと感じています。私は「善き夫」「善きお父さん」「善き人」を演じることなく、素直に理恵と会話できるようになれたと実感しました。これも今回の理恵の事故のおかげと感謝しています。そしてようやく本当に素直に、彼女への気持ちをメッセージカードに記すことができ、aiちゃんにお送りしたのでした。

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さて22日が近づくにつれ、理恵の言動が変わってきました。いつもの通り、とても遠慮がちに、私の顔色をうかがいながら切り出します。
「あのね・・・22日に、もし、もし、私が気に入るジュエリーが見つかったら、買ってもいいかな?」
「いいよ」
「ありがとう!・・・でも、それがダイヤでもいいかな?・・・」
「いいよ。理恵が本当に気に入ったものならば、買ってもいいよ」

当日も車の中で何度か訊ねてきます。
「・・・予算を聞かれると思うのだけれど、幾らまで言ってもいいかな?・・・」
その姿がいじらしいなと感じつつ、「よく分からないから、もし気に入るものが見つかったら、それから考えようか」と、私ははぐらかしていました。

そしていよいよ、その時がやってきました。
事情を知っている仲間も同席しています。シマちゃんも一緒に、時折目配せしながら、その瞬間を待ちました。

aiちゃんはうまく演出してくれました。私は「aiちゃんはどこまで引っ張るかな?」と楽しみつつ、決定的瞬間を映像におさめられたらとも考えていたのですが、ちょうどそのタイミングにaiちゃんのわんちゃんが2匹とも私の膝の上に乗ってきてうたたねを始めたので、事の流れに任せました。

理恵は良さそうなジュエリーが手の平に乗ると、チラチラと私の方を見ていましたが、私は何食わぬ顔をしておりました。やがてaiちゃんが綺麗にラッピングされた小箱を理恵の前に出しました。何が起きたのか分からず、私からのメッセージにも気づかず、ジュエリーを取り出す理恵。そしてジュエリーを手にした時の理恵・・・

またそれを見守って下さった皆さんのご様子も、とても嬉しかったです。ありがとうございます。ちょうど陽が沈むタイミングで夕陽が素晴らしく、思い出のシーンとなりました。

サプライズ指輪-3
(画像は株式会社エンジョイさんから提供いただきました。ありがとうございます。以下同様です)

aiちゃんは、それはそれは素晴らしいジュエリーを揃えてくれていました。ダイヤの指輪とペンダント。どちらも素晴らしい輝きを放っています。ありがとうございます。

サプライズ指輪-1

当初、ぽかんとしていた理恵でしたが、時が経つにつれてはしゃぎだし、二人になってからは相当ハイテンションになっていました。私も、私からのプレゼントで彼女が心から喜んでいる姿を見て、とても満たされました。

夕食時にはこれまでのいきさつを話し、これからの暮らしについても語り合いました。これまでの生き方にとらわれず、自分たちがやりたいことを、等身大で、丁寧に生きていこうと約束しました。

ジュエリーをお願いする過程で、aiちゃんからは次のようなメッセージをいただいていました。
「今回は強い方がいい!新しいステージだし!ということで選び、カットが素晴らしく真っ白でエネルギーが非常に強いものにしました」
まさにそのような存在を選んでいただき、心より感謝しています。

サプライズ指輪-2


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感動のサプライズの旅から帰宅し、日々の暮らしに戻っていますが、あの日をきっかけに新たな一歩が始まった感があります。そして何よりも、理恵と心を通じ合わせながら時を過ごせていることがありがたいです。今回、aimのジュエリーをお願いして本当に良かった。aiちゃん、シマちゃん、そして関わって下さった全ての皆さん、本当にありがとうございました。私たちは自然体で、素直に、そして強く生きていきます。